一昨日はホント失敗した
最近オカマバーデビューしたマイが男友達2人と来店
隣町にあるMの話をしたら
マイと一緒に来たヨシオが、先日行って来たと言う
Mとは、以前にも書いたが昼近くまで営業しているミックスパブだ
他所の店の宣伝をする事もなかったのだが
オカマの性で、ついオーバーに話している内に
マイも行きたくなったらしい
「エドナも一緒に行こうよ」
2~3時間ならストレス発散も兼ねて
付き合うのも良いかなと思ったのが失敗の始まりだった
4時になりサナエさんとヒデミさんに後片付けを頼み
私はマイ達と隣町のMを目指した
場所はヨシオが熟知していたので
タクシーの運転手さんに説明する
ラブホテルの向かいに到着
小さな看板が階段の上り口に置いてある
そう、ココ、ココ!
狭い階段を上る前から店内から歓声が洩れてくる
初めて訪れる店に緊張感を高めるマイ
ドアを開けると4時過ぎだと言うのに
大盛り上がりだ
このテンションの高さは一体何なのだろう
チーママのヒナが私を見るなり
「あら~!!久しぶり~!!」と歓迎してくれた
マイはヒナをニューハーフだと勘違いしている
「やだわ~、オカマはこっちよ!」
自称21歳のレイが野太い声を上げる
前回来た時は大人しかった彼女だが
今日はかなり酒が回ってるようで顔も紅い
マイが「アノ子、男でも絶対にカッコ良いわ」と目を輝かす
調子に乗ったレイが男時代の写メを見せる
確かにイケメンだ
色々話をする内に大阪のゲイバー事情を語りだした
「アンタ、この間はオミズ初体験みたいな事言ってたじゃないの」
21歳だって言うのもどうも怪しい
酔った勢いでぶっちゃけまくっている内容から
大阪出身のレイはホモ時代にどこかのゲイバーにスカウトされ
働いていたらしい
有名店の名前がバンバン出てくる
写メにはそこのナンバーワンニューハーフのショットも有った
私とレイがカマ事情で盛り上がってると
全く話が見えないマイが置いてけぼりになっていた
「ごめんねマイ、ついつい興味深い話だったからさ…」
一緒に来たマイの男友達2人はヒナがイジっている
私の隣には、この間居なかったニューハーフが
他の客を相手していた
レイよりも可愛いのだが、ぎこちない
「あらアナタは新人なの?」
マイもこの子に興味を示している
土屋アンナやベッキーから毒気を抜いた様な顔立ちだ
「ユッキーナです、よろしくお願いします」
全然オカマっぽくないのだ
私たちがこのユッキーナと会話していると
レイが横槍を入れてきた
どうやらユッキーナを快く思っていない様だ
マイはすっかりレイから心が離れ
こちらの新人と仲良くなっている
レイもユッキーナもタイプの違う可愛いさだが
口の達者なレイの方がインパクトが強い
メールを見ようとポーチに入れた携帯を
取り出した時だった
店の鍵を忘れた事に気付いたのだ
女装のままアフターをする時は
お客さんと別れた後
そのまま自宅に直帰する事は出来ない
一度、店に戻ってメイクを落とし、着替えなくてはならないのだ
いつもなら必ず店の鍵を持って出るのだが
慌てていた為についうっかりしてしまった
それまでの浮かれモードが一瞬にして焦りに変わった
時間は6時前だ
もう店にサナエさんもヒデミさんも居ないだろうが
念の為に電話をしてみる
空しくなり続ける呼び出し音
次に、この近くに住んでると言うヒデミさんにかける
留守電になっていて話にならない
店には出ていなかったママにもかけてみるが
当然10コールの後留守電になった
どうしよう、このままでは自宅に戻る事はおろか
店にだって入れない
24時間営業のカラオケボックスやネットカフェで
夜まで時間を潰す事も考えたが
出来るだけソレは避けたい
もしかしたらサナエさんはまだ電車の中かもしれない
連絡が取れれば最寄り駅まで鍵を借りに行ける
頼みの綱は彼女だけだ
呼び出し音が鳴る…
続きはまた明日
最近オカマバーデビューしたマイが男友達2人と来店
隣町にあるMの話をしたら
マイと一緒に来たヨシオが、先日行って来たと言う
Mとは、以前にも書いたが昼近くまで営業しているミックスパブだ
他所の店の宣伝をする事もなかったのだが
オカマの性で、ついオーバーに話している内に
マイも行きたくなったらしい
「エドナも一緒に行こうよ」
2~3時間ならストレス発散も兼ねて
付き合うのも良いかなと思ったのが失敗の始まりだった
4時になりサナエさんとヒデミさんに後片付けを頼み
私はマイ達と隣町のMを目指した
場所はヨシオが熟知していたので
タクシーの運転手さんに説明する
ラブホテルの向かいに到着
小さな看板が階段の上り口に置いてある
そう、ココ、ココ!
狭い階段を上る前から店内から歓声が洩れてくる
初めて訪れる店に緊張感を高めるマイ
ドアを開けると4時過ぎだと言うのに
大盛り上がりだ
このテンションの高さは一体何なのだろう
チーママのヒナが私を見るなり
「あら~!!久しぶり~!!」と歓迎してくれた
マイはヒナをニューハーフだと勘違いしている
「やだわ~、オカマはこっちよ!」
自称21歳のレイが野太い声を上げる
前回来た時は大人しかった彼女だが
今日はかなり酒が回ってるようで顔も紅い
マイが「アノ子、男でも絶対にカッコ良いわ」と目を輝かす
調子に乗ったレイが男時代の写メを見せる
確かにイケメンだ
色々話をする内に大阪のゲイバー事情を語りだした
「アンタ、この間はオミズ初体験みたいな事言ってたじゃないの」
21歳だって言うのもどうも怪しい
酔った勢いでぶっちゃけまくっている内容から
大阪出身のレイはホモ時代にどこかのゲイバーにスカウトされ
働いていたらしい
有名店の名前がバンバン出てくる
写メにはそこのナンバーワンニューハーフのショットも有った
私とレイがカマ事情で盛り上がってると
全く話が見えないマイが置いてけぼりになっていた
「ごめんねマイ、ついつい興味深い話だったからさ…」
一緒に来たマイの男友達2人はヒナがイジっている
私の隣には、この間居なかったニューハーフが
他の客を相手していた
レイよりも可愛いのだが、ぎこちない
「あらアナタは新人なの?」
マイもこの子に興味を示している
土屋アンナやベッキーから毒気を抜いた様な顔立ちだ
「ユッキーナです、よろしくお願いします」
全然オカマっぽくないのだ
私たちがこのユッキーナと会話していると
レイが横槍を入れてきた
どうやらユッキーナを快く思っていない様だ
マイはすっかりレイから心が離れ
こちらの新人と仲良くなっている
レイもユッキーナもタイプの違う可愛いさだが
口の達者なレイの方がインパクトが強い
メールを見ようとポーチに入れた携帯を
取り出した時だった
店の鍵を忘れた事に気付いたのだ
女装のままアフターをする時は
お客さんと別れた後
そのまま自宅に直帰する事は出来ない
一度、店に戻ってメイクを落とし、着替えなくてはならないのだ
いつもなら必ず店の鍵を持って出るのだが
慌てていた為についうっかりしてしまった
それまでの浮かれモードが一瞬にして焦りに変わった
時間は6時前だ
もう店にサナエさんもヒデミさんも居ないだろうが
念の為に電話をしてみる
空しくなり続ける呼び出し音
次に、この近くに住んでると言うヒデミさんにかける
留守電になっていて話にならない
店には出ていなかったママにもかけてみるが
当然10コールの後留守電になった
どうしよう、このままでは自宅に戻る事はおろか
店にだって入れない
24時間営業のカラオケボックスやネットカフェで
夜まで時間を潰す事も考えたが
出来るだけソレは避けたい
もしかしたらサナエさんはまだ電車の中かもしれない
連絡が取れれば最寄り駅まで鍵を借りに行ける
頼みの綱は彼女だけだ
呼び出し音が鳴る…
続きはまた明日