「パレード」吉田修一 2004幻冬舎文庫(2002幻冬舎)
山本周五郎賞受賞
解説が酷い、まるで読書感想文。だが、作品が怖いということを繰り返すのは正しいだろう。登場人物たちを一人一人振り返ることで、「知っていた」という条件でそこに怖さが出てくることに気付かされる。全員に。
よみはじめは「こいつは~」「こいつらは~」だったのが、「こ・い・つ・ら!」になり、そして「こ、こいつら・・・」になるわけだ。
無断シェアハウスに出入りする癖のある4~6人
この作品は、さすがにすごいわ。「いじめの横行する教室」に通じる何か雰囲気がある。(いじめられっ子は外)
(見えにくい)無責任、だがそれを許す社会?
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます