とても風の強い一日だった
今も窓の向こうは時折ゴーッと言う音が聞こえる
午前中にアキラちゃんから留守電が入っていた
夕方、目が覚めて電話をすると
「今日、焼肉食べに行かない」と言う
ウチの近所の“味ん味ん”を何度も推薦してたので
ご馳走してくれると言うのだ
肉も久しく食べていないので
恋しくなっていたところだった
シャワーを浴びて店に駈けつけると
開店してまだ1時間しか経っていないのに
待合室には既に何組かがお腹を空かして待っていた
こんな不況でもこの店はいつも大盛況のようだ
家族連れがやたらと目立つ
アキラちゃんを待つ事20分
見覚えのあるバイクが駐車場に到着
風と雨もポツポツ降っているのに
わざわざ遠くから飛ばして来てくれたのだ
順番待ちのために名前を記入する
私たちは9番目だ
久々に会ったのでお互いの近況を報告し合う
この不景気で彼も仕事が随分と減ったらしい
私もお店の厳しい状況などを伝えた
これから焼肉を食べようと言うのに
初っ端から暗い話になった
10分位して名前が呼ばれ
広いテーブル席に通された
まだピーク時ではないようで
6人掛けのテーブルを2人で占領した
もう一組隣に来ても大丈夫だと思うのだが
窮屈にならないようにとの配慮なのだろう
久しぶりに食べるお肉は、とても美味しい
私はいつもご飯とスープも頼んで
帰る頃には胃もたれを起こす
アキラちゃんもビビンバでしめてお腹一杯になったようだ
網の上にはまだカルビが4切れ残っている
「オレもう要らない」
仕方ないので私が箸を伸ばす
辛みそダレををつけると満腹なはずなのにまだ入るのだ
「ねえ、マックでゆっくりしようよ」
“味ん味ん”の隣がコンビニでその隣にマックがある
ハンバーガーは要らないがジュースが飲みたい
マックへ移動して2階の喫煙席へ
当然の事だが禁煙席の3分の一のスペースである
しかも窓際で眺めの良い禁煙席に比べ
隔離されたようなこの場所はやや損な気分になる
私はタバコを吸わないがアキラちゃんの為に此処にした
私たち以外には学生らしき男の子が数人居て
ノートパソコンを広げている
耳にはイヤフォンをして音楽を聴いている
この近所には専門学校があるのでそこの生徒だろう
若い男の子達を見ながらアキラちゃんの話に頷く私
さっきのお肉がまだ胃にもたれていて苦しい
出来ればこのソファーで横になりたいくらいだ
しばらくしてから
「これからどうする?」って聞くから
「もう帰って寝るわ」と私
ホントに眠くなっていたのだ
アキラちゃんも日頃の疲れが出ているようだ
彼のバイクに手を振り私はアパートへ戻った
しまった!コンビニでベビーオイル買うの忘れてた
今も窓の向こうは時折ゴーッと言う音が聞こえる
午前中にアキラちゃんから留守電が入っていた
夕方、目が覚めて電話をすると
「今日、焼肉食べに行かない」と言う
ウチの近所の“味ん味ん”を何度も推薦してたので
ご馳走してくれると言うのだ
肉も久しく食べていないので
恋しくなっていたところだった
シャワーを浴びて店に駈けつけると
開店してまだ1時間しか経っていないのに
待合室には既に何組かがお腹を空かして待っていた
こんな不況でもこの店はいつも大盛況のようだ
家族連れがやたらと目立つ
アキラちゃんを待つ事20分
見覚えのあるバイクが駐車場に到着
風と雨もポツポツ降っているのに
わざわざ遠くから飛ばして来てくれたのだ
順番待ちのために名前を記入する
私たちは9番目だ
久々に会ったのでお互いの近況を報告し合う
この不景気で彼も仕事が随分と減ったらしい
私もお店の厳しい状況などを伝えた
これから焼肉を食べようと言うのに
初っ端から暗い話になった
10分位して名前が呼ばれ
広いテーブル席に通された
まだピーク時ではないようで
6人掛けのテーブルを2人で占領した
もう一組隣に来ても大丈夫だと思うのだが
窮屈にならないようにとの配慮なのだろう
久しぶりに食べるお肉は、とても美味しい
私はいつもご飯とスープも頼んで
帰る頃には胃もたれを起こす
アキラちゃんもビビンバでしめてお腹一杯になったようだ
網の上にはまだカルビが4切れ残っている
「オレもう要らない」
仕方ないので私が箸を伸ばす
辛みそダレををつけると満腹なはずなのにまだ入るのだ
「ねえ、マックでゆっくりしようよ」
“味ん味ん”の隣がコンビニでその隣にマックがある
ハンバーガーは要らないがジュースが飲みたい
マックへ移動して2階の喫煙席へ
当然の事だが禁煙席の3分の一のスペースである
しかも窓際で眺めの良い禁煙席に比べ
隔離されたようなこの場所はやや損な気分になる
私はタバコを吸わないがアキラちゃんの為に此処にした
私たち以外には学生らしき男の子が数人居て
ノートパソコンを広げている
耳にはイヤフォンをして音楽を聴いている
この近所には専門学校があるのでそこの生徒だろう
若い男の子達を見ながらアキラちゃんの話に頷く私
さっきのお肉がまだ胃にもたれていて苦しい
出来ればこのソファーで横になりたいくらいだ
しばらくしてから
「これからどうする?」って聞くから
「もう帰って寝るわ」と私
ホントに眠くなっていたのだ
アキラちゃんも日頃の疲れが出ているようだ
彼のバイクに手を振り私はアパートへ戻った
しまった!コンビニでベビーオイル買うの忘れてた