日本のゆくえ

日本の経済と、日本人の精神はどこへ行くのか? 新自由主義社会に反乱を起こし、生き残るためのブログ

日本は、貿易のしすぎ!

2010-10-29 15:44:16 | Weblog
■TPP参加、亀井・福島氏「賛成せず」 閣議決定難航も
http://www.nikkei.com/news/headline/related-article/g=96958A9C93819481E0EAE2E0858DE0EAE3E2E0E2E3E28297EAE2E2E2;bm=96958A9C93819481E0EAE2E1918DE0EAE3E2E0E2E3E28297EAE2E2E2

TPPは例外なしに100%貿易自由化を進める協定なのですが、ただでさえ円高でしょうがない日本が、貿易障壁無しにやろうというのはキチガイ沙汰だとしか言いようがありません。

現状でさえ、輸入品だらけで食品から雑貨まで物があふれている状態でしょうに。

それでも日本の貿易収支が黒字なのは、電化製品や、自動車業界の販売価格が何桁も違うからです。

円高に打つ術がないと勘違いしている次の手段なのかも知れませんが、一部の産業の保護のために他の産業を犠牲にするというのは本末転倒です。

かつては牛肉オレンジ自由化以降に、多くの農家が犠牲になりましたが、トヨタやホンダの輸出を守るために、その他全産業を犠牲にしてもいいというのが、民主党のやり方なのでしょうか。

このように国民新党が連携していなければ危なっかしくてしょうがない状態ですが、もっと財政出動を断行して、内需を守るという発想がどうしてこの党から上がってこないのか不思議でなりません。

失業率が0.1ポイント上がったとかいうニュースがありますが、就職活動に疲れて就職を諦めた人が多くなっただけでしょう。

国っていうのは何でもできるのに、一年以上たって、なんですかこの株価は(笑)

昨日は病院へ

2010-10-29 10:42:52 | Weblog
昨日は仕事が終わる直前に、入居者の一人が危篤だというので、施設長の依頼もあり病院にかけつけました。

ベッドを囲んで親族の方と賛美歌、牧師さんがかけつけて聖書の朗読。

多くの日本人と同様に僕個人は信心のない人間ですけれど、死ぬときは一人で行くと決め込んでいる我々にとって、こういう慣習はいいことなのかも知れないと思いました。

先月まで、2時間かけて食事を食べさせたり、排泄や入浴をさせていた人の最後に向き合って、ようやく自分のやっている仕事が何をしていたのかが見えてきたわけです。

病院の帰りに、
「毎日、いろんなことがありますね」と同行した副主任に訊ねると、

「人と関わる仕事だから」

という返事。

介護職って人間くさい仕事だなあと思いながら、自宅へ帰りました。

職場の人が究極のサービス業という以上に、僕にとっては初めてのサービス業ですけれど、お客さんが長くないうちに死ぬというのが介護業の特徴だなあと思います。

ある時は家族のような話し相手、ある時は料理人、ある時は体を洗う三助、ある時は排泄介助人、ある時は掃除夫、ある時は生死の境をさ迷う人間の付添い人、ある時はPCの修理人、ある時は事務員、ある時は水道や施設の修理人、ある時はイベントクリエイター兼司会者、ある時は懐メロを歌う歌手、ある時は似顔絵描きの絵師、ある時はホームページ作成者、ある時は運転手ってのが自分が今やっている仕事です。

これら全てをプロレベルまで持っていきたいというのが今の理想かなあ。

時給900円ですけれど(笑)

今日は、味覚祭

2010-10-27 22:45:02 | Weblog
今日は休みだったのですが、職場の味覚祭なのでボランティアに出ていました。

味覚祭は、近所の人との交流が目的で、テントを用意したり、利用者の世話をしたり。

食事は、サツマイモご飯、きのこ汁、ポテトサラダ。

100人分の準備が大変でしたけれど、とっても美味しかったなあ。

介護の世界で地域密着型サービスというのは、日本の各所で失われたコミュニティの代わりになるものなのですが、全国の介護職の人たちが、これを大変な努力で支えているわけです。

副主任に自分の今後の希望を聞かれたけれど、給料の高い仕事に就きたい気持ちはあっても、この安心感はちょっと捨てがたいなあ。

今晩のクローズアップ現代を見ていると、オレオレ詐欺をはたらいていた連中が、今度は、認知症患者を狙って大規模な詐欺を働いているとの報道でした。

認知症の人が簡単に騙されてしまうのは当たり前のことですが、まあよくもそんな弱者に対して良心の呵責を持たずに、何かしらの犯罪が行えるものだと思います。

長年の不況放置国家なので、日本全国が畜生だらけですが、もっと早く行政が動いて青年後見人に資産を任せていくしかないですね。

この日本は先進国といっても、モラルが高くて安月給の中小企業従業員や、福祉関係者が辛うじて底辺を支えている、やせ我慢の社会でしかないような気がします。

しかし、介護の世界以上にモラルの高さを感じられて、金銭的な魅力を持てる仕事があるというのなら、転職しようって気にもなるのですけれどもね。

そういうのは、なかなかないなあ。

お前は、ふるいにかけられたんだ!

2010-10-22 14:48:13 | Weblog
「お前は、会社にふるいにかけられたんだ!」

というのは先日放送されたドラマ「フリーター家を買う」という番組で、会社を辞めてしまった主人公が父親にしかられたときの台詞。

具体的なふるいというのは、今にも会社を辞めたくなるような待遇であるとか、職場の理不尽さの一つ一つなのですが、これを自力で理解して頑張るのは困難なので、若者は社会に適応することのできる素直な性格である必要があります。

しかし、親の言うことをきかない若者には難しい課題でしょう。

ふるい落とされた人間が一発逆転を狙うには、ラーメン屋を開業して万が一の成功をおさめるくらいしか方法がないのですが、楽して稼げる職業は世の中に一つもありません。

「能力の無い人間ほど、自分が正等に評価されていないと言う」とか、「親が悪いとか、社会が悪いとか簡単に言う」とか、ドラマの中の父親の小言が耳につきますが、当たり前のことを言われると耳が痛いでしょう。

竹中平蔵は、失業した人間を失業者ではなくミスマッチと表現していましたが、気の遠くなるような回数の就職活動を繰り返して、就職させてくれない現状では、運良く就職した会社でも自分の意にそぐわないのが殆どで、ミスマッチもへったくれもないでしょう。

僕の就職した頃はバブルの頃だったのですが、企業はふるいにかけるどころか、就職した人には新車一台プレゼントとか、入社式はディスコでパーティーとか、青田買いと言われながらも大きな網をはっていたものでした。

近頃は企業に面接に行くと、前の会社はどうしてやめたのかとか、資格はこれしか持っていないのかとか、理由をしつこく聞かれますが、20年も前の方が、転職者への許容度は、今より遥かに高かったでしょう。

うまく就職できた人でも、ふるいから落ちないためには、必死になって金網にしがみつくか、ふるいから落ちないブクブク太った体系が必要になります。

結局、頑張っている人ほど、鬱病で心が壊れてしまったり、体を痛めてしまったりするのですけれど。

世の中で一番大切なのは、景気をよくすることですね。

僕の妹は世の中で一番大切なのは恋をすることだと僕に説教したものですが、恋愛など極めて利己的な衝動なので、博愛としての政治経済の方がはるかに重要度が上です。

社会が悪いのですから、自力で頑張れといっているのは、どこか間違っているんですよね。

水清ければ魚棲まず

2010-10-19 10:11:21 | Weblog
「水清ければ魚棲まず」という言葉があります。

タバコの値段を30%も上げてしまうとか、飲酒運転の罰則を最高100万円まで上げてしまうとか、エロを扱った漫画・アニメ・ゲーム表現規正法だとか、世の中を綺麗な方向へ、綺麗な方向へと導いていくと、いずれ全国民が死んでしまうものと思われます。

そもそも、禁煙運動などというものを始めてやった政治家がヒトラーであり、異常な潔癖主義者であるということを考えると、そのような政治はあまり好いものではなさそうです。

小泉首相も、反官姿勢で、反派閥、バレンタインデーのチョコレートすら付き返すというイメージが売りでした。

彼の5年あまりにおよぶ長期政権で、日本はとても窮屈なギスギスした社会に変っていったものと思われます。

本当に、それで良かったのでしょうか?

