俺にも一言、言わせろ

世の中、腹の立つことばかり。真面目に生きてる一人として、一言述べさせていただきます。連帯を求めて、孤立を恐れず。

麻生太郎首相の所信表明演説は・・・

2008-09-30 10:49:57 | Weblog
麻生太郎首相の所信表明演説は、民主党に果たし状を突き付けるような内容だった。

ガソリン暫定税率などによる国会運営の混乱したのは、お前たちのせいだ!

当面の経済危機を救うためこの国会に提出している補正予算案について、同意するか否か?

消費者庁の創設に賛同するのか?

インド洋での給油活動から撤退するのか?
「日米同盟」と「国連」のどちらを優先させようとしているのか?

まるで与党党首による野党への代表質問のようだ。

しかし、政策そのものについては迫力に欠ける。

緊急課題である経済危機への手当てでは「全治三年説」を持ち出し、こう述べた。

当面は補正予算で景気対策に全力をあげる。
そして財政再建をにらみながら、中長期のスパンで新たな産業を興して経済成長に道を開いていく―。

もう一つの課題は、将来の生活不安の解消。
消された年金について
「ひたすら確かめ続けていく」と言い、
後期高齢者医療制度については
「一年をめどに見直しを検討」と述べた。
医療崩壊も一日も早く解消する、と約束した。

しかし具体的な道筋が示されているわけではない。

所信表明のスタイルはどんなものでもいい。
野党に質問してもかまわない。
しかし、ここまで経済が疲弊し、ここまで社会保険庁の対策で国民に嘘をつき、
高齢者医療制度では、国民から総すかんを自民党政権下だったではないか。

その問題を提示し、解決を迫った野党に、
「お前たちが・・・」
なんていうのは、大馬鹿ではないか。

麻生は、攻撃性はあるが、実務的ではない。
指導性にかける。
他人を攻めたところで、そのチームが良くなることは一つもない。
自らの非を認めたところから、いいチームはできるのだ。

昨日の所信表明で、早くも自民党の長老から、
「とんでもない男」と苦々しいコメントがが出ているという。

麻生を良く野中務(元自民党幹事長)は、
「この男の本質は良く知っている。
いつも、自分の祖父の吉田茂の話を持ち出し、権威でごり押しをしてきたのだと。
この男は、裕福な家庭に育ったため、庶民の気持ちなどわかってはいない。」
ともコメントした。