鈴木海花の「虫目で歩けば」

自然のディテールの美しさ、面白さを見つける「虫目」で見た、
身近な虫や植物の観察や飼育の記録。

「みのじ」さんから虫クリアファイル

2015-12-24 08:26:21 | 日記

 

 虫グッズ人気ナンバーワンを誇る「みのじ」さんから、今朝プレゼントが届きました。

 

 

裏側は2016年のカレンダー

来年は手放せなくなりそうです。

 

 12月に入って、心不全で入退院を繰り返している父の容態も悪く、たいへんな暮れではありますが、そんなとき、ふと虫を見ると心も体もほぐれます。

 人生にはいろいろな局面がありますが、今年も虫にありがとう!の気持ちです。

 

 


新しい本の出版に向けて、制作始動

2015-12-03 08:14:14 | 日記

 

 3冊目の虫の本の制作を開始しました。

もう虫の本、2冊出したから、これで終わり、と思っていたら

文一総合出版さんから、企画のお誘いがあり、

再来年の春に出版予定の3冊目の本を出すことになりました。

3冊目は今までの虫エッセイ本とは、違う傾向の本。

どんな本か・・・・はお楽しみ。

 

さて、今年は秋が長い感じで、フィールドをずいぶん楽しめたけれど、

さすがにもう寒い。

それでも虫をみたいときは、やっぱり公園の手すり観察へ。

はーい!と片手をあげているのではなく、片手で威嚇しているつもりの

カラスハエトリの幼体。この3ミリ足らずの体で冬を越すのです。

 

 

ウスキホシテントウ。こちらは成体。

 

 

日向をちょこまか動き回る赤いダニ、といえばタカラダニかな、と写真を撮ってみたら

つるっとした体表に白い模様。なんだろう?

『ダニ・マニア』の著者 島野先生におききしてみたけれど、先生にもわからないとのこと。

ダニって、まだ未記載種が多いんだろう。

 

アリにそっくりだけれど、実はハエトリグモ科のアリグモ。

 

葉の上でじっと脚を縮めているネコハグモ。

 

×××もようがきれいなヒゲナガサシガメの幼虫。もともと南のほうに生息する種だったらしいが

ここ数年、よく見かけるようになった。

 

マダラアラゲサルハムシ。サルハムシ類の体つき、好きだな。

 

手すりの下側も見てみる。

たぶん蛾の卵、ちょっとカメムシの卵にも似ている。

 

産卵を終えたばかりのジョロウグモのメスのおなかは、ぺっちゃんこになっていた。

それにしても、頑丈に糸を張って、卵塊を保護している周到さに感心。

 

これも冬の手すりの常連。ゴマフリドクガの幼虫です。

この姿のまま冬を越す。かぶれるので触ってはいけません。

 

いたいた、コミミズクの幼虫。樹木の幹にいると見つかりにくいけど、手すりにいるとすぐ見つかる。

何度見ても、虫に見えない。

 

 

そして真打登場。

大好きなウシカメムシ。

 

 

 

くぅーっ、この鋭く張り出した両肩の形がたまらん。

 

顔もよく見ちゃおう。