観てきました!
「スターウォーズ/スカイウォカーの夜明け」(劇場公開中)
スターウォーズのファンとしては非常に不安だったのですが。
やっぱり、ジョージ・ルーカスが降りちゃったらダメになったよね、もうスターウォーズの新シリーズは見たくない!
と思っていたので。
でも、今回は最終回。見ようかどうしようか散々迷った挙句、友人の一言「よかったよ」を信じて、見に行った。
で、結果、
よかった!
最後はもうボロボロ泣いていました。
42年のスターウォーズの歴史もついに完結。その姿を見届けた思いでした。
もちろん、
文句がないわけじゃない。
JJエイブラムスは頑張ったと思う。何しろ世界じゅうに何百万人ものスターウォーズのファンがいて、
失敗しようものなら世界中から責められるわけですから。
彼は非常に優秀なエディターだと思う。でも、クリエイターではない。
やっぱりね、ジョージ・ルーカスの後継者はいないのですよ。それが今回判明したことでもある。
彼の独創性、新しい世界を構築するクリエイターとしての独自性、それらは本当にユニークなもので、
やはり天才というべき資質なのだと思います。
天才の作ったものは、安易に後継しない方がいい、という教訓でもある。
それでも、今回のスターウォーズは面白かった。
とくに私のような往年のファンには受けたと思う。なぜなら、
これまでのスターウォーズの集大成ともいうべき、懐かしいシーンがふんだんに盛り込まれていて、
これはもうスターウォーズファンじゃなくちゃわからないと思うのですが、そのたびに、
これはEP5のあのシーンよね、これはEP3のあそこよね、というようにいちいち頷いて感動したのですから。
おそらく、これは、スターウォーズファンのために作られた「スターウォーズ同窓会」の締めくくり的作品だったのでしょう。
新シリーズに新たに登場したキャラクターのレイ。彼女の出自が最後まで謎だったのですが、
今回、それも明かされ(Oh my God!)
謎はいちおうすべて回収された感じです。
ただ、前回(「最後のジェダイ」)の最後のシーンで登場したフォースの力のある少年は一体だれなのか?
といったあたりは謎のままです。
おそらく、あのシーンは「スカイウォーカーの夜明け」からかなり後、ジェダイとシスの対決がすでに伝説となった世界の話で、
そこでも、フォースを持つ人物は生まれ、新たな物語が誕生する・・そうした含みを持たせているのだと思います。
また、今回、レイとカイロ・レンの関係、新シリーズで登場したファーストオーダーのスノークとは一体誰なのか、とか。
面白い発見がいろいろあります。
中でも、私が面白いと感じたのは、EP8(最後のジェダイ)でも度々描かれていた、レイとカイロ・レンとのテレパシー的な会話。
それが、さらに強力になり、互いに別の場所にいながら一戦を交える(「最後のジェダイ」でも同じシーンがありましたが)
というシーンがあり、大変興味深かったです。
世界は私たちが思っている以上にフレキシブルであり、何でもあり、なのかもしれないなあ。
そして、そう感じる人たちが増えてきているのかもしれないなあ、そう感じました。
いずれ、フォースを操る新世代が誕生するかもしれない・・
あるいは、すでにフォースは存在しているのかもしれない、私たちの中にも・・
まだ劇場公開中なので、ネタバレは避けたいと思いますが、
新シリーズはイマイチだから見たくない、と思っているスターウォーズファンの方はぜひ見に行ってください。
後悔しないと思いますよ。
それに「スターウォーズ」はやっぱり劇場で見なくちゃ。
May the Force be with you!
(あいかわらず「スターウォーズ」フリークだにゃ)