公務員試験知能、教員採用試験数学解説

ある予備校講師が暇な時間に綴る小さなブログ

問題解説ではありません。

2019-09-29 13:32:00 | 日記

数学の求める答えは、一つの数字であったり、確かな証明であったりするのですが、そこに至る過程は本当にさまざまで、へえー、そうか。と思わせられることがよくあります。                  新しい見方や考え方に出会うと、その考え方を、あれに応用できないかなとか、人それぞれ、色んな見方をしてるんだなとか、とても面白いです。                  僕は息抜きに、ペットやら、食べ歩きやら、旅行記やら、不思議体験やら、色んなブログを拝見させていただいてます。                  最近、こんな記事に出会いました。ラブシーンという表題で、

これは何に見えますか?というものです。                  画像掲載は許可を得ました。                  僕の中では、もう、見た瞬間、ワンちゃんだったのです。ってか、それ以外何も見えません。                  でもラブシーンと書いてあります。                  皆さんは、意味がわかります?                  しかも、なぜこれがラブシーンなのか書いてなかったので、コメント欄に、犬にしか見えませんので、解説よろしくと入れました。                  その後、新しい記事で、その意味を解説してくださったので、あハーンとなりました😀。                  でも、そのブログを書いた人は、逆に、なぜ犬に見えるかわからないということで、今度は、僕が解説するのです。僕は、こう見えたのです。

よって、右側の女性は、ワンちゃんにキスしているように見えるのでーす。
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2019年度和歌山県教員採用試験小学全科③(3:4:5のやつ)

2019-09-25 10:16:00 | 教員採用試験

次の図のような直角三角形ABCにおいて、AB=9cm、AC=15cmとし、2つの線分DE、FGはそれぞれ辺ABに平行とする。                  線分DE、FGが直角三角形ABCの面積を3等分するとき、線分CEの長さを求めよ。ただし、CG<CEとする。

AB=9cm、AC=15cm、∠B=90°なので、三平方の定理を使ってBCの長さを求めても構いませんが、△ABCは、例の、3:4:5のやつなので、見たまま、BC=12cmです。                  なんやねんそれ?というと、こうなのです。(もう知ってるよという人は、とばして読んでください。)                  直角三角形が出てきたら、何でもかんでも3平方の定理を使うのはちょっと損で、とりあえず、次の4つのうちのどれかになっていないかを、まずは確認します。その4つのやつとは、

3平方の定理は、ピタゴラスという人が紀元前6世紀頃(と思う)に発見したわけですが、これは全ての直角三角形に当てはまるというすごいものですが、3:4:5と5:12:13は、それより数千年も前、エジプトで発見されていて、パピルスにこれが書いてあったということです。                 三角定規のやつは、いつかは知りません。それはさておき、本問の△ABCは、まさしく3:4:5じゃあ〜りませんか。(チャーリー浜、年ばれる)


おお〜っと、よく見ると、△ABCだけではなく、△DECも、△FGCも3:4:5。相似やから当たり前やけど。線分DE、FGが直角三角形ABCの面積を三等分するということなので、こうなります。

△D E C は3:4:5の直角三角形なので、

正解は、4√6cm です。相似と面積比で考えても構いません。

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ヤリ型の体積は?2019年度和歌山県教員採用試験小学全科2

2019-09-20 13:14:00 | 教員採用試験
次の図のように、関数y=3x2乗のグラフとx軸に平行な直線lが2点A(−2,12)、B(2,12)で交わっている。点Aを通り、△AOBの面積を2等分する直線と直線OBの交点をPとする。△APBを直線lの周りに1回転させたときにできる立体の体積を求めよ。ただし、円周率をπとする。

点Aを通り、△AOBの面積を2等分する直線を求めるには、まずは、線分OBの中点を探さなくてはなりません。                  点Oは、(0,0)、点Bは(2,12)、その中点は、x座標どうし、y座標どうしの真ん中です。それぞれ、足して2で割ればよいのです。よって、(1,6)です。

