おかまのよろめき

現役おかまのお店日記&趣味のはなし

メルモ

2008-12-17 08:25:26 | Weblog
一昨日は久々にT社長が来店された

て事は当然アフターなのである


定時に店が終わり、隣町のMへ

今回はサナエさんも一緒だ

ドアを開けると店内は閑散としていた

週明けなのでこんなものかもしれない

更にスタッフたちもイマイチ元気がない

あまり飲んでないのだろうか

他のテーブルに見覚えのある顔を発見

ルーマニア出身のナディアが働いている国際パブのマスターだ

彼はニューハーフ好きなのだ

しかもサオが付いてる方が良いらしい

ユッキーナがお相手している


我々のテーブルには見慣れないオカマちゃんが…

赤いメガネをかけていてコミカルな印象だ

ややズングリした体型で常に笑っている

矢野顕子に似た印象だ

メルモと名乗る彼女は40歳だと言う

段フレアのミニドレスが年齢を若く見せている

T社長は彼女を気に入った様で隣に呼んだ

話を聞くと、元々立川のミックスパブに居たようだ

その後小田急沿線の小さなオカマバーに移店

両店とも待遇が悪かったらしくて

携帯のニューハーフ求人サイトで見つけたこの店に

とらばーゆしたとの事

笑い飛ばしながら話してはいるが

結構苦労している

この店だって労働時間は長いので

決して楽ではないだろう

“でも暗い顔してたって始まらないじゃない”

とでも言う様にニコニコしているのだ

接客業の基本とも言える笑顔

つい忙しかったり、気持ちに余裕のない時には

忘れがちだ

彼女を見ていて、大事な事を再認識させられた


Mは11時閉店だ

サナエさんはかなり前に帰った

T社長はこの後もまだまだ飲み続けると思われる

それをずっと付き合ってたら体が持たない

しかもまだ月曜日なのだ

お気に入りのメルモにアフターを付き合えるか尋ねる

店長に伺いを立てたところ、彼女次第と言う

メルモはニコニコしながら

「着替えてくるから待っててね」と言い残し

楽屋に消えた


私はここでさり気なくフェイド・アウトする手もあったが

言い出せなくて付き合う事にした

この時間にやっている飲み屋はない

仕方ないのでT社長行きつけの中華料理店へ

お腹が空いていたので丁度良かった

「好きなのを腹一杯食えよ」

遠慮なく幾つかの料理を注文する

社長がトイレに行ってる間にメルモと会話

Mで長続きしそうか聞きたかったのだ

万一合わない時はウチに欲しいと思ったからだ

この時にメアドを聞いておくべきだった

そこへ社長が戻って来た

テーブル席ではなく、奥の座敷なので

メルモは横座りして社長にしなだれかかる

ピンクのハイネックセーターとジーンズの組み合わせが

店でのミニドレスよりも彼女を一層女性に見せている

20代後半から30代前半にしか見えない

社長は彼女にかなり好感を持ったらしい

あぐらをかいた彼の膝枕でメルモは眠り始めた

彼女の長い髪の毛をイジリながら

「こいつとホテル行きたくなったな…」と言うではないか

続きは次回 













コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする