鈴木海花の「虫目で歩けば」

自然のディテールの美しさ、面白さを見つける「虫目」で見た、
身近な虫や植物の観察や飼育の記録。

とんでもない間違い

2017-05-11 07:45:30 | 日記

 拙著新刊『どんどん虫が見つかる本』が発売になりましたが、

なんと、がっかりなことに大きな間違いが!

 虫の各部の名称を示す箇所で、「腹部」と「胸部」がさかさま!!!

 

 何度も校正したのに、こんな大きな間違いがあったなんて・・・・・・。

言い訳しますと―

当初正しい位置にはいっていたものが、デザイン修正の段階で

こうなってしまったようです。

 実は最近のデザインアプリケーションには、前回出した『わたしたちのカメムシずかん』でも

泣かされました。

 原稿で正しく書いても、デザイン処理の段階で、画数の多い地名などが、略字体に自動的に変換されてしまう、ということが起こりました。

 思いもかけない大きな間違いがデザイン処理によって起こる―これは著者にとっていかんともしがたいけれど、ほんとうにがっかりであり、読者の皆様に申し訳ないこと。

心からお詫びし、訂正いたします。


えらく不人気なフジ棚で

2017-05-07 07:34:45 | 日記

 フジの花や新葉にいるウラギンシジミの幼虫を見つけられないまま、花が散っていきます。

連休、なじみの公園へ行くと、あら、満開のフジ棚に誰もいない!

ちょうど昼どき。ひとりじめ状態でお弁当食べるぜいたく。

 

そのあとは、付近のクリやサクラで、

クロボシツツハムシや

 

バラルリツツハムシや

 

ヒメクロオトシブミ

 

小さな流れのあたりにはカワトンボ

 

 半月前にここで見つけて飼育しているカバイロモクメシャチホコの幼虫も

そろそろ終齢となり、すごい食欲。

今年はシャチホコガの幼虫をもっと見つけたいです。

 

 

 

 


あれもこれも見ないうちに、春が過ぎていく

2017-05-01 08:15:56 | 日記

 きのうは去年必死に探して1匹しか見つけられなかったヒロバツバメアオシャクの幼虫にフォーカスして、新梢を伸ばしてきたサクラ並木を見に行きました。

これこれ!

 

でも、見つからなかった・・・

夫と手分けして並木の両側を50本くらい見たのだけれど。

去年見つかった木はそのなかでも特に新梢が赤っぽい木でした。

でもこの時期のサクラは幼虫レストランだから、いろいろ。

縦のすじがある幼虫が気になったけど名前がわからない。

 不明幼虫。

 

チャエダシャク。

 

オカモトトゲエダシャク。

 

 

エゴではもうオトシブミが揺籃を巻いていた。

 

イチモンジカメノコハムシも盛んに交尾。

 

ほどなく羽化しそうなアカスジキンカメメムシの終齢幼虫。

 

 

これでもか、というほど野菜の乗っている野菜ラーメンで遅い昼食。するとその中華屋さんの庭にフジ!!!

ウラギン!と思って花を見たけど見つからなかった。

幟をしまいに来た中華屋さんの奥さんが、異様にフジに執着している私を不思議そうに見ていました。

 

いろいろ見つからなかったけど、いろいろ見つかった一日でした。

タイトルの「あれもこれも・・・」は、去年の今頃、昆虫写真家Sさんのブログのつぶやき。

身に沁みるなあ・・・・・・。