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瞑想と精神世界

瞑想や精神世界を中心とする覚書

少しだけ心随観

2006年05月21日 | 瞑想日記
午前中、1時間ほど瞑想。いつも座禅中は、たとえ思考が湧き起っても「思考」とラベリングするだけで、とくに心随観は行わない。今日は、少しだけ心随観になった。

職場での先日の会議での自分の発言を反芻していた。「思考」とラベリングして腹の動きに戻ろうとしたが、続けてその時の自分の気持ちに焦点を当てた。十数人での会議であり、些細な事柄であったが、自分の発言で流れを決定して行かなければならないことがいくつかあった。

その場面が座禅中に湧き上がって反芻を始めた背後には、発言や決定に伴う自分の不安や迷いが隠されていた。「不安」「弱さ」などとラベリングした。それですこしすっきりした感覚があった。

こんなふうに何らかの思考が湧きあがった現場で、その思考を生じさせた背後にある思いに気づいてラベリングすると、その気持ちへの「同一化」がほどけていく場合が多い。普通の生活の中では、ほとんど自覚にも上らない気持ちだけに、それに気づいて少しでも解放させることの意味は意外と大きいかも知れない。

少しでもひっかかる思考については、「思考」とラベリングしただけですぐに腹にもどらず、一瞬だけ心随観をすることも、今後はありにしようと思った。