俺にも一言、言わせろ

世の中、腹の立つことばかり。真面目に生きてる一人として、一言述べさせていただきます。連帯を求めて、孤立を恐れず。

太田農水大臣の無責任発言

2008-09-13 12:02:27 | Weblog
太田誠一農相は12日、衛星放送「BS11デジタル」の番組収録で、「(汚染米から検出されたメタミドホスは)低濃度で、人体への影響はないと自信をもって言える。だから、あまりじたばた騒いでいない」などと発言した。

太田農相は、今回の汚染米から検出されたメタミドホスの濃度が中国製冷凍ギョーザ事件の約60万分の1であることなどを説明し,
「私が言うと、いいかげんに問題を扱っていると言われそうだから、あまり安全だと言わないが、でも安全なんだ」
などと述べた。

こいつの感覚は実におかしい。

国が事故米と指定し、食用以外には使ってはいけないと決めているにもかかわらず、この事故米は危険ではないからと、食用として転売したことを肯定している。

また、先の農水事務次官は、この問題は三笠フーズがとんでもないことをしたのであって、農水省は責任はないんだとも言った。
なんとも無責任極まりない話である。

ところで、三笠フーズの話だが、同社九州工場から出荷された中国産メタミドホスに汚染された餅米を、3業者による伝票上のダミー取引の過程で、「工業用」から「食用」として転売していたことが分かった。

伝票操作だけで、事故米を正規の食料米にしてしまうという巧妙なやり方は実に許せない話である。

工場からマルモ商事に転売する際は、伝票上「工業用ののり原料」とし、食用への転売を隠ぺい。サン商事から河商への販売は「米粉」などとして食用に変更し、一部を国産に偽装していたという。サン商事の代表は三笠フーズ九州工場の宮崎一雄元所長が務めている。

こうして、事故米は山川食糧から食用の販売ルートに乗り、関西や九州の米穀店に出荷。宮崎や熊本の米菓子メーカーに販売されたり、さらに仲介業者などを経由して近畿の病院や福祉施設の給食に使用されていた。

恐ろしい世の中である。
生きていくためには法を犯すこともいとわない。
また、管理する側も、自分たちの管理責任はないと逃げ回る。

いつから、こんな日本になったのだろうか?