鈴木海花の「虫目で歩けば」

自然のディテールの美しさ、面白さを見つける「虫目」で見た、
身近な虫や植物の観察や飼育の記録。

卵発見

2017-06-19 09:16:07 | 日記

 日曜日にはウォーキング会の侵攻に撤退したのですが、

気になるので、水曜日にまた同じ木を見に行くと、

ありました!!!

大きくて薄緑色の美しい卵~

 

ナガメも羽化していました。

 

おまけにヒメトラハナムグリも!

 


たのしい川辺

2017-06-12 07:04:45 | 日記

久しぶりに多摩川の河川敷へ。

6年前、赤穂で初めて5齢幼虫を見ることができたキマダラカメムシ。

その後どんどん東進して、都内でも繁殖しているようです。

でも、話にはきくものの、自分の目では成虫を都内で見たことがなく。

しかもキマダラカメムシの1齢幼虫って、新開孝さんの写真で見たけどすごくかわいい!

10日ほど前のブログで、宮崎の新開さんのフィールドでは産卵が始まっているというのを読み、

河川敷のサクラに多いときいたので、観察するのなら今だ!行ってみました。

 

 川辺へ降りる入口にサクラが2本。

でも、まわりでは運動している人たちがいる。

ここは後回しにしよう。

 

すっかり枯れた菜の花の実の上にナガメの幼虫たちが。

ずいぶん遅く生まれたね。

 

クリのヒコバエに、クロスジアオシャクのトゲトゲの幼虫。

これは、かなりうれしい!

 

足の間に顔をしっかり隠して。

 

イタドリの葉上にカツオゾウムシ。

 

そろそろと思い、入口のサクラの樹にもどり、幹を見ていると、

10センチくらいの小枝の先に、

いたーーー。

しかし、実際に見てみると、大きいなあ。

クサギカメムシに雰囲気は似ているけれど、クサギより二回りくらい大きいのではないか。

卵がないかなあ、とさらに幹をじっくり見ていると、

上の方の枝を2匹がゆっくり登っていく姿。

なんて堂々とした優雅な足取り。

まるで王と妃の道行きな風情がある。

拙宅においでいただき、後継ぎなどつくっていただけないかなあ、と

見上げていると、ん?目の隅に何やらちょこまか。

わっ、ウシカメムシの5齢幼虫ではないか!

ウシカメムシの幼虫は2,3ミリと小さいので、見つけようと思って見つかるものでもなく。

うれしいなあ。

 

きょうはこのサクラの樹を時間をかけてじっくり見てみよう、と思っていると・・・・

にわかにあたりが騒がしくなって、

ウォーキング会の人たちがどっと。

どうもここがきょうのウォーキングのゴール地点で、これからお弁当になる模様。

さすがにこのまんなかでサクラの木をみつづけるのは

面倒くさいことになりそうだ、と近日出直すことにしました。

 

 さらに川辺をいくと、

クルミの木の下でなにかがガサゴソ。

もしかして・・・ヒゲコガネだったりする?

と期待したけれど、ぴかぴかのコガネムシでした。

 

池のようになっている川の一部では、のんびりと釣りを楽しむ人たちの姿が。

川辺もよいなあ、また来よう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


フィールドあれこれ

2017-06-07 08:31:36 | 日記

 5月から6月と、あちこち行っています。

ある日の里山公園。

虫友のIさんと。

この里山、稲作体験もやっていて、水田がけっこうたくさん広がっているのだけれど、

水を張った田んぼには、全くトンボの姿が見えない。

不気味なほど。

たぶん、薬をたくさん撒いているのだろうなあ、残念だなあ。

でも、まわりの道沿いには、いろいろ見つかりました。

ゼフィルスの季節。この日はチョウの姿が多かった。

すずやかな名前も翅の模様も美しいミズイロオナガシジミを6匹も見ました。

 

樹液も出始めていて、ヒカゲチョウが集まっていた。

 

マルカメムシの不思議な形の卵も孵化。

 

これはハムシの幼虫じゃないかな?

ゼリーみたいな粘液に覆われていて、このあと土に潜って蛹になるらしい。

 

ササの葉の上にいた黒頭の赤い幼虫。

 

 

縦縞模様にオレンジ色の頭部がすてきなカバイロミツボシキリガ幼虫。

 

 

田んぼエリアを過ぎて、奥の池のほうには、トンボの姿も見えてほっとする。

 

あっ、初めて見るウスモンオトシブミ!

キブシの幼木に揺籃がぶらさがっていました。

 

どこに行っても何かしら虫がみつかる、いい季節だなあ~