雑文の旅

猫爺の長編小説、短編小説、掌編小説、随筆、日記の投稿用ブログ

猫爺の「辞世の時」リンク

2015-05-02 | エッセイ
 猫爺のエッセイ「辞世の時」を整理した。辞世とは、この世を辞するとき、すなわち死ぬ時のことである。
 正岡子規や宮沢賢治のように病に苦しみ、若くして死んでいった人、苦しまずに「端然としてご臨終あそばされ」、八十に歳で亡くなった滝沢馬琴も、世を辞した後は平等である。
 大富豪の家に生まれ、不自由なく一生を終え、国葬級の葬儀で数千人の参列者に送られようとも、独り寂しく貧しい生涯を送り、ひっそりと亡くなってお骨の引き取り手さえ居ない人であっても、死んだ後は富豪のそれと何ら変わらずに「無」という平等なのである。
 どんなに楽しい思い出も、苦しく辛い思い出も、「死に土産」だと言って持って行けるものではない。この「死の平等」こそ、私は「真の平等」だと思っている。
 さて、猫爺のエッセイ「辞世の時」は、十五回で止まっている。まだまだ続けて行きたいと思っているのだが、連続小説にかまけてなかなか進まない。小説を書くのが楽しすぎるからである。
 このエッセイ十五編に「リンク」を張った。連続小説にも、「次回」にリンクを張るつもりである。
第一回 宮沢賢治
第二回 斉藤茂吉
第三回 松尾芭蕉
第四回 大津皇子
第五回 井原西鶴
第六回 親鸞上人
第七回 滝沢馬琴
第八回 楠木正行
第九回 種田山頭火
第十回 夏目漱石
第十一回 十返舎一九
第十二回 正岡子規
第十三回 浅野内匠頭
第十四回 平敦盛
第十五回 良寛禅師

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