おっさん先生と愉快な仲間のぶろぐ

先生って楽しい仕事だと思い続けることができたしあわせな爺っさまのつぶやきです。

思考の断片

2012-12-07 21:43:32 | Weblog
学級王国という言葉が死語になりつつある。

そういう言葉すら知らない若者たちが、
先生として、次々に誕生しているからだろうけど、

かつてこうした王国を作ろうとした
わがままで力ある王様たちが、
退位していったことが、原因でもある。

王国を作らんとした覇気は年老いた王と共に消え、
一見平和そうに見える世界を作っているようにも見える。

かつて教師は黙々と
トイレ掃除を率先垂範することを誇りとした。

今、掃除は「かっこいい」仕事だと
明るく語る若い先生の言葉に
子どもたちは目を輝かす。

時代の中で変化する部分を読み取る嗅覚がほしい。

学校のテーマパーク論、ありだと思う。

マニュアルを「必要最低限の作業要綱」と訳さず
「絶対に遵守すべき行動規範」としてとらえてきた世代は
時代から消える時を静かに待っている。

可能性やクリエィテリビィは
マニュアルの上に咲く花だということを実感することなく、
その役を終えるのはなぜか悲しい。

「○○君の意見と同じです。○○さんの意見に付け足して・・」
パターン化、マニュアル化が
独自の意見を作ることを阻害しているということを知りながら
他者との関係の中で自分の意見を貫くことに躊躇する
「マニュアル化されたコミュニケーションの取り方」

また、100㍍走をタイム順で走らせるという
徒競走マニュアルと同じ悲劇が始まるのだろうか。

意外と教師っていう仕事、
おもしろいんだけど、
それを言葉で伝えることが
この頃おっくうになってきているのはなぜだろう

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