日本のゆくえ

日本の経済と、日本人の精神はどこへ行くのか? 新自由主義社会に反乱を起こし、生き残るためのブログ

2月26日(木)のつぶやき

2015-02-27 03:34:47 | Weblog

厚労部会。残業代ゼロを議論。高度プロフェッショナルで残業代ゼロ制度の対象になれば、年間5日間さえ有給休暇をとらせれば、毎日16時間勤務、360日連続勤務も合法になる。との厚労省からの説明「そんな働き方をしたら死ぬ」と一同、唖然。#fb pic.twitter.com/dqbKV6Henr

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TPPを推進する日本企業について。

2015-02-23 07:42:55 | Weblog
TPPを推進している中心的な企業がトヨタ自動車ですが、日本の輸入関税はずっとゼロで、アメリカに対しては2.5%の関税しかかかっていません。これは、為替差益の誤差程度の問題で、関税障壁が主要な問題ではありません。実際にトヨタ自動車は販売台数が振るわないのに、円安効果で史上最高益を計上しています。

トヨタの営業は、国内で自動車離れはどうして起きるのかと、知恵を絞りながら作案しているようですが、それはトヨタの奥田元会長の時代に非正規労働者を爆発的に増やしてから、労働者が自動車を購入することのできる賃金ではなくなったことが主な要因なのです。そして更に、経団連が提案していた消費税増税が2014年4月に開始されたのが決定打になりました。トヨタは自分で、自分の首を締め続けていたのです。

それなのに、貿易がまだ不完全で自由化されていないからだとか、軽自動車税が優遇されているからだとか、筋の悪い悪循環な方向に世の中を突き進ませてきたのです。

2月21日(土)のつぶやき

2015-02-22 03:57:20 | Weblog

外資系企業が日本に来ても、日本の賃金体系や有給休暇に合わせるし、そんなに仕事が楽にもならない。逆に、トヨタがスウェーデンに行くと、現地法人は6時間労働になり、その国の労働法に合わせるようになる。国がどういう指針を持つかは、その国の民にとって、とても重要なのだ。



就職について。

2015-02-20 06:05:40 | Weblog
就職の悩みは、就職すれば解決します。当たり前ですけど。

就職するまでのプロセスが辛すぎるので、それに悩む人が絶えないのですが、困窮してくるにつれ理性的に分析できなくなってしまいます。

私が以前勤めていた工場が閉鎖になった時に、一人の社員に2社の就職斡旋会社を付けてくれたのですが、その一つがあの有名なパソナでした。

雇用不安を食い物にしているとか、色々言われているパソナですが、私達失業したばかりの顧客にとっては、とても心強い存在でした。

まず、企業は最初から落とすつもりで、求人広告を出しているのではなく、ネット求人サイトの使用料は、最低20万円の費用がかかり、大手では毎月300万円も求人広告を支払っている。採用する側も、コストをかけて真剣に求人をしているということ。

就職できない理由として、年齢を理由にする人がいるが、年齢で落とされる理由は、7番目か、8番目くらいの理由であること。一方、50歳以上で早期に仕事が決まった人のうまく行った理由は、1カ月の間に10社以上の求職に応募したことでした。まずは、職を求めることです。

そして、現在の就職は書類選考で8割以上が落とされるので、履歴書と職務経歴書を一ヶ月かけて仕上げるところから始まるのです。それをアドバイザーが細かくチェックしてくれる。履歴書の写真はプロのカメラ屋で撮影するとか、ネクタイは目立つ赤色がいいとか、どんなに学歴や資格の無い人でも何か必ず取り柄があるのでそれを巧く記載するなど、細かいテクニックも教えてくれました。そうやって、1点ずつ点数を積み重ねていく。

書類選考が通れば、面接の練習。入室前のノックは2回ではなく3回するものだとか。面接で質問される内容はだいたい決まっており、自分がその会社に入社することで何を貢献できるかとかいう自分の主観イメージではなく、相手が求めている求職イメージを把握できてそれを伝えられているかとか、自分の欠点は事細かく言う必要がなく面接官も欠点を言った人間をわざわざ許容してまで採用したリスクは取らないとか、どれだけ自分が就職を求めていて、どれだけ真剣さが伝わるかだとか。

