ないない島通信

「ポケットに愛と映画を!」改め。

スターウォーズ/スカイウォカーの夜明け

2020-01-13 10:59:34 | 映画

 

観てきました!

「スターウォーズ/スカイウォカーの夜明け」(劇場公開中)

スターウォーズのファンとしては非常に不安だったのですが。

やっぱり、ジョージ・ルーカスが降りちゃったらダメになったよね、もうスターウォーズの新シリーズは見たくない!

と思っていたので。

でも、今回は最終回。見ようかどうしようか散々迷った挙句、友人の一言「よかったよ」を信じて、見に行った。

で、結果、

よかった!

最後はもうボロボロ泣いていました。

42年のスターウォーズの歴史もついに完結。その姿を見届けた思いでした。

もちろん、

文句がないわけじゃない。

JJエイブラムスは頑張ったと思う。何しろ世界じゅうに何百万人ものスターウォーズのファンがいて、

失敗しようものなら世界中から責められるわけですから。

彼は非常に優秀なエディターだと思う。でも、クリエイターではない。

やっぱりね、ジョージ・ルーカスの後継者はいないのですよ。それが今回判明したことでもある。

彼の独創性、新しい世界を構築するクリエイターとしての独自性、それらは本当にユニークなもので、

やはり天才というべき資質なのだと思います。

天才の作ったものは、安易に後継しない方がいい、という教訓でもある。

それでも、今回のスターウォーズは面白かった。

とくに私のような往年のファンには受けたと思う。なぜなら、

これまでのスターウォーズの集大成ともいうべき、懐かしいシーンがふんだんに盛り込まれていて、

これはもうスターウォーズファンじゃなくちゃわからないと思うのですが、そのたびに、

これはEP5のあのシーンよね、これはEP3のあそこよね、というようにいちいち頷いて感動したのですから。

おそらく、これは、スターウォーズファンのために作られた「スターウォーズ同窓会」の締めくくり的作品だったのでしょう。

新シリーズに新たに登場したキャラクターのレイ。彼女の出自が最後まで謎だったのですが、

今回、それも明かされ(Oh my God!)

謎はいちおうすべて回収された感じです。

ただ、前回(「最後のジェダイ」)の最後のシーンで登場したフォースの力のある少年は一体だれなのか?

といったあたりは謎のままです。

おそらく、あのシーンは「スカイウォーカーの夜明け」からかなり後、ジェダイとシスの対決がすでに伝説となった世界の話で、

そこでも、フォースを持つ人物は生まれ、新たな物語が誕生する・・そうした含みを持たせているのだと思います。

また、今回、レイとカイロ・レンの関係、新シリーズで登場したファーストオーダーのスノークとは一体誰なのか、とか。

面白い発見がいろいろあります。

中でも、私が面白いと感じたのは、EP8(最後のジェダイ)でも度々描かれていた、レイとカイロ・レンとのテレパシー的な会話。

それが、さらに強力になり、互いに別の場所にいながら一戦を交える(「最後のジェダイ」でも同じシーンがありましたが)

というシーンがあり、大変興味深かったです。

世界は私たちが思っている以上にフレキシブルであり、何でもあり、なのかもしれないなあ。

そして、そう感じる人たちが増えてきているのかもしれないなあ、そう感じました。

いずれ、フォースを操る新世代が誕生するかもしれない・・

あるいは、すでにフォースは存在しているのかもしれない、私たちの中にも・・

まだ劇場公開中なので、ネタバレは避けたいと思いますが、

新シリーズはイマイチだから見たくない、と思っているスターウォーズファンの方はぜひ見に行ってください。

後悔しないと思いますよ。

それに「スターウォーズ」はやっぱり劇場で見なくちゃ。

May the Force be with you!

(あいかわらず「スターウォーズ」フリークだにゃ)

コメント
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