おっさん先生と愉快な仲間のぶろぐ

先生って楽しい仕事だと思い続けることができたしあわせな爺っさまのつぶやきです。

情報をどう読み取るか

2011-03-15 16:44:26 | Weblog
昨日、一昨日と「今 情報をどう読み取るか」という
研究会に参加してきました。

今 大変な事態に直面しています。
色々な「情報」が流れ氾濫しているようにも思えます。

地震発生の当初は多くの情報がひとつの
方向に流れているということにはなかなか
気づきませんでした。

管理されている「情報」と、
そうでない「情報」があるという
認識はあったつもりなのですが・・。

ネット上の情報や海外の記者が報道するCNNやロイターの記事を検証していくと
すごいなと思うことや何か変だなと思うことがいくつかありました。

アラスカの公開されているHAARP地震電磁波モニターをでのデータを基に
3月10日の10時に「アラスカHAARP群に垂直な方向、アジア日本を通る大円方向である可能性がある。」
と予想した人がいることも分かります。
http://mblog.excite.co.jp/user/quasimoto/entry/detail/?id=14408281

でも今回はいくつもの「なぜ??」が生まれてきました。
一番のなぜは「冷静に物事を判断するために必要な情報が手に入らないのはなぜ??」ですが
そこに至までのプロセスを院生のみんなにも考えてほしいと思っています。

地震発生当初11日に、日本はアメリカからの原発冷却剤支援を断った。なぜ??
http://jp.reuters.com/article/worldNews/idJPJAPAN-19958920110311
http://jp.reuters.com/article/jp_quake/idJPnJT885857220110312
そして 一度断ったアメリカの原発冷却剤支援を公式に昨日14日再要請した。なぜ??

昨日14日までテレビや新聞で公式発表に使われていたマイクロシーベルト
という単位をなぜ1000倍のミリシーベルという単位で公式発表に使い出したの??
http://jp.reuters.com/article/wtInvesting/idJPnTK055322420110315

被災地には届きにくいはずなのに、「新聞」では一斉に「放射線物質どう防ぐ」
の記事を今日15日の朝刊で全国配布・・。誰のための記事??
昨日はテレビで大丈夫みたいなコメンターが数多くいたのに、
昨日の朝刊締め切り時には「危機的な状態になりつつあるという認識」が新聞社にはあったの??

中国は「放射能水準調査を強化し、迅速に情報を報告する」と公表しているのに、
日本のどこのサイトに行けば放射能のモニタリングができるの??
公式サイトはどこも閉鎖状態なのはなぜ??
http://jp.reuters.com/article/wtInvesting/idJPnTK886126220110315

日野市(確か東京都ですよね)で個人が調査できるぐらいだから、
きっとどこかに正確な情報があるはずなのにそれが公表されないのはなぜ??
http://park18.wakwak.com/~weather/geiger_index.html

疑心暗鬼を通り越して、何か悲しくなってきます。
「情報」に関わる仕事をしてきたひとりとして、
無力感を感じています。こんな時「教師」は何をすべきなのだろう。
こんな時のために、「情報の真偽を見極め、正しい情報を基に
行動することを情報リテラシーというのだ」
と子どもたちに説いてきた自分の無力感を感じています。 

S君のお父さんは私と同い年
宮古の市役所で一生懸命がんばっておられます。
私も、今を一生懸命に考えています。






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