きょくたN日常事態宣言

パンデミック
ずっと自宅待機
でも手洗いうがいマスク換気

鬼を笑わせよう。

2005年11月26日 19時34分34秒 | ネット生活
来年のことを言うと笑うんですよね?

↓ おお、さすが!
  古田監督「代打俺!」 くるよ!これ!(コメント参照)

↓ ああ、コメントが来ないとまずいから自演自作してるよ。
  戌年 ←これ、書けって言われて書けるのは、漢字検定やってる人くらいだよね。(コメント参照)

↓ 2005年、年末ジャンボを当てた人が現れました!
  なんでも自宅にチャリンコ専用車庫を作って、数十台並べて悦に入ってるらしいですよ。
  (ぷっ、これ鬼じゃなくても笑うよね)

   とーい殿、11月28日午前9時よりポタリング 終了しました。

↓ 明子さん…渇と喝…いつ気付いたの?訂正まで30分以上あいてるけど…
  やっぱり、あれ、ほら、コメントつけて途中でトイレへ行って、「ふ~」って言った瞬間でしょ?
  普通気付かないですよ。ねえ、soleilさん!

 あっ!明子さんの名前を見て思い出した!圧力鍋を火にかけっぱなしだ!

↓ 来たよこれ!()soleilさん結婚宣言!彼氏の髪が短くなったのは、そのためか?
  本決まりになったら連絡するように!
  みんなでネタにするお祝いするから。


 う~ん、思ったほどみんな食いついてこないな。

 大晦日にもう一度訊いてみるか。

『来年の目標は?』
『来年ってあと数時間じゃん』バシッ 
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「魍魎の匣」

2005年11月26日 06時11分08秒 | 読書とか

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「魍魎の匣」 京極夏彦:講談社文庫
《武蔵野連続バラバラ殺人事件》
「幸せになることは簡単なことなんだ」
 分厚い本である。
 1000ページを超えて、ああ終わりだと安心してはいけない。まだ50ページほど残っている。50ページといえば短編が入る量だ。ちゃんとそこに京極夏彦のサービスが残っている。例によって推理物らしい登場人物集合の種明かし場面があるのだが、そこにも無理矢理だが展開をつけ、そして途中で数回語られている忘れられた事柄を書いてくれている。読みながら喉に何かつっかえている感じがするのだが、最後にそれを取り除いてくれているのだ。伏線と言うか、読者にそれとなく答えを判るように導きながら、最後まで持っていく京極夏彦の展開の上手さだろう。
 「姑獲鳥の夏」と比べると、所々脱線しすぎる感と中だるみがあるが、それでもテーマとした「匣(箱)」についてはすごいものがある。
 確かに現実離れしたものがあるが、それでいてリアリティーを持って納得させられてしまうところがまたすごい。

 一人ずつ考えてみると、かなりやばい人たちが今回も集まっている。
 現実ではありえないとも思える。いや、あり得ない。
 それを由とさせるのは戦後復興期という時代設定のなせる業か。
(いや、心の問題は現代も変わらないか… 自分たちの世界と一線を引きたいと願う気持ちが、時代設定の所為にして安心しようとしているのか)

 今回は京極堂の過去が少し明かされる。
 頼子の《あの状況とその瞬間》を理解するのは難しい。だが、それは誰にでも訪れるものなのだ。
 原因と結果として複雑に繋がるが、それぞれが別々で起こった事件。
京極堂 =中禅寺秋彦
中禅寺千鶴子 京極堂の妻

楠本頼子 はじまり、そしてもう一人の陽子でもある。
柚木加奈子 作品中、人としては扱われず。匣の中の少女。

木場修太郎 東京警視庁刑事部捜査一課の刑事、35歳。
      今回は関口とともに案内役(主人公)の一人。タイミングの悪い男。

楠本君枝 頼子の母
笹川 木目込み(人形)職人
直山利一 君枝の二人目の夫、やくざ。家の持ち主だった。

柚木(美馬坂)陽子 =美波絹子(女優)加奈子の姉(母)
雨宮典匡 『幸せな人間』
増岡則之 弁護士
柴田耀弘(ようこう) 柴田財閥創始者
柴田弘弥 耀弘の孫 戦死

柚木絹子 陽子の母

美馬坂幸四郎 美馬坂近代医学研究所所長 陽子の父 京極堂の元同僚
須崎 研究所助手
甲田 研究所技術者 老人

大島警部 木場の上司
青木文蔵刑事 木場の若い同僚
木下刑事
里村紘市 監察医
福本巡査 警察を辞める
石井警部 神奈川本部

関口巽 本作品案内人の一人 =楚木逸巳(『実録犯罪』でのペンネーム)
関口雪絵 妻

久保竣公 天才作家? そして匣の中へ
寺田兵衛 竣公の父 御筥様
二階堂寿美 御筥様事務

福来友吉助教授 超能力研究者 (直接は登場せず)

鳥口守彦 赤井書房『月間実録犯罪』編集者 「ぼけ」
妹尾 『実録犯罪』編集長
赤井 赤井書房社長

中禅寺敦子 京極堂の妹、編集者
小泉珠代 『近代文藝』関口の担当者
山嵜孝鷹(やまさきたかお) 『近代文藝』編集長
寺内 書籍担当
清野 ネタの売り込みに来た男

伊佐間一成 京極堂の友人 釣堀「いさま屋」経営者
川島新造 木場(京極堂、榎木津)の友人 映画製作者
司喜久男 輸入雑貨商

榎木津礼二郎 《探偵》異能者 まだ「百器徒然袋-雨」程は弾けていない
安和寅吉 探偵助手

◆キーワード
 箱の中の少女 ばらばら殺人 不死 近親相姦 魍魎 箱 御筥様(おんばこさま) 衰え

 世の中にはこの本を2時間で読んでしまう変態の方も居られるようですが、私は20時間以上かけて読み終えました。
 途中で「うふふふふ」なんて笑いながら読むにはやはり時間がかかっても良いでしょう?
 京極夏彦の作品は斜め読みがもったいないと思う。もちろん、楽しみながら速読できる人はすごいと思うけど。

この「魍魎の匣」は、
分冊では3冊になっているそうです。

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コメント (4)
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