日本のゆくえ

日本の経済と、日本人の精神はどこへ行くのか? 新自由主義社会に反乱を起こし、生き残るためのブログ

不況に耐えうる、「金言集」

2008-04-04 10:06:42 | Weblog
先月末、ガソリンタンクのレベルが低くなったのですが、4月1に暫定税率が廃止されるというので、ギリギリまで我慢して1日の日にスタンドに行ったら、「当店の在庫処分の為、4月1日の値下げはまだ行いません。価格改定の期日は未定です。」との張り紙が…(笑)

頭に来たので、リッター148円で満タンにしてしまいましたよ。

さて、ガソリン税暫定税率の問題で、民主党小沢やら、自民党伊吹が交互に朝のみのもんたの番組で説明したりしていますが、みんな嘘っぱちです。

今回の論議を、本格的に景気対策とするなら、「減税した分を赤字国債を発行して補う」と言う政治家いれば本物なのですが、誰もいませんね。

3月31日付けの経済コラムマガジンでは、
http://adpweb.com/eco/

97/10/13(第37号)「市場の心理を考える」では読者の方の質問に答え、30年後、つまり今日で言えば20年後の円レートを80円の円高と予想した。また場合によっては40円も有りうると同時に述べた。この40円の円高の根拠として、1ドル360円の円レートが30年間で120円と3倍の価値に上昇したのだから、次の30年でさらに3倍の40円になる可能性があることを挙げた。


まさに今日の米ドル安・円高の様子を見ていると、80円どころか40円だって決して非現実的とは思われないのである。仮にここ1年くらいで1ドル90円が定着すれば、20年後の40円という超円高へのラインにちょうど乗ることになる。97年の当時は逆に「そのうち1ドルは150円以上の円安に戻る」と主張する市場関係者が多い時代であり、将来40円になるなんてとても口に出せない雰囲気であった。状況が様変わりしたのである。

(引用終わり)

というふうに、1ドル40円のラインも視野においておいた方が良さそうです。まあ、輸出を当てにしてた大企業は経営不振になり、下請けさんみんな潰れますな。

伝家の宝刀、ドル買い為替介入も先進何カ国かで簡単にできないように圧力がかけられているそうですし、まあこれだけ貿易黒字を出しているのですから、もう打つ手立ては財政出動による、内需拡大しかないでしょう。

とかいっても、新興宗教「新古典派教」の財務省はそれだけはやりたくないらしいですから、庶民はこれまで生きてきた人生最大の「心の準備」をしなくてはなりません。

「心の準備」とは、人生最悪の不況に耐えうる覚悟のことです。

不況に耐えうるに、現在の不況と同じような昭和初期に、失業対策のために山形県天童に御苦楽園を作り上げた、水戸部弥作の「金言集」が、必ずや参考となるでしょう。

一、入りを量りて出ずるを制す
一、一杯は人酒を飲み二杯は酒酒を飲み三杯は酒人を飲む
一、店先の不潔なるは客止めの札を立てるに同じ
一、有りそうで無いのは金、無さそうであるのが借金
一、苦は楽の種楽は苦の種と知るべし
一、勤労なき富は罪悪なり
一、偉人の父必ずしも偉人にあらず偉人の母必ず偉人なり
一、利益ありとて家業の他の事するべからず
一、世に卑しき業(つと)めなく只卑しき人あるのみ
一、自己は自己の運命開拓者なり
一、田草は主の心一つにて米ともなれば荒れ地ともなる
一、不要の品を買い入るる人は遠からず必要な品を売り払ふに至るべし
一、受け売りでは人は動かぬ体験を語るところに偉大なる力がある
一、権利を望めば義務を尽くすべし
一、急がず、怒らず、憂いず、悲しまず
一、最初の釦(ボタン)を掛け違へれば最後の釦はかけられぬ
一、長所と交じれば悪友なし
一、活動とはある目的を差して突進する働きを指す、故に活動家の心身は常に緊張し元気に満ち計画に満ち又他念を入れない
一、財を積んで子孫にのこす子孫必ずしも之を守らず
一、書を積んで子孫に遺(の)こす子孫必ずしも之を読まず
一、須く財を散じ陰徳を施し子孫をして長計の謀てを為すに如かず
一、一人の遅刻万人の迷惑
一、千辛万苦の間にも微笑す
一、人を動かさんとする者はまず自ら動かざるべからず
一、正しき模範を与ふる者は無限の慈悲を与うるよりも仁なり
一、家内喧嘩は貧乏の種蒔
一、無道の富貴は恥なり
一、時は金以上なり時間を正確にせよ
一、反対せんとしてしばらく賛成し徐々に反問して相手の反省を促す
一、機会は鳥の如し飛ばずうちに捕うべし
一、自ら顧みて疚しからざれば万人の敵も何かあらん
一、知者は我知らざる処にあるを知り愚者は我知らざる処無きを信ず
一、敵に勝たんがために善を為せ
一、前半生の勤労は後半生の勤労を易くす
一、智者は天に逆らはず亦人に逆らはず
一、まけて行く人をよわしと思うなよ、この心こそ真につよけれ
一、短い快楽から長い苦痛を生む
一、水を飲んで楽しむ人あり、錦を着て憂うものあり
一、過去に考え現在にはたらき未来を楽しめ
一、人間と貨幣は鍍金(メッキ)を許さず
一、勤勉家は希望を語り怠慢家は不平を語る
一、可愛くば二つ叱って三つ褒めて五つ教えて良き人にせよ
一、汗を流さざれば真の美味なし
一、使っている鍬は光りたまっている水はくさい
一、自分の心が自分の言う事をきくようになれば他人は必ず自分の言う事をきいて呉るようになる
一、向上の一路に終点なし
一、全盛時代に破産の種を播く
一、無一文になってからの倹約はあまりに遅い
一、貯金は成功の機会をつくる
一、備えは貸すべからず
一、悪友の笑顔よりも善友の怒り顔
一、口は横でも物は真直に言え
一、人の行いは清書なり書き損じを許さず
一、上見れば限りなし下を見て進め
一、身正しければ影曲がらず
一、身を困厄に投じ自分を磨け
一、失敗は経験なり倒れなければ起きよ
一、労働すると水が飲みたくなる
一、遊んで居ると酒が飲みたくなる
一、酒を利用して得た金は酒の為に失ふ
一、朝寝間食豪酒は我が生命を削る
一、天然の楽しみを楽しみ自ら求めて楽しむなかれ
一、あると思うな親と金、無いと思うな運と災難
一、美しき花によき実はなきものを花を思わず実の人となれ
一、世の中に蒔かずに生いたためしなし蒔いてぞついに運や開けん
一、労力は売るべし魂は売るべからず

なんて感じですが、ふだんの生活で忘れてるところ色々ありますなあ。