俺にも一言、言わせろ

世の中、腹の立つことばかり。真面目に生きてる一人として、一言述べさせていただきます。連帯を求めて、孤立を恐れず。

息子の両手を切断した事件

2008-02-14 14:00:48 | Weblog

最近は、本当に理解できない事件が多い。
精神的に病んでいるのだろう。

先週の事件も驚く。
同居している母親と妻を殺し、息子は両手を斧で切断されたと言う。
犯人は父親。
その父親も、その場で自殺。

遺書が書かれていた。
そこには父親の苦悩が書かれていた。
全てが公表されていないが、公表された内容はこうだ。

父親は、経済的に行き詰っていた。
事情は自分が経営する会社が上手くいかない。
収入がなくなっていく。
切羽詰ってくる。

結局、この父親は、全ての責任は自分にありと思い、実の母親を連れて自殺を図ろうと考える。
そして、母親を自分の手で刺し殺す。
自分もその場で死のうとするが、そこに自分の妻が現われ、それを責める。そこで、妻を刺し殺す。

そこに、次男が現われる。さすがに、息子を殺すことはしなかったが、両手を斧で切り落としてしまう。

自分の母親は、長の患いで、オシメを変えてやらねばならない。

その仕事は妻の仕事でもあり、自分の仕事でもある。

実に残酷な話。

しかし、今、日本ではこのような家庭は少なくない。
会社倒産のため、収入の道を閉ざされた家庭がどれほどいるだろうか?

また、家族の中に痴呆症、がん患者、心臓病など不治の病の患者がいる家庭がどれだけいるだろうか?

また、フリーターで定職に就けない子供のいる家庭がどれだけいるだろうか?

そんな家庭で、このような事件は起きるのだ。

しかし、考えてみよう。

これは個人の問題だろうか?

これは政治の問題である。

これだけ多くの国民が悩み苦しんでいるのに、政治では何も解決してくれない。

小泉は全てを壊して行ってしまった。

痛みを伴う改革が、売り物だった小泉政治。
実は、この痛みで大銀行、大企業を救ったが、中小企業や低階層の人々、老人は救ってくれない。

小泉批判をした福田は、壊すこともしないし、救うこともしない。

これらの事件が起きるのは政治の責任と私は痛感する。

だれか、この階層に光を与えて欲しい。