鈴木海花の「虫目で歩けば」

自然のディテールの美しさ、面白さを見つける「虫目」で見た、
身近な虫や植物の観察や飼育の記録。

『これは誰もが待っていた虫図鑑の決定版』ジュンク堂でトークセッション

2014-06-25 18:49:10 | 日記

 以前もお知らせしました『昆虫エクスプローラ』管理人にして『むし探検広場』園長・川邊透さん著『昆虫探検図鑑 1600』の発売が迫ってきました。

 発売を記念して、ジュンク堂池袋本店にて、川邊さんといっしょにトークセッションやります!

参加申し込み受付が始まっているので、以下、チラシを転載します。

 

2014年8月19日(火)19:30~

『昆虫探検図鑑1600』 (全国農村教育協会発行/7月上旬発売予定)

豊かな自然に恵まれたこの国で、今、虫たちの魅力にとりつかれた人たちの輪が広がりつつある―ような気がする……。その輪の先駆けとなった女性目線の『虫目で歩けば』『「虫目」のススメ』の著者が心待ちにしていたという、新スタイルの虫図鑑『昆虫探検図鑑1600』。

著者・川邊透を迎え、数十年に及ぶ川邊流虫探検のノウハウ、投稿サイト『むし探検広場』の

裏苦労話、そして画期的なこの図鑑に秘められた工夫の数々や活用法などなど―

聞けば図鑑がもっと楽しくなる!

 

【講師紹介】

川邊 透

人気図鑑サイト「昆虫エクスプローラ」http://www.insects.jp/ 管理人。

ブログ 「むし探検広場」http://insects.exblog.jp/ の名園長としても知られる。

身近な フィールドを拠点に、いきもの愛あふれる生態写真を撮り続けている。

小蛾や蠅などのマイナー昆虫から、蜘蛛、蛙、蝸牛など昆虫以外の「虫偏」の生き物たちに至るまで、広くあまねく愛を注いでいる。

 

鈴木 海花

女性目線、文系目線の虫好きエッセイストとして、虫、自然、虫をめぐる人たちについて写真と文章で発信をつづけている。

『虫愛づる一日』『虫カフェ』『むし塾』など従来にない虫イベントのプロデュースも手がける。

虫関連著書に『虫目で歩けば』『虫目のススメ』など。

 

☆会場…4階喫茶コーナーにて。入場料1,000円(ドリンク付き)。定員40名。

☆受付…事前のご予約が必要です。1階サービスコーナーもしくは電話にてご予約承ります。

☆トークセッション当日の開場は、開演時間の30分前からとなっております。

 

 また、同時開催の『最新昆虫図鑑展覧会』http://www.junkudo.co.jp/mj/store/event_detail.php?fair_id=5679

 も見られる、虫好きにはお得なナイト! 

8月19日の夜、ジュンク堂で会いましょう!!!

 

<きょうのオマケ>

ハサミツノカメムシの1齢幼虫、1ミリ

下がお母さん

 やさしく、そっと扱えば、カメムシは臭くない、と主張している私ですが

その私が「これはほんとに臭いわぁ、そっと扱ってもダメだわぁ」と思うのが

このハサミツノカメムシとキマダラカメムシです。

 ちなみに、けっこう雑に触っても「あなたたちほんとに臭いと評判のカメムシの一員?」といいたくなるくらい

臭わないのがアカギカメムシ。

 一説によると、カメムシ好きはもう鼻が麻痺していて、カメムシ臭に鈍感になっている、という

んだけど・・・・・・私のその鼻でも、ハサミツノカメムシは猛烈に臭いです!

 

 

 

 

 


6月の高尾は、楽しみいっぱい

2014-06-22 14:29:41 | 日記

一年のうちで何月がいちばん好きか、と訊かれたら「6月っ!」と答えます。

6月はまた東京でオオトラフコガネが観られる時期でもあり、きのうは虫友だちを誘って

虫影濃い高尾へ。

TG-3のライトガイドと深度合成も試してみた。

白く光っている部分がライトガイド。

右手が・・・緊張しておる・・・

 

 

アトジロサビカミキリ

 

群れているカメムシの終齢幼虫。

 

ヒシベニボタル?

 

ヒメヒゲナガカミキリ?

 

ヒメツノカメムシ

 

 

アトボシハムシ

 

トホシテントウ

  

サカハチチョウの幼虫。

(ちょっとデカ過ぎたか・・・)

 

まるで星を映して夜空をゆく竜のよう

 

腕に止まった(私の腕ではない)モンキクロメクラガメ

 

 

ヨモギシロテンヨコバイ

 

マルウンカ。

ライトガイドを使って撮ったマルウンカ。丸っこい体がけっこう綺麗に撮れたけど、なぜか両端に不思議な黒い影が。

 

 

 そして歩き始めて1時間後。ついに今年はじめてのオオトラフコガネに会えたー。

しかもまだ観たことのない、念願のメス!

 あっ、飛びそう・・・ヒヤヒヤ

 

ほどなくオスも。

 

目的の虫に会えて、テンションあがり右往左往する人々。飛ばさないように気をつけて、写真は順番に。

ぼってりとクリームいろのお尻

 

 

 

 

羽化したてのヒメツノカメムシ

 

ナミスジシロエダシャク?

 

アカアシカスミカメの終齢幼虫

 

産卵中のアカハラゴマダラヒトリ

 

純白の獅子のたてがみのような頭部がカッコいいのだ

 

スカートをめくると・・・赤い部分が。

産んでいる卵を拡大してみる。これが全部孵ったらと思うと、ぞわぞわ

 

フンに擬態しているハバチの幼虫。2匹がそっくりのポーズ

 

水玉もよう

 

まんまるな顔

 

 

ムーアシラホシテントウのアルビノか?

 

ミミズクの幼虫

 

話しかけてきそうなカワトンボ

 

 目的のオオトラフも観たし、他にもたくさん虫に会えて、満ち足りた気分で夕方4時過ぎ、帰りのバスに乗ろうと林道を急いでいると、携帯が鳴った。

まゆこちゃん母娘からで、きょうは学校があったんだけど、どうしても来たくて終わってから駆けつけて今、ようやっと林道の入り口に着いたところだという。オオトラフポイントをおしえて、「気をつけてね~」と別れたんだけど・・・

今朝メールがきて、オオトラフは1匹見つかったけど、なんと!

あれからイノシシに遭遇して死ぬ思いだった!と。

でもまゆこちゃんはエダナナフシを見つけてゴキゲンだったとか。さすがナナフシガール。

暗くなってくると、あの林道にはイノシシが出るのか・・・・・・。

 

 最後は高尾駅のカフェで、オオトラフに乾杯!