今回は、そもそもなぜ私が片づけをしようと思ったのか、もう一度振り返ってみたいと思います。
なぜかというと、「人生がときめく片づけの魔法」でこんまりさんが言っている一番最初にすべきこと、
「理想の暮らし」
をまだきちんと思い描いていなかったような気がするからです。
私はやはり「人生がときめく片づけの魔法」を一種のお片づけハウツー本としてしか捉えていなかったのですね。
そのせいか、けっこう片づけたつもりでも、見まわしてみれば、以前と大して変わらない風景が広がっています。
(大きな家具を捨てていないからともいえますが)
もちろん、モノの数は減ったし、押し入れの中はかなりガラガラになってきました。
それでも、パッと見あまり変化がないのは「理想の暮らし」がきちんとイメージできていないからでしょう。
ならば、私の「理想の暮らし」とは何なのか、そもそもなぜ片づけようと思ったのか、もう一度考え直してみたいと思います。
まずは、なぜ片づけようと思ったのか・・
① 歳も歳だし(71歳です)持病もあるし、コロナも再流行の兆しがあるしで、いつ何が起きるかわからない。なので、私がいなくなったとき、子どもたちが迷わずにすむように準備をしておく。これが最大の理由かな。
② 我家は昔から散らかっていた。たまに掃除すると、訪ねてきた友人が「あれ、今日は何かあった?」と聞いてくるほど。掃除が苦手なのは天性のもので(DNAなので)仕方ないと思っていた。でも、それって本当なのか試してみたい、というのもあった。
(ちなみに、こんまりさんは「散らかすという行為は、問題の本質から目をそらすための人間の防衛本能です」といっています。「人生がときめく片づけの魔法」P35)
③ こんまりメソッドは前から知っていたけど、Netflixの動画などを見てすごく面白かったので、よっしゃやってみようと一念発起した。
④ こんまりさんに限らず、断捨離、ミニマリストたちが皆異口同音に、片づけるといいことがたくさんあると言っている。お金がたまるとか、気づきを得られるとか。もしかするとお金たまるかも、何かに気づくかも・・と思って。
でも、一体何に気づくんだろ? と最初は思っていたのですが、片づけが進行するにつれて、本当にいろいろ気づいてきたから、これは驚きでした。
では、私の「理想の暮らし」とは何なのか?
① 少なくとも両親のようにはなりたくない(また出た)。あの二人は私の理想から一番遠い(消去法ね)。
② モノを探しまわらなくてもいい生活。モノが常に所定の位置にある生活。
③ 日々ストレスのない暮らしができること。
④ お気に入りのモノだけに囲まれた生活・・
ああ、想像力が決定的に足りない気がする。
理想の生活を思い描くためには、やはり今の暮らしを総ざらいしてみる必要があるようです。
クローゼットの中身を総ざらいするように、私自身の現在および将来の可能性をすべて洗い出し目の前に広げて、一つひとつ検討する。
私にあとどれだけ残り時間があるのか、その中で何をしたいのか、何を優先すべきなのか、その結果として何が得られるのか・・
それらを検討した上で、そのためには、どういう暮らし方をすればいいのかを考える。それがたぶん、私の理想の暮らしかな。
それは、賞味期限切れの食品をどうやって捨てるか、これは燃えるゴミか燃えないゴミか、ということよりたぶんずっと大事なことです。
忙しいのでなかなか時間がとれず中断することが多いのですが、モノを捨てる決断が前より早くなったのは確かです。
まだまだ、気づくことがたくさんあるだろうという予感もあります。
片づけは加速しています。
何とか年内には終わらせたい、と思ってはいますが、
でっきるかな、でっきるかな、はてはてフフーム・・
(トゥ・ビー・コンティニャー)