おっさん先生と愉快な仲間のぶろぐ

先生って楽しい仕事だと思い続けることができたしあわせな爺っさまのつぶやきです。

低学年における基本的な学習習慣の定着ですか。

2014-04-05 23:51:42 | Weblog
要するに
どうすれば、
家庭でも学習しようとする習慣を
身につけさせることができるかですね(笑)
なかなか難しい問題だと思います。

学力の格差を生み出す原因を探る中で、
最近は家庭の年収が影響している
という調査結果まで出てきているようですが、
「学習しようという意欲や習慣」を
身につけさせるための要因に「これだ」というものは
ないように思います。

たしかに、低学年においては、
「ほおっておいても身につく」というものではないので、
まわりの大人(教師も親も含めて)が、
勉強する環境や、雰囲気を作ってやることが
大切になってきます。

当然、ありきたりの言葉ですが、
愛情を持って、という前提に立った上で、
一定の枠組みというかルールを作ることが必要だと思っています。

お家では、こんなことをみんながしてみてはどうでしょうかと
親に話してはどうですか。

① 毎日決まった時間に勉強をさせる。

帰ったらすぐ、食事の後すぐ、お母さんが帰ってきたら等々、
何時何分からという機械的な時間設定でなくともよいので、
習慣化しながら、たとえば一年生なら10分、
二年生になれば20分、三年生なら30分と、
目安を最初に伝えておくことが大切です。
その時間には必ずそうするものだという癖ができれば
高学年になっても、学習習慣が持続するものだと思います。

②誰かの目の届く範囲で勉強をさせる。

低学年の場合は特に、
決まった場所で勉強させると言うことが
意外と大切です。
親の目の届く範囲という言葉がありますが、
誰かの目の届く範囲でなら、
場所が多少変わってもよいと思いますが、
落ち着いて勉強する場所の確保も必要です。
自分の落ち着いて勉強できる場所が決まると
高学年でも自分の決めた場所で勉強するようになるものです。

③子どもが勉強しているときには静かな環境を確保する。

子どもが勉強しているときに
兄弟がゲームをしていたり、親がテレビを見ていたりすると
子どもが勉強に集中することができなくなります。
兄弟一緒に勉強する時間を決めさせたり、
親も、その時間を何をして過ごすかを考えることも
必要になってくるかもしれませんね。

④くどくど長くしからないで、認めること、ほめることを忘れない。
しかることも低学年では特に必要だし、
高学年になってからも、時にはしからなくてはならないときが
あるはずです。
必要なことは
「なぜしかったかを、子どもに理解させ、
もう一度同じことをさせない」ことで、
親が自分の感情が収まるまでしかり続けることは
逆効果になることが多いようです。
低学年では、やりきったことや努力したことは
認めてほめたり、励ましたりすることが特に必要です。

学校ではこんなことをさせてみようと思っていますということも
忘れずに親に伝えることが必要です。

①子どもの興味のあること得意なことを見つけてあげたい。

どんな場面で生き生きしているか。
何に興味を持っているのか。
低学年の子どもは自分が好きだと思うことを見つけると
どんどん伸びていきます。お家での様子をお知らせください。

②基本的なことは自分でできるようにさせたい。
体操服への着替えの時に、
きちんと衣服をたためることができるといいですよね。
机の上のものを整理整頓できるといいですよね
筆記具の用意は自分でできるといいですよね
教科書やノート、プリントやテストを
きちんと決めた場所にしまったり、綴じたりできるといいですよね。
明日の用意は自分で行い、
忘れ物の点検も自分でできるといいですよね。
お家で自分の仕事
「靴揃え」「水やり」「食器運び」「新聞運び」などをしている子どもは
「いいですよね」をたくさん持っています。

③宿題をやりきらせる
低学年では毎日宿題が出ます。
それをまず、やりきらせることが大事だと考えています。
時間がかかることもあるかもしれませんが、
やりきることを大事にしていきたいと思っています。


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