鈴木海花の「虫目で歩けば」

自然のディテールの美しさ、面白さを見つける「虫目」で見た、
身近な虫や植物の観察や飼育の記録。

カメムシの本を読み返しながら

2011-12-28 18:01:22 | 日記

                                                   12月にみたコミミズクの幼虫                             

 さすがに12月はいそがしい。
 森林公園の手すりに集まる虫観察も、
寒いのと、虫が少ないのでつらくなってきました。

 なのでこの季節はいそがしい合間に家のなかで
虫本を読んだり、今年見ることができたカメムシの写真まとめてみたりしている。



『カメムシ図鑑』をはじめ、『カメムシはなぜ群れる 離合集散の生態学』(藤崎憲治著)という本を、
久しぶりに引っ張り出して読み直してみたら、
へえ~、そうだったのか、ということがいろいろ。
たとえば・・・・・

 <カメムシは昔、「ホウ」と呼ばれていた>

ホオズキカメムシという、ホオズキにつく地味なカメムシがいます。
ホオズキというのは、誰でも知っているあのオレンジ色の袋のなかに
まん丸の実ができる植物ですが、ホウズキという名前は、ホウ―つまりカメムシがつく
植物、ということからついた名前なのだそう。

 江戸時代に刊行された貝原益軒著『大和本草』には、
『ホオズキという名前は、ホオという臭い虫がこの葉っぱを食べることからついた』とあるそうで、
カメムシは昔(江戸時代ごろまで)はホウと呼ばれていたんですね。
 

<ホウズキカメムシの一齢幼虫は、カレイドスコープの模様のように集合する>

 ホウズキカメムシは、成虫はごつごつしたイメージの、あまり飼育意欲をさそう
カメムシではないけれど、幼虫時代の生態がおもしろい。
1齢幼虫は集合する習性をもっていて、いっせいに顔を外側にして、
円形状に広がる体制をとるのだそうです。
写真で見ると、カレイドスコープの模様のようなものが、できあがっている。
外敵がきたときに、外側の1匹が攻撃されると、
警戒フェロモンが発動されて、他の幼虫はいちもくさんに逃げられるということらしいけれど
・・・・・・いちばん外側にはいたくないなあ。
 
 <スコットカメムシは、越冬中でも交尾する>

また、山小屋などに冬季集合するスコットカメムシはというのがいます。
このひとたちは、越冬中でも交尾するのだそうです。
でもこの交尾行動は、精子だけではなく、
婚前贈呈という、メスにとってありがたい栄養分もいっしょに贈るためなのだそう。

<カメムシも縄張りやハレムをつくる種がある>

 カメムシのなかには、繁殖のための縄張りやハレムをつくるものもあるという。
そういえば、ミナミアオカメムシを飼育していたときに、
成虫をあつめた飼育ドームのなかで、
ときどき、ブーンと翅を激しく震わせる音がして、
かすかにカメムシ臭がしたことがある。
ふつうに悪臭を出している、というのとはちょっと違う
人間からみても、あ、これは性的な興奮状態なのでは?と感じ取れる独特の雰囲気があった。
これも縄張りやハレムに関係していることだったのかもしれない。


 <人間にとってカメムシの集合は大迷惑!>

 東北地方の旅館などでは、春と秋のカメムシが集合する季節には
一時営業をストップするところもあるとか。
こんなところでは、とてもカメムシは好かれそうもありませんね。
カメムシ被害にあっている旅館に泊まったことがある知人の話では、
しかたがないので、匂いをがまんしたそう。
いくらカメムシ好きな私でも、これはいやだ。

<それでも、カメムシが群れるワケ>

 人間にとってはこのように大迷惑きわまりないカメムシの集合は、
なぜ行われるのか?
それにはカメムシとしても譲れないいろいろなワケがあるらしい。

1:生存や生育にかかわる集合効果。
2:カメムシの臭い匂いには、フェロモンの役割があり、低濃度なら集合フェロモンとして、
  高濃度なら捕食者が来た!逃げろ、という警戒フェロモンとして、また捕食者を
  撃退する働きもある。
3:交尾縄張りやハレム形成のための集合。
4:越冬時に集合することで、湿度、温度などを適度に保ちやすくなる。

 などなど、カメムシもワケもなく集まっているわけではありません。
人間には人間の都合が、カメムシにはカメムシの都合があるようで。

 また大阪府立自然史博物館の便覧に、桂幸次郎、宮武頼夫氏による
『ウシカメムシの幼生期、分布および生活史の概略について』という研究資料があるのを知り、送っていただきました。

 今年は念願のウシカメムシに何回も会えた年。
来年はぜひ卵をゲットして、1齢から成虫までの生態をみてみたい。
この資料によると、ウシカメムシの分布域は1月の平均気温が2℃以上の地域であり、
春と秋の年2世代以上ということなので、時期をみて卵さがしをしてみよう。


  今年みた虫でちょっと1年を振り返ってみると・・・・・

 1月は、赤穂のアース製薬研究所の有吉さんからわけていただいた
憧れのミナミアオカメムシの飼育からはじまり、




  思いがけなく出会った1,8センチもあるトホシカメムシ。

ひとのよさそうな人(ムシ)相に、見ているだけで癒される。

 青とムラサキ色の光沢が美しいツマジロカメムシも忘れられない。


そしてもちろんウシカメムシ。
(4齢幼虫)                                                   
(5齢幼虫)


 あ、アールデコ様式の幾何学模様を思わせるアカアシカスミカメもきれいだった。

・・・とやっぱりカメムシが心に残っているみたいだ。

 5月には、集中的にオトシブミさがしをして、

ヒメクロオトシブミ


ヒゲナガオトシブミ


ゴマダラオトシブミ。


コブオトシブミ。

西陽を反射して光っていた金ピカのジンガサハムシ。



 時事通信社の昆虫記者氏や川上多岐理さんにごいっしょさせてもらったライトトラップでみた華麗な蛾たち。

アカスジシロコケガ。


ノンネマイマイ。

 6月4日「ムシの日」に京都吉田山で見たマエアカスカシノメイガ。


 有吉さんにいただいたオーストラリア産のニジイロクワガタは、
樹木蜜ゼリーを1日1個食べる大食漢。


 池内美絵さんと行った大阪箕面昆虫館でみたイシガケチョウの幼虫。


むこうみずな歩きっぷりにハラハラしたっけ―ナナフシのこども。

無事におとなになった?

 内気そうなまなざしが忘れられないカラスハエトリ(メス)。



 トリノフンダマシもね。

妖怪顔のオオトリノフンダマシ。


アカイロトリノフンダマシ(黒色型)。

 
 そうそう、モミジの葉の上で身づくろいのあと、
後ろに倒