おっさん先生と愉快な仲間のぶろぐ

先生って楽しい仕事だと思い続けることができたしあわせな爺っさまのつぶやきです。

教員採用試験を再挑戦する人に その2

2021-02-23 18:35:59 | Weblog

3回生のころのあなたたちによく言ったことですが
あなたたちの後輩にも、もう話すことはないので、伝えておきます。

近年、小学校の採用試験は3~4倍程度、中学校・高等学校は7~8倍程度といわれますが、筆記試験だけで乗り越えられるものではないですよね。
今年はコロナのおかげで、筆記だけの市がいくつかあったと聞きますが、よほど教員が不足しているところだと思います。
クラス定員が増える小学校は少しは受かりやすくなるかもしれませんね。でも、筆記試験の点数だけでは小学校は難しいですよね。

他府県からの現役の先生の移動、講師経験のある中でも、年齢層の少ない年代の現役講師、
各都道府県が行う三回生対象の教師塾や養成講座の枠や教職大学院の推薦枠を考慮すると
「四回生で現役合格」のための倍率は先の一般に言われている倍率の三倍から五倍だと言われています。
小学校の採用試験でも、現役合格は4倍から15倍の難関になるわけです。

だから失敗しても仕方がないとなぐさめるわけではないのですが
、もう一度取り組む姿勢を見直す必要はないのかなということを言いたかったのです。

最近若い先生の講師での採用も厳しくなっている校種があるようですね。
常勤講師が経済的には一応安定しますが
次の採用試験を受けるモチベーションが保てなくなるというデメリットがあります。
だからと言って背水の陣で勉強しても「受験する都道府県が求める教師像にマッチしないと」
二次試験で落ち続けるということもあるようです。
採用試験挑戦3年が1つの目安、5年も続けると、メンタルがきつくなります。

採用試験を受けた夏の次の年、そう、今が来年の採用試験のためには、一番大切な時なのです。
ひとりで再挑戦するためには、自分の最善の計画と選択が必要です。

卒業した4月から6月から始まる採用試験までの2ヶ月の費用とそのあとの採用試験に関わる費用と
なおかつ、その間、何をしていたかというキャリアが、再挑戦には必要です。
都合のいい、講師があればいいのですが。。

一番最適な方法は午前中支援員などで学校現場のキャリアを積み、午後は専門教科の勉強というパターンですね。
自宅に戻り食費を浮かせるというのもありですね。違う校種の免許をとり受験するなら三年程度の長期計画が必要ですが
その時今と同じ採用状況とは限りませんので情報収集が必要です。

学校現場では2月3月という時期に先生の欠員ができると本当にこまるんですよね。
特に3ヶ月とかのお休みをされると教務さんや7年の先生に負担が行きます。
チョコっと講師で入れて大やけどするのが怖いんですね。

でも、この時期に学校現場に入っておくと、4月からも続けて、
講師枠に入れたりするから卒業後2年目の講師さんが入りやすいという利点はありますね。
(臨時免許という制度を使って4回生でも講師になれる市があります。ただし要卒単位が残っている場合はリスクが大きすぎます。)

コメント
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