日本のゆくえ

日本の経済と、日本人の精神はどこへ行くのか? 新自由主義社会に反乱を起こし、生き残るためのブログ

サンデープロジェクトを観て

2008-04-27 12:11:26 | Weblog
先ほど、放送のあったサンデープロジェクトで、以下の6党幹事長が意見を闘わせていました。

伊吹 文明 (自民党幹事長)
北側 一雄 (公明党幹事長)
鳩山 由紀夫(民主党幹事長)
市田 忠義 (共産党書記局長)
重野 安正 (社民党幹事長)
亀井 久興 (国民新党幹事長)


先日の朝まで生テレビで、田原総一朗が、「どうせ大したアイディアが出ない」といっていた6党幹事長対談ですが、国民新党だけは違います。

やはり亀井久興さんは素晴らしい。亀井静香さんが、何としても亀井久興は残さなければならないと、自分の得票力から国民新党の比例代表選出で残した政治家だけのことはあります。

減税の財政出動などタブーになっていることを、人当たりの良い表情で、サラッと言ってのけるところが素晴らしい(笑)

幹事長連中が、あれだけ頭数を揃えても、需要と供給の区別すらつかないのですから、お年寄りに知恵が無くなった時代なのだなと脱力気分です。

国内需要不足の時代に、反対側の供給能力に力を入れるから、景気が良くならないのです。需要サイドの政策なんて簡単な話で、減税と、公共投資しかないのですから。それを日本はずっと、タブーにしてきました。

ブッシュ政権が16兆円ものヘリコプターマネーを行う時代に、増税などもっての他です。日本は赤字国債など恐れずに、思い切った財政出動をすれば、景気浮遊による自然増収で5兆円も10兆円も税収が増えるのです。そのことは、輸出企業だけの景気回復に成功した小泉内閣で、42兆円の税収が47兆円に膨らんだので、実証済みでしょうに。

伊吹文明は亀井派の裏切り者ですが、いかにも時代劇に出てくる悪代官ヅラで、自民党のイメージダウンに一役買っているので大好きです。ソーカ北側も、冬柴不況のダメージを受けたせいか、生まれつきなのか分かりませんが、昔の劇画に出てくるブ男ヅラで良い味出しています。

田原が「競争力を付けなきゃ…」と言いそうになったところに、共産党の市田氏が「日本の競争力は、ダントツです」と言い返したのに、田原がきょとんとしていたのには笑いました。

マイカルシネマが日本で業績不況になり、カルフールが撤退するほどの競争性に晒されている国内企業に、競争力が無いわけがないじゃないですか。

その証拠に、国外では日本商品は引っ張りだこです。

問題なのは需要ですよ、需要。可処分所得が減少し続けている需要サイドに物を買う力を与えることですわな。