ぽかぽか 畑いじり

体験農園とネコとの生活

車がスタック!

2012-10-21 01:25:59 | ダンナの出張編
昨日はアンカラの近くに宿泊。
そうしたら明け方、寒くて目が覚めました
朝、ネットで調べると最低気温が10度とのこと。
同じトルコでも南は半袖で良かったのに、こっちでは長袖が必要です。

で、ホテルを8時過ぎに出発。
今回、前回の出張でナビの地図がなかったので、直前にガーミンのサイトから地図を購入してダウンロードしました。
それが好調で、今までのところ道が消えてしまうことがありませんでした
で、ナビに従って走ると、圃場の中の砂利道。
回りは風の音がするだけです


で、走っていたら、近くの泉からあふれた水が路面を流れていて、あっと思った時には車がスタック
これまで、日本だけでなく、海外でも車の立往生は初めてです。
最初のうちは、少し前に出して勢いをつけてバックしたり、木はないので平たい石を見つけてタイヤの下に敷いたりしました。
でも、車が動きません
それは、どんどん水が流れてくるのも原因と思います。
なので、流れる水が車輪の場所に来ないように石で水路作り。
そのうちスタックから1時間が経過。
状況は変わりません

遠くでトラクターの音がするので、そこまで歩いていきました。
何とか人が歩いてくるのを認識してもらって、トルコ語の会話集から単語で伝えました。
トラクターの運転手はトルコ語で話して、テントのある場所から車の場所を指差してくれました。
きっと、今の圃場を耕すのが終わったら来てくれるのか、またはテントの場所で話をつけてくれ、という感じだったので、テントの場所へ。
でも、誰もいません
幸い、そこにスコップがあったので、それを持って車へ戻りました。
スコップがあると違います。
車輪が沈んでいる前後の土を掘って、簡単に取り除けました
でも、車はまだ出ません。
そのうちに車輪が下がって、車のお腹の部分をすり始めているようです。
とりあえず、スコップを伸ばして、できるだけ土を取り除きました。
でも、粘土状の土。
しかも草の根は深く、なかなか掘り起こせません。
作業をしているうちに左手の人差し指、その次に右手の掌の部分の皮がむけてしまいましたが、こっちは必死
痛くもありません。
良かったのは、スタックしたのが9時前だったこと。
これが午後だったら寒くなってきて大変です

さっき、話をしたトラクターの人が来ないので、11時半になって、お昼になればテントに戻ってくるかもと思いテントに行きました。
でも、人がいません
しょうがないので、遠くに見える町まで助けを求めに行こうと道を歩きながらノートに話す言葉を書き留めて行きました。

そうしたら、町に行く途中でトラクターがちょうど、農作業の帰りで圃場から出てきました。
大急ぎで行ってお願いです

メルハバ; こんにちは
アドゥム、だれだれ、ジャポン; 私の名前はだれだれで、日本人です。
あとは、車がスタックした絵を見せて、トラクターで引いてくれとお願いです。
おじいさんの方は、気が乗らない様子で、「アゼルバイジャンか?」と聞かれましたが、「日本人だ」といってパスポートを見せたらしぶしぶ了承。
トラクターの荷台に乗れとのこと。
歩いて30分ぐらいの道のりが、トラクターだと10分ぐらいであっという間でした


で、車のうしろにチェーンをつけて、ゆっくりアクセルを踏んだら簡単に脱出できました。
お願いした時のお礼を払って、おばあさんにはカロリーメイトを日本のビスケットだと言って渡しました。
けっこう深く入っていましたね。
写真だとあまり、はっきりしませんが


で、そのあと、私が道を戻ろうと考えているというと、トラクターの後ろを走ってこいとのこと。
圃場の石もゴツゴツとある場所ですが、トラクターの踏んだ後を気をつけて走行。
そうしたら見事にカーナビが指定した通りの場所まで抜けられました。
こんな道を指定するなんて


泥をよけたりして、ハンドルはドロドロ


近くの町まで行って、泉で手を洗ったころには、スタックしてから4時間が経っていました。
でも午後1時なので、せっかくなので1ヶ所、博物館に向かいました。
カマンカレホユックという遺跡にある博物館ですが、ここは三笠宮殿下が援助したということで、街中にも道の名前がついています。


博物館の展示物の説明も日本語があり、安心して見られます
展示品がきれいに並んでいました。


その後、今日の予定していたホテルに向かいました。
ナビをセットすると途中、1ヶ所は立ち寄れそうな時間を表示。
前にナビに騙されたことをすっかり忘れて、走っていくとこんな集落の細い路地を通り抜ける山道を指定されていました。
でも、今さら、別な道に行けないので、がんばって走行


ハットウシャの遺跡に着いた時には、ちょうど5時の閉門が過ぎた後でした。
前は城門を回るようにたどり着いたのに、今回は城門の真正面に市街地を通っての到着でした。


ここからさらに180キロを走る気はしなかったので、予定を変更して6月にも泊まったホテルに行きました。
予約していないけど、と話をしましたが、6月に泊まったというと、前と同じ部屋に案内してくれました。
こんな部屋だったかな


とにかく今日は疲れました。
夕食は買ってきていないので、レストランに行って食べて、早く寝たいです(N)


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