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きょくたN日常事態宣言

パンデミック
ずっと自宅待機
でも手洗いうがいマスク換気

「君たちはどう生きるか」吉野源三郎

2018年03月11日 14時00分01秒 | 読書とか

「君たちはどう生きるか 波濤を越えて ジュニア版 吉野源三郎全集1」吉野源三郎1937 1967ポプラ社(1980年30刷)
全国学校図書館協議会剪定・必読図書(当時)

80年前の作品である。戦前戦中である。

学べよ少年、自ら考えよ少年。
謝る勇気、許す勇気!逃げるな少年!逃げても自分は知っている!自分からは逃げられない!結果を怖れるな(どうなっても受け入れろ)、責任をとれ。その苦しみこそが人間の証し~

もう!立派なおじさんがたばこの吸い殻をポイ捨てしてるわ!時代だなぁ。

 

「波濤を越えて」の方は読んだ記憶があるわ。たぶん、「君たちはどう生きるか」も読んでいるだろう。他の説教臭い本によって記憶が薄められたのだと思うが、上級生との衝突は記憶にある。うん、とりあえず文句はない。
なんか今でも読まれ続けているらしいが、今でも「必読図書」扱いなのだろうか。ねぇ。
あ、漫画も出ているのか現代版で?200万部突破だそうだ!(学校がかかわっているのか)
(ま、私が読んだのも、その漫画のブームの影響ってわけだな)

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死にたい夜にきみたちはどういきるか

2018年03月10日 13時48分42秒 | 読書とか

「死にたい夜 に かぎって」爪切男 2018扶桑社
日刊SPA!』(連載中)連載加筆修正

テレビで作者の顔を見て「わ、やばいやつが自信のある態度でいる」って、紹介された本を読んでみた。

あら、イメージと違うわ。父子家庭でガッツんと育てられたんだな。
で、変態性は見た目通りだ。この顔でリア充なのか・・・まあ、相手も変だけど。

面白い表現なども多く、物書きを目指してきたというのもうなずける。

『生きるための真実の知恵(それでも私は生きている)』みたいな、映画化されてもいい話だと思う。

 

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「エネルギー産業の2050年」

2018年03月04日 21時52分06秒 | 読書とか

「エネルギー産業の2050年 Utility3.0へのゲームチェンジ」竹内純子編著 日本経済新聞出版社
伊藤剛、岡本浩、戸田直樹著

Uthility3.0とは、エネルギー、インフラ、データという3つのプラットフォームで、業界の垣根を超えたプラットフォーム間融合が起きる世界であるとも定義できる。(あとがき)

本人たちもおそらくはそのつもりがなくても東京電力寄りの思考になっていることを自覚していると思われる。
当然であるし、思考過程に不備はないと思う。だが、前提条件が狂えばデータは変わってくる。その分の修正は必要となるだろう。

過疎化(少子高齢化)とエネルギー(価格)

問題は政治的な動きから、日本は常の長期計画が苦手であることだ。原発の扱いや、太陽光発電のパイオニアでありながら他国に大きく後れを取っている現在の状況がそれを示す。過疎化が引き起こす問題を、果たしてどこまで政府が官僚がきちんと解決する準備をしていけるだろうか。電気だけでなくすべてのインフラがその存続の危機にある。

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「アウシュビッツの図書係」アントニオ・G・イトゥルベ

2018年03月03日 15時12分15秒 | 読書とか

「アウシュビッツの図書係」アントニオ・G・イトゥルベ(2012) 小原京子〈訳〉2016集英社

アウシュビッツ収容所で、禁止されている本を管理する少女。

脱走して真実を伝えようとした者たち、戦後も語り継ぐ者たち、すべてが「アウシュビッツの図書係」なのだろう。この本も含めて。

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「星からの帰還」スタニスワフ・レム

2018年02月25日 15時15分15秒 | 読書とか

「星からの帰還」スタニスワフ・レム1961 1977早川文庫SF

星間航行で浦島太郎状態 生きる場所は~
~物質的精神的に安定して満たされた世界は~人間を飼いならし~閉じた世界~

 

