読後記の続きです。
面白いのは、コールセンターの業績と、休憩室での雑談の量とが相関するという話。
仮説・検証する場合、業績を上げたければ、業績と関連する事項を
相関項目として仮説を立て、検証していきますよね。
まさか、休憩室での雑談なんて、浮かばない。
そういう、まさかをあぶりだすわけです。
そのためには、あらゆるデータが必要で、それをゴチャ混ぜにして、
何らかの相関を探していくんだそうです。
演繹と帰納の、帰納的な方法だ、とありました。
帰納法とは、いろいろな経験則から、真実を絞り出す方法です。
いろいろな経験則は、やはり量的限界がある。
が、ビッグデータはその量的限界の問題をクリアできるというわけですね。
スーパーの売上向上で、どんな施策よりも、
ある店内の場所に人が立っているだけで効果があった、とか。
はやり驚きです。
日本語が滅茶苦茶。
帰納法とは事例から法則を導く推論法のこと。
経験則とは経験から導かれた法則のこと。
帰納の前提として事例が真実でも結論は真実とは限らない。