あとは、失業したらなるべく早く就職活動をするのだと。長く働いたのだから、しばらく遊んでから活動をしようなんていうのは、一番してはいけないことだそうです。時間が長引けば、長引くほど気持ちの勢いがなくなり、就職は不利になります。

そして失業した人は、日中家にいないこと。夫が家にいるだけで、奥さんは物凄くストレスになるのだそうです。

就職先の選定は、最初から何十社も応募する気構えと、通勤距離で職場を選ばないこと。正規雇用、非正規雇用の枠に囚われないこと。

パソナは、「正規雇用を皆さんは求めますが、皆さん、正規雇用だったのに今大変な目に遭っているじゃないですか。私は契約社員でずっとやっていますが、正規、非正規に拘ってもしょうがない」という話に、最初に唸らされました。

あとは、見かけの賃金の高さ(見せ金)に、囚われないこと。製造業は安いと思っていたら、サービス業よりも概ね高かったという錯覚など。

より良い待遇を求めようとするのは当たり前に思われていますが、それは諸刃の剣で、自分で就職のハードルを上げてしまっているのです。

さて、就職してしまえば、就職の悩みは一掃されます。就職の悩みの99%は、就職できていない自分の現状なのですから当たり前です。

そしてここが一番肝心なのですが、採用された後の気構えについて、一つだけ教えられたことを覚えています。

「郷に入れば郷に従え」

これだけ。

「今までの職場はこうだったのに」というのは、雇用者がもっとも嫌う考え方です。相対化させるから、中途採用は嫌がられるのですが、新しい職場にはその職場の文化があるのだから、それに適応するようにというのが、パソナのアドバイスでした。(さすが高い金を支払っているだけのウンチクはあるのです)

その言葉を、私はちゃんと守って、いまの職場で早5年になります。

介護職を私が選んだのは、パソナから私の適正に合っているのではという勘のようなアドバイスと、非正規雇用でも将来性がある職種だという客観的な視点でした。

当初は人の嫌う介護職、パート雇用での就職でしたが、働いて4年目に正規雇用になり、関連資格を6つ取得し、工場時代の給与とそんなに変わらない待遇を得られるようになりました。

2月17日(火)のつぶやき

2015-02-18 10:59:33 | Weblog

安倍首相は小泉構造改革を近年の成功例と信じて、更に加速した改革路線に突き進んでいます。私は、亀井静香さんが「小泉さんと、すべて逆の政策をすれば景気が良くなる」と総裁選の時に言っていたのは、未だに有効だと思っています。

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バイオマス発電の欠点

2015-02-18 02:22:35 | Weblog
里山資本主義は本当に素晴らしいと思うのですが、昨日のクローズアップ現代は、バイオマス発電の欠点として、燃料にする間伐材などの原木が供給不足になっているという話になっていました。それで資材調達が1.5倍の価格になっているということ。

理由は全国で一気に、70箇所もバイオマス発電所が出来てしまったという理由です。その為に、製紙工場の原料としての間伐材も供給不足で、輸入に頼らざるを得なくなったとのこと。そして、間伐材を回収するにも、重機などを操作する手法や人材が不足しており、予想外に、コストがかかるようになっていること。

ドイツでも同じ問題が起きたそうで、大規模バイオマス発電の倒産が初期あったと。そのため国が売電価格を改定して、小規模の発電所と、大規模の発電所の買取価格で小規模発電の価格を高くして価格差を付けた。すると小規模発電の数が95%以上になって、持続可能な事業を続けることができるようになったそうです。

これは国が与えるインセンティブの成功例なのですが、行政はそこまで考えなくてはなりません。

日本はどうかといえば、電力会社を気遣って、売電価格を引き下げるなど、意味のない方向性に進んでいます。発送電分離が進まず、充分自由化されていないことと、電力会社が自前で用意したコストの高い原子力と共存させようとしているからです。