ふわぁ、大半は面倒くさいだけだぞぉ。
結局「女(結婚)」で~

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「「いじめ」をめぐる物語」荻小越辻中

2018年02月24日 15時15分15秒 | 読書とか

「「いじめ」をめぐる物語」 2015朝日新聞出版
『小説トリッパー』2014年夏号・秋号、加筆修正

  • 「サークルゲーム」荻原浩
    • 「フルーツバスケット!」いじめもリセットできればいいのに。
  • 「明滅」小田雅久仁
    • 来年も(ホタルを)見に来ような。
  • 「20センチ先には」越谷オサム
    • 先を考えられないいじめられっ子~たら、ればを最後に見る~
  • 「早穂とゆかり」辻村深月
    • いじめっ子側の意識~大人になってからの仕返しを受けて~目には目を、生涯消えない想い~
  • 「メントール」中島さなえ
    • 偽装いじめ

いじめは読んじゃうわ。
結局解決するには小さな自尊心を捨てて上の力に頼るしかない。自分の力が及ばないのなら。逃げが一番いけない。でも、いじめに気付くことは恐ろしい。P190「早穂とゆかり」さすがだな。

子供が中学に上がる前に読ませる本の一つに。(小学生に読めるかなぁ・・・がんばれ!)

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「パレード」吉田修一

2018年02月18日 14時35分14秒 | 読書とか

「パレード」吉田修一 2004幻冬舎文庫(2002幻冬舎)
山本周五郎賞受賞

解説が酷い、まるで読書感想文。だが、作品が怖いということを繰り返すのは正しいだろう。登場人物たちを一人一人振り返ることで、「知っていた」という条件でそこに怖さが出てくることに気付かされる。全員に。
よみはじめは「こいつは~」「こいつらは~」だったのが、「こ・い・つ・ら!」になり、そして「こ、こいつら・・・」になるわけだ。

無断シェアハウスに出入りする癖のある4~6人

この作品は、さすがにすごいわ。「いじめの横行する教室」に通じる何か雰囲気がある。(いじめられっ子は外)
(見えにくい)無責任、だがそれを許す社会?

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「パーク・ライフ」吉田修一

2018年02月17日 13時13分13秒 | 読書とか

「パーク・ライフ」吉田修一 2004文春文庫(2002文藝春秋)
第127回芥川賞受賞

  • 「パーク・ライフ」 『文學界』2002年06月号
  • 「flower」 『文學界』1999年08月号

ああ、これが芥川賞受賞なのか。よくわからない。ふ~ん、男女の距離感?ふ~ん。

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「影裏」沼田真佑

2018年02月11日 12時12分12秒 | 読書とか

「影裏」沼田真佑 2017文藝春秋
『文學会』2017年05月号
第122回文学界新人賞受賞、デビュー、第157回芥川賞受賞

( ゚Д゚)ハァ 芥川賞・・・つまんね。まあ、気持ち悪くなりたかったら芥川賞かねぇ。まあ、日本式の湿った感じがいいのかもね。でも、私はこれは嫌い。

ここがすごい(?)
え?美しい描写?ああ、気付かなかったわ。あったかもね。だって、日浅への嫌悪感が強すぎて忘れてたわ。あ、そういう意味ではすごい作品かも。

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「しんせかい」山下澄人

2018年02月11日 09時09分09秒 | 読書とか

「しんせかい」山下澄人 2016新潮社
『新潮』2016年07月号(01月号)
第156回芥川賞

役者・脚本家の学校2期生~共同生活、2年間~なんとなく~おぼえてない~

頭の悪そうな感じをうっすらと出しながら、なんだかなぁ。芥川賞・・・薄い本(あっちじゃないよ!)

 

ここがすごい(?)

