「死んでいない者」滝口悠生 2016文藝春秋
『文學会』2015年12月号
第154回芥川賞受賞
死んでいない者 「死んで」そこに「いない」者 まだ「死んでいない」者
通夜の話。親族の話。有象無象。義理の。つながり。友人知人。
芥川賞面倒くさいって読み始めて、登場人物へ向けてめんどくせーになり、そして故人の目で集まった人間を(心配して)見る。
ああ、芥川賞だなぁ。なんか、自分の家の年忌で親族に配りたくなった。この本。
読者はそれぞれに自分の体験を織り込みながら読んでいくのだろう。親族の死に立ち会った回数が多くなるほどに読書感も変わっていくだろう。
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