この点(1,6)が、点Pとなります。

次に、△APBを直線lの周りに1回転させます。


左の円錐の体積と右の円錐の体積を別々に求めて、足してもいいですし、この立体は、ヤリ型と言いまして、次の公式に当てはめても構いません。

本問の場合は、1/3×6×6×π×4=48π。正解は、48πです。

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え〜?まだ終わってないの?(平成27年東京消防庁)

2019-09-16 11:07:00 | 仕事算
A、B、Cの3人の1日にする仕事の割合は3:3:2で、ある仕事を3人で休まず10日かかって全体の1/2だけ仕上げることができた。その後、すべての仕事を終えるまでに、Aは5日間、Bは3日間休み、Cは休まなかった。この仕事にかかった日数として、最も妥当なのはどれか。                 ①23日②26日③29日④32日⑤35日                                                                            Aは1日で3、Bは1日で3、Cは1日で2の仕事をするのですから、3人でやると、1日で8の仕事ができます。                   3人で休まず10日したなら、8×10=80の仕事が完了。これが全体の半分なので、あと80の仕事が残っています。                   さて、ここからどうしましょうか?まずは、方程式で、無味乾燥に考えてみます。





前半10日、後半13日なので、正解は23日。肢①が正解です。
お知り合いに、中学受験をするお子様がおられたら、この問題をやらせてみて下さい。                 暗算で10秒以内に解けたらトップクラス。同じ暗算でも、1分以上なら中〜上位。解けなければ中位以下。                 なぜなら、彼らはこう考えるからです。                 前半の80は、10日で終わったので、この会社の社長は、「じゃあ、後半もあと10日でできるよね。私は明日から海外視察(実は家族でバカンス)に行くからね。よろしく〜!」と言って出かけて行きました。                   10日経って会社に戻ってきて、「どう?あの仕事終わった?」と聞くと、「社長、まだできてません。」「え〜?まだ終わってないの?そりゃないよ〜。何でまだ終わってないの?」と聞くと、「だってAさんが5日も休むし、Bさんも3日休んだのですから。クビにしますか?」と。そこで社長は考えます。                 「Aが5日休んだということは、3×5=15。Bが3日休んだということは3×3=9。15+9=24の仕事がまだ終わっていない。これを明日から3人でやらせれば、24÷8=3日で終わる。(3人だと1日で8)ほんなら、3日後にクビやな。」                  ところが、明日から、AさんもBさんもまだ休みを取りたいと言ってます。社長はとうとう怒鳴ります。「バカヤロー!問題文を読め!Aは5日、Bは3日しか休まないって書いてあるだろう!お前たちはもうこれ以上休むことは出来ないんだよ〜。」                 ということで、10+10+3=23日かかりますた。社長も手伝えよって感じですが、問題文より、社長は手伝うことができません。ここをポチッとお願いします。→にほんブログ村 資格ブログ 公務員系資格(公務員試験)へ
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2019年度和歌山県教員採用試験小学全科1

2019-09-11 11:16:00 | 教員採用試験
長さ200mの列車が一定の速さで走っている。長さ3200mのトンネルに、列車の最後尾が入った瞬間から最前部が出る瞬間までに、3分20秒かかった。このとき、この列車の速さは時速何キロメートルか、求めよ。                                                     列車が3200mのトンネルを通過したからといって、この列車は3200m走ったのかというと、それは違います。3000mしか走っていません。

3分20秒=200秒なので、この列車の速さは、3000÷200=15より、秒速15mです。                15×3.6=54。正解は、時速54キロメートルです。                 m/秒は、3.6倍するとkm/時になりますし、逆にkm/時は、3.6で割ると、m/秒になります。                     ここをポチッとお願いします。→にほんブログ村 資格ブログ 公務員系資格(公務員試験)へ
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