イラン大統領選をめぐる混乱で、
改革派ムサビ元首相を支援した保守穏健派の重鎮ラフサンジャニ元大統領は17日の演説で、保守強硬派アハマディネジャド氏が再選を果たした選挙結果に強い疑念を示した。
イラン政界きっての実力者が、再選を支持する最高指導者ハメネイ師との対決姿勢を鮮明にした形で、沈静化したかに見えた混乱がさらに長引くのは必至だ。
ラフサンジャニ元大統領は初代最高指導者ホメイニ師の側近。
最高指導者の任免権を握る「専門家会議」の議長も務める。
元大統領は、
「逮捕された人々は家族のもとに帰らなくてはいけない」
と拘束された改革派支持者の釈放を要求。
「逮捕された人々は家族のもとに帰らなくてはいけない」
と拘束された改革派支持者の釈放を要求。
「体制も治安組織も、法を守らなくてはいけない」と、ハメネイ師の意を受けてデモを鎮圧した革命防衛隊らを批判した。
イランも、我々日本から見ると解らない国の一つ。
過去の経緯から、アメリカとの確執は深い。
どちらかと言うと、ヨーロッパより。
また、アラブ社会からは完全に遊離している。
アメリカとの決別と同時にフランスに亡命していたホメイニ氏を呼び戻し、イランの精神的改革を始めた?
実はこれが、イラン国民には不快の原因の一つになり、民主化が遅れる羽目になってしまった。
隣国のイラクとの戦いで、一時期はイラン国内もまとまっていたが、イラク崩壊とともに、国民の視線は国内政治に戻ってきた。
イランの改革と言われてきたが、所詮、宗教の押し付けである。
過去の人と思っていたラフサンジャニがこんなときに現れ、改革派を支持したのは、またまた国内が大きく動く原動力になるであろう。
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