俺にも一言、言わせろ

世の中、腹の立つことばかり。真面目に生きてる一人として、一言述べさせていただきます。連帯を求めて、孤立を恐れず。

夜回り先生の、薬物から子供を守るための活動に敬意を表します。

2004-10-17 02:26:14 | 社会に一言
水谷先生、
私は現在、54歳。
昨夜のNHKの番組を見ました。
非常に感動しました。
あなたの講演は実に素晴らしい。
全てが真剣であるところが素晴らしい。

私は、4年前会社を辞めて、パソコン教室を開きました。
パソコンの時代が急にやってきて、我々の年代は右往左往しています。
パソコンの操作ができないために、会社から追われ、
家では、子供たちから、「どうせ、あんたにはわからないから」と馬鹿にされ、
家族には健全な会話すらなくなりつつあります。

そんな中、50代、60台のおじさん、おばさんはなすすべなく、
遠めでパソコンを見ながら、子供たちとの会話も細心の注意を払って、
パソコンの話題を避ける。
でも今の時代、この問題から逃げるわけにも行かない。
そんな人々の手助けになればと思って、パソコン教室を作りました。
パソコンをしなくても、少しでも、自分の気持ちを口にして、
生きる喜びを感じてくれればと思い、サロン風の教室にしました。

そんな私は、昨日のTVで水谷先生の講演を聴きました。
驚きでした。あなたの話は鋭く私の心の中に入ってくるのです。
あなたの迫力はすごい。
あなたの話の中で、私は今まで、子供たちを怒ったことはない、と言われたのには
びっくり致しました。
人に向かって自分を主張するのは怒ることしかないと思っていたからです。
起こるというより、自分をぶつけると、それは怒ることになってしまうのです。

ところが、あなたは違っていた。
子供たちのずたずたに傷ついた心には、怒りは禁物なのでしょう。
私は、そのような子供たちに接したことがなかったからでしょう。
あなたは、22人の子供を殺してしまった、と言われます。
すごいことです。そんな心境になったことは、過去54年間思ったことはありませんでした。
たとえ、私の前で子供たちが死んだとしても、これが運命なんだろうと、
感じていたのでしょう。

水谷先生が、薬物の話しをするときは、すごい目でした。
子供の話しをするときは、目に涙をためておられました。
私はテレビのこちらで、一人涙を流しておりました。
世の中にはすごい人がいるものだと思いました。
自分を厳しく律するものがあるから、人はあなたの話を聞くのでしょう。

機会があれば、一度、あなたの声を聞いてみたいと思います。
本物の声を。あなたの声は私に、「もっと、本気にやれ」と聞こえるような気がします。

夜回り先生、体に気をつけてください。
また、私にできることがあれば、微力ながら、応援させてください。