おっさん先生と愉快な仲間のぶろぐ

先生って楽しい仕事だと思い続けることができたしあわせな爺っさまのつぶやきです。

昭和の計算してみますか?

2014-01-17 22:14:25 | Weblog
 担任の仕事と分掌の仕事をたして
一人あたりの仕事量とします。

一人あたり10の仕事があり
3クラスなら全体量としては
10×3=30
学年全体の総仕事量となります。
すなわち3人の担任の先生は
学年で30の仕事をするわけですよね。

しかし、3人の先生ができる仕事の量は同じではなく、
昭和の時代には
ひとりは8、ひとりは12 、そして最後のひとりは15だったとします。
結果として、しなければならない仕事は30なので、
3人ができる総仕事量35から、しなければならない総仕事量30 を引くと
余裕量5がでてきて、
みんなが分配したり、
8の人を楽にしてあげることができたのです。

15できる人は仕事が集中して
しんどいと思うこともあったようですが、
淡々とその実力を発揮することに専念したあまり、
楽になったのは8の人と12の人だけでした。

そのため、15を発揮できる人が、
早くやめていったり、
いつしか12の人は10だけすればいい、
8の人はいつも誰かが助けてくれる、
と思いこむようになっていったのかもしれませんね。

そして、時代が平成という時代になり、
同じ3人の先生で学年を組むと、
3人の先生ができる仕事の量は
ひとりは7、ひとりは10、ひとりは8になってしまいました。
なんていう事態が新しく起こってきたのかもしれませんね。

3人がしなければならない仕事量30は変わらないので、
25-30=余裕量は-5になって、
それを誰が補うのかで
苦慮する事態がおこっているのかもしれませんね。
 
新米のあなたは8しか仕事ができていないのだから、

あと2はこれからのあなた自身の努力で
身につけていきなさいと言うことをいってくれる先輩と、

先輩が今まで通りにしたいから、
あなたに5の努力をしなさいといってくる先輩との
違いをあなたたちが判断するのは、難しいかもしれませんね。

大規模校の方が楽ができる
教えてもらえることも多いと思っていた新米さん
期待はずれだったのは
仕方のないことなのかもしれませんよ。

基本、甘い期待をしていたことが間違いなのかもしれませんが
 そのあたりが、一学年に3クラス以上のクラスがある場合の
しんどさに結びつく場合もあるようですよ。

僕は一学年一クラスの単学級で
一人あたり10の仕事をやる方が楽だと思っています。

日本の半分ぐらいはまだ
一学年一クラスの単学級なのだと思います。

単学級なら
もしもあなたが12の仕事が
できるようになったら
もっと楽になるかもかもしれませんよね(笑)

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 短なわ上達促進台 | トップ | 子どもの口答えにむかつく・... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