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「死んでいない者」滝口悠生

2018年02月10日 13時34分55秒 | 読書とか

「死んでいない者」滝口悠生 2016文藝春秋
『文學会』2015年12月号
第154回芥川賞受賞

死んでいない者 「死んで」そこに「いない」者 まだ「死んでいない」者

通夜の話。親族の話。有象無象。義理の。つながり。友人知人。

芥川賞面倒くさいって読み始めて、登場人物へ向けてめんどくせーになり、そして故人の目で集まった人間を(心配して)見る。

ああ、芥川賞だなぁ。なんか、自分の家の年忌で親族に配りたくなった。この本。
読者はそれぞれに自分の体験を織り込みながら読んでいくのだろう。親族の死に立ち会った回数が多くなるほどに読書感も変わっていくだろう。

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「DEATH ペディア」

2018年02月04日 11時11分11秒 | 読書とか

「DEATH ペディア 人間はどこまで生きてられるのか?」 2017宝島社

ああ、中学生の副読本という感じ?小学生でもおませなら読めるな。

あれだね、冷凍庫に閉じ込められて幻覚が出てきたらもうやばい段階だね。でも、心肺停止しても蘇生するかもってか。
砂糖の致死量は2.1㎏?ケーキのホール食いなんて結構やばいことじゃないか!煙草(ニコチン)も・・・

死体 「かばい手」 
溺死 浮いているかどうか、衣服は~
転落死体 どこから落ちたか
絞殺死体 「溢血点」

ミステリー小説のネタになるようなヒントがいっぱいではないでしょうか。
また、死体を隠したい人へのヒントとか・・・わぁ!

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「連続殺人鬼カエル男」中山七里

2018年02月03日 14時27分55秒 | 読書とか

「連続殺人鬼カエル男」中山七里 2011宝島社
2009年『このミステリーがすごい!』大賞、最終選考作(同時応募の「さよならドビュッシー」が大賞受賞)

ミステリマニアじゃないので「わぁ、すごいなぁ」と読み始めてしまう。『真似をする奴が出てくるんじゃないか』なんて心配もしながらね。

いやあ、すごいわ。後半は死闘に次ぐ死闘、死闘・死闘・死闘ですわ!普通に何回も死んでますよ、この主人公さん。
市民やマスコミの混乱、警察や役所の対応、まるでその後の原発事故を見てきたようにリアルです。
そして、読者を不安から解放する「犯人は異常者」とする終わり方かと思ったら、おいおい!もっと不安にしてくれます。でも、それを隠すようにラストの1行で『因果応報』、これでちょっとほっとする。でも、忘れちゃだめですよ、それで終わりじゃないですから!ずっと続く問題なんですよー!
やっぱすごいわ。

刑法三十九条 心神喪失者は責任能力を問われない

人を食らった獣を野に放てと叫んだ者は、その獣と隣り合わせに暮らす恐怖を味わう義務がある。

 

P344の拳銃を持っていくのはないわ。これ、業務で伝えに行ってないでしょ。まあ必要(重要)な小道具ですけど。

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「一人ぼっちのソユーズ」七瀬夏扉

2018年01月28日 13時13分13秒 | 読書とか

一人ぼっちのソユーズ」七瀬夏扉(なつひ) 2017富士見L文庫
『小説投稿サイト「カクヨム」投稿作、加筆修正+書き下ろし』

あとがきにあるように「ボーイミーツガール」
ユーリア(ソユーズ)とぼく(スプートニク)

僕が彼女を月につれていく。

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「トウモロコシの乙女、あるいは七つの悪夢」ジョイス

2018年01月27日 14時59分29秒 | 読書とか

「トウモロコシの乙女、あるいは七つの悪夢」ジョイス・キャロル・オーツ2011 2013河出書房新社

  • 「トウモロコシの乙女 ある愛の物語」
    • 母に捨てられたみすぼらしい少女の中二病が、子分たちと一緒にかわいらしい人形のような少女をさらう~
  • 「ベールシェバ」
    • 性的虐待を受けた娘の復讐~
  • 「私の名を知る者はいない」
    • 妹ができた幼女の気持ちと、うろつくでかい猫
  • 「化石の兄弟」
    • 双子
  • 「タマゴテングダケ」
    • 双子
  • 「ヘルピング・ハンズ」
    • 私ってかわいそうという世間知らずの未亡人
  • 「頭の穴」
    • やぶ医者(整形)がその能力に見合った落ちぶれと、なるべくしてなった失敗。
    • あとがきにもあるが、危機的になるほどに「ユーモラス」でもある。

なるほどなあ、あとがきにあるように「アート」と「クラフト」そのバランス。そう言われればすごいなぁ。
人間として社会から作られる前の、原始の感情とでもいうようなものが垣間見える不穏な情景。残酷なのは世界じゃない、『自分』だ。

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