また、相撲界が大バッシングを受けていますが、大相撲にヤクザのタニマチが絡んでいることくらい昔から知っていたことでしょうし、あれはスポーツではなく、興行だととらえればそんな大変な報道にもならなかったものと思われます。

そんなにクリーンな社会にしたいのなら、今後は、祭りのテキ屋で物を買うなといいたくなります。

クリーンで小さな政府というのは、たいがい飯が食えなくなる人が大量に発生して、生活に行き詰った人たちによって犯罪が量産化されて、反対に、ナチスや今の日本のように警察を強化しなければならない社会になるでしょう。

皆さんも小泉政権の時に、公明党案を飲み込んで、警察の増員と予算拡大を行ったことを覚えているでしょう。

警察が強化されていけば、三権分立の枠を超えて、検察が気に入らない大物政治家を逮捕するなど、勢力を拡大してくるのも当たり前といえば当たり前です。

僕なら、企業をどんどん潰して、何万人もの自殺者を出した小泉首相や竹中平蔵、民主党の何倍もの政治献金を受けてきた自民党の政治家を逮捕して欲しいと思うのですが、検察の捜査に対する動機は偏向されているようです。

民主党は医療や介護などで景気対策すると言っていますが、医療・介護業と政治家には何の癒着もないと思っているのでしょうか(笑)

もう一つ、「水清ければ大魚なし」という言葉もあります。

日本の場合、毎年50兆円くらいの財政出動を行わないとデフレ脱却できないのですが、そんな大きなお金を扱える政治家は、亀井さん、小沢さんなど、ほんの一握りの大物政治家しかいないと思われます。

しかし、彼らが今おかれている状態は、政治的には瀕死状態でしょう。

大企業でも、失敗しない人しか出世できなくなっていますから、日本全体にバイタリティーがなくなっているでしょう。

世の中がクリーンになったので、尾崎豊のように汚い大人に向かって反抗的な歌詞を書こうという若いミュージシャンもいなくなりました。

公共事業は土建業者と政治家が癒着するからダメ、世襲制は馬鹿息子に政治を任せてしまうのでダメ、公務員はお金に綺麗ではくてはダメなんて、クリーンな世の中を求める人は、人間のクリーンな一面しか見ていないもののように思えてしまいます。

人間には美しい面もありますが、シッコもするし、ウンコもするのが人間というものです。

人が嫌がる介護職なので、よくわかります(笑)

入居者が死ぬということ。

2010-10-16 22:31:12 | Weblog
昨夜の夜勤に一人の入居者が亡くなったのですが、プロテスタント系の施設のためか、何とも神聖な夜を過ごしたのでした。

90歳という年齢で、最後は老衰に近い死に様だったのですが、医師と連携しながらのターミナルケアというものを始めて目の当たりにしました。

生死の境をさまよう人間の、その最後の死に至る瞬間まで、職員が声をかけ続けるわけです。

病院で死なないというのは、それなりの尊厳というものが担保されるものだと思いましたが、自分らはその人のケアをしていて、果たしてベストを尽くすことができたのだろうか。

悲しみにあけくれている暇は、ごくわずかしかなく、そして目の前には我々の力を必要としている他の入居者がいて、そちらに向き合わなければなりません。

駆けつけた遺族のすすり泣く声が聞こえましたが、職員は死に対して冷静です。

今まで何人もの身内の葬儀を経験したのもあって、いつも思うのですが、親不孝な人間ほど、疎遠にしている人間ほど涙を容易に流すのだなあ、ずるいなあと思ってしまいます。

一方、天寿をまっとうした人間は、幸せだなあと思います。

90年といえども、人生はとても短いです。

嫁ももわらわず、子供もいない、自分のような独身の最後を見看取ってくれる人間は、いったい誰なのか。

職場の休日になると、多くの子供や孫たちが遊びにくる、おばあさんの家族というのはやっぱり素晴らしいです。

若い頃は、その不遜さゆえに野垂れ死にしてもいいと思っていましたが、NHKスペシャルで話題になった、無縁仏の「無縁社会」なんて史上最低の社会でしか無いのですよ。

それより誰か、僕の家族になって欲しいです(笑)

