おっさん先生と愉快な仲間のぶろぐ

先生って楽しい仕事だと思い続けることができたしあわせな爺っさまのつぶやきです。

どうすれば規範意識を作れるかですか。

2013-02-04 21:22:15 | Weblog
いよいよ 先生としてスタートですね。
みんなは学生最後の時間を楽しんでいるのに
着々と準備を始めていますね(笑)

確かに 
小学校でも「学力を付けるためには、学習規律が基本!」
というスローガンをかかげ、
厳格な点検活動を試みるという
、一昔前の中学校で行われていたような
圧迫指導が行われ
そのうち、子どもたちの生活上の乱れも大きくなり、
窓ガラスは割れ、
物は壊され、
上靴も下靴もなく平気で校舎内を歩く
子どもたちがでてきたり、
朝会など全校が集まったときには騒がしく、
話が聴けないという課題があるということを聞きたことがあります。

でも、先生たちは各クラスで
それぞれに一生懸命まじめに指導をされているのです。

ただ、厳格な点検活動だけでは大きな効果は表れないのです。

「チャイムが守れない」
「学習の用意が出来ない」など
学習規律の問題に対する解決の方法は、
これだという自信はないのですが、
「こどもたちは これぐらいのことができるだろう」という
思いこみをしないということから始めています。

教師の指導力の問題や子どもたちの質の問題などの
分析や論議をするより、
「こどもたちは、どうあるべきかはわかっているけど、
行動ができないのではないか?」という考えから始めることが大切だと思います。

つまり知識としては朝の挨拶は「こんにちは」
夜の挨拶は「今晩わ」ということは知っているけど、
嫌いな人には「ぼけ」「かす」としか
気持ちを伝える方法を知らないのではという、
いわゆるソーシャルスキルの課題があるのではという認識です。

スキルとして
「感謝したときには」
「嬉しいときには」
「悲しいときには」
「いやなときには」
どうすればいいのかということを
身につけるトレーニングをすれば改善するのでは
という考え方です。

素直に自分を表現すれば
人も素直に返してくれるという安心感を作る
取り組みでもると思います。

規範意識を作るためにはソーシャルスキル。
仲間作りのためにはエンカウンターという組み合わせでしたね。

「いま子どもたちに育てたい 学級ソーシャルスキルCSS」
河村 茂雄 品田 笑子 藤村 一夫【編著】図書文化社
という本が少し高いですが入門書としては良いですね。

ソーシャルスキルは子どもたち自身が持って生まれたものではなく、
学習によって向上するものといわれています。

これだけに限りませんが、
ひとりあなただけが取り組んでも、
一年間のあなただけの取り組みで
終わってしまう場合がありますよね。

学校として一丸となって取り組めるなら
やってみる価値はあると思いますよ。
赴任する学校が「チーム」意識のあるところだと良いですね。
こればっかりは4月のお楽しみですね

連合での2年間で出会った
最後の4期生もいよいよ新しい旅立ちですね。

この一年間は
教頭としての仕事を最優先にしていたので、
あなたたちに何も発信できませんでしたが、
せめて遠くに赴任する2・3・4期生のために
「新米先生に贈る 特別支援教育入門講座 もうすぐ春です」を
はなむけにしたいなと思っています。

通常学級に在籍する特別支援教育を必要とする子どもたちのために
「最低限知っておいてほしいこと」を伝えられればと思っています。

3月9日(土) 連合や新米でなくても参加可です。
参加希望はメールかFBで。最近LAINも挑戦しています(笑)

コメント
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