ジュニア・ジャパンオープン2015尼崎大会のレスキューBは2014年ルール(日本語翻訳版)で実施しました。
2014年ルールなので、レスキューキットの配布機能を搭載し、うまく配布できると得点になります。(別にレスキューキットが無くても良いが、高得点が狙えない)
ということで、ほとんどのチームがレスキューキットを装備していました。
で・・・いくつかのチームのレスキューキットはサイコロでした。
かくいう「花鳥風月」も、サイコロです。
あんまりハード制作が得意ではないので、100円ショップで使えそうなものを探していて見つけたものです。
2014年のブラジル世界大会では、各国のチームが様々なレスキューキットを考えてきましたが、サイコロを使ったのは「花鳥風月」だけでした。
そんな中で、ジュニア・ジャパンオープンで、これだけサイコロチームが集まったのが驚きでした。(日本人の発想って、単純なのかなぁ。)
普通に考えれば・・・レスキューキットを(最大)12個も搭載することを考えると、平たいプレートのようなものの方が、12個積み上げても高くならなくて良いと思うのですが・・・
そのようにしているのは、ごくわずかなチームでした・・・
なんで、皆、サイコロなのかなぁ。
みんな「花鳥風月」のマネ!?
などと考えていたのですが・・・原因が分かりました。
今回の競技で適用した2014年ルール(日本語翻訳版)には、
1.6.3 各レスキューキットの最小サイズは 1cm角の立方体である
と書かれています。これを読むと、1cm×1cm×1cmの立方体を含む、それ以上の大きさが必要ですよね。
だからサイコロなんですね。
元のルール(英語版)には
1.6.3 Each rescue kit must have a minimum volume of 1 cubic cm.
と書かれています。規定されているのは、1cmの立方体ではなく、1cm3の容量です。だから、2cm×1cm×0.5cmのような、平たいものでも容量が1cm3以上であればOKです。
実際、2014年の世界大会に参加した、他の国のチームはほとんどコインやプレートのような薄いものでした。
一番上で書いたように、ジュニア・ジャパンオープン2015尼崎大会は、2014年ルール(日本語翻訳版)で実施したのですが・・・そうすると、国際ルールに従って薄いレスキューキットを用意してきたチームは(実施した)ルールに適合していないことになっちゃいますね。(笑)