デフレと、インフレ。

2010-10-15 15:51:36 | Weblog
先日、池上彰氏がテレビの番組で、民主党のインフレターゲットの説明をしていました。

番組では、
「来年も、物の値段が下がると思ったら、慌てて買う必要がないと人は思うでしょう」

そして、
「逆に、物の値段が上がると思ったら、今のうちに買おうという人は多いでしょう」

この説明は分かりやすくて、政策としても全く正しいと思います。

彼の著書「伝える力」がベストセラーの1位になっているのも、うなずける話です。

しかし、ゼロ金利政策発表後も、なぜだか日本は円高が続いています。

それは、先進国がこぞって行っている通貨安競争のせいなのですが、むしろ、政府の対応はそれに出遅れている感が強いです。

出遅れているからこそ、世界的な超金融緩和政策の最中においても、お金の価値が下がるどころか上がっている日本円を、世界の金持ちたちが買って、自分の資産を守ろうとしているわけです。

まあ、先日書いたように、いくら銀行にお金を積んだとしても、公共事業をやらないとお金が回らないですね。

貧乏人にもお金を回さないと、本当の円安政策にならないということです。

小泉内閣時代には、今とは比較にならないくらいの量的緩和が行われたのですが、貧乏人にも住宅が持てるようにお金を「貸して」景気をよくしましょうという政策では、後々の借金が返せなくなってローン破綻してしまう人がたくさん出てきてしまいました。

お金を「貸して」景気よくするのが金融緩和政策で、公共事業や、子供手当てや、農業所得保障のように、お金を「あげて」景気よくしようとするのが財政政策です。

今必要なのは、大きな歯車にギアをつなげてお金を大回転させる財政政策です。

ただ一点、財源を金持ちたちから分捕るという発想が、どこからも出てこないのですが、インフレになれば金持ちたちもお金を使わざるを得なくなるでしょう。

貧乏人に、都内の一等地を買われてしまったのでは、彼らにとってたまったものではないですから、ようやく(金持ちしか持っていない)1400兆円の個人金融資産が動くことになるはずです。

インフレターゲットは1%から4%のマイルドインフレーションなら、問題ないでしょう。

デマンドプルインフレなら、1%のインフレで、5%売り上げが増すと考えると、それ以上に給与も上がるということなのですから。

今までは、デフレがダメで、インフレもダメだなんて、どこに行きたいのだかよくわかりませんでしたが、それくらい、早くやれって。

ところで、昨日の円高をみて値下がりした金融株を買ってしまったので、早く対策打ってください(笑)

健康診断で、怒られた。

2010-10-13 09:52:35 | Weblog
昨日は、職場の健康診断だったのですが、血圧が150-100くらいと高かったので、初老の医者が担当する診察の時に怒られてしまいました。

「血圧の下が100っていうのは穏やかじゃない!」
「はあ」
「甘いものとか、脂っこいもの好き?」
「はい」
「インスタントラーメンとかよく食べる?」
「はい」
「どうして!?」
「どうしてと言われても」
「塩分高いのは絶対にやめなさい。今日の昼から、食生活改善しなさい!」
「ひえ~~っ!!」

てな感じの会話でした。

まあ、言っていることも分かるので、少しは食事改善しないとなあと思い、野菜を色々買ってきました。

塩分を使わないで味付けするとなると、ワサビとか唐辛子とか、生姜とか酢とか、レモンとか、そんな感じ。

難しいなあ。

しかし、これだけ野菜が高いと、健康食ってのも金持ちの道楽としか思えんぞ。

第13の使徒、マルクスの襲来!

2010-10-09 05:22:14 | Weblog
先週は、NHK教育で放送された「一週間 de 資本論」を面白く観ていたのですが、キャスターに堀尾正明さん、マルクスおたくの的場昭弘教授、日替わりのゲストに森永卓郎さん、湯浅誠さん、浜矩子さん、田中直毅さんが出ていて面白かったなあ。

サブプライムローン破綻から、リーマンショックにいたる金融経済が崩壊した現在、今の時代ほど、マルクス経済学の正しさが証明されている時代はないといわれていたりもするそうですが、ケインズ経済学の正しさの評価はまだこれからのようですし、新古典派の批判もできていませんし、日本の経済学への論評は、パッとしませんね。

マルクスのいうように労働者が自分の身辺に起こっている危機と本気になって戦おうとしない限り、世の中は変らないというのは共感が持てます。

もっとも僕個人は、国民新党支持者で、ケインズ的な政策を支持する者なのですけれどもね。

それにしても、商品の交換価格は、労働力の評価で決められるという当たり前のことが通る世の中にしてもらいたいものです(笑)

世界で類を見ない、過労死とか、サービス残業などという資本の支配下におかれやすい日本人は、マルクス時代の過去に戻って勉強し直しなさいといったところでしょうか。

産業革命初期のイギリスではあるまいし、何ですかこの労働者たちの無様さは。

資本家が嫌がっている労働基本法は、マルクス経済学が重要視されていた時代の古い法律なのでしょうが、現在、派遣村でボランティアをしている人たちはこの遺産を頼りに失業者の救済しているわけですし、この法律のおかげで過労死させられた家族は、裁判でどうにか勝つこともできているわけでしょう。

一番問題なのは、日本の労働組合が長い年月の最中に、雇用関係を協調させられて形骸化させられてしまったことなのですが、組合員がたまに集まって飲み食いするだけの労働組合なんてすっきり削減して、資本家との闘争をしていかないと問題解決なんて何もできないでしょう。

僕が労働組合の支部長をやっていた時は、けっこう一所懸命やっていたのですが、年間7万円も、8万円も組合費を払わされて、資本家と戦わないのであれば労働組合なんていりません。

もう一つ、民主党を支持している全国の組合組織だって、立派な民意なのですけれどもね。

どうして大企業の社内保留金が200兆円にも膨らんでいるのに、民主党の法人税減税を咎めないのか、その意味が分かりません。200兆円のお金が銀行口座に停滞しているのですから、それこそが不景気の原因でしょうに。

国の仕事なんんて富の再分配だけなのですが、金持ちから税金を取らないと、その仕事もできないでしょう。

ケチな経営者でも、どうせ国に税金で取られるなら、利益を従業員給与にシフトしようと考えるかも知れないのに。

「法人税40%は高い」と、いいながら実は研究開発費など控除が大きすぎて、ソニーで12% 住友化学で16%しか法人税を払っていないのですよ(笑)

再分配と同時に、一次分配としての所得配分率が大きくならないと、可処分所得も増えませんし、景気など良くなるはずがないのです。

しかしなあ。

今の職場は労働組合がないのですが、時給900円のパート時給しかもらっていない今の職場の人たちをみると、休憩時間もとらないで必死に走りまくっているのは、本当に気の毒にしか思えませんよ。

安い給料で、身体を痛めて。病院に行く人の多いこと。

パートの仕事なんて楽なもんだと思っていたら、人件費削減で半年の間に重労働に変っちゃった。

涙、涙です。

介護で景気対策できるか?

2010-10-08 10:29:47 | Weblog
民主党は、ゼロ金利政策、金融緩和、量的緩和をたてつづけに行っていますが、自動車にたとえて簡単に説明すると。

アクセルをフルスロットルで踏み込んで、ガソリンをどんどん送り続けるのがゼロ金利政策。

ガソリンタンクにガソリンを満タンにしておくのが金融緩和。

ガソリンタンクを満タンどころか、増設して何個もつけてしまうのが量的緩和。

といったところでしょうか。

でもねえ。

ギアをローギアに入れたまま、フルスロットルにしても車は前にすすまないのですよ(笑)

民間に大きなお金を動かす需要がつくれないのですから、国が公で巨額の需要を作らないと。

つまり、6速、7速のギアチェンジをしないといけないわけです。

菅首相がいうように、介護で雇用対策やら景気対策をするというのは、低賃金の労働者を増やすということで、ローギアどころかバックギアに入れて運転してしまうのと全く同じことなのです。

それどころか、介護施設のトップだけがBMWやベンツに乗っている話を聞くと、格差社会に逆戻りのような気もしないでないです。

建設会社が嫌われて久しいですが、そこで働くひとたちのたいがいは素朴な労働者の方々だと思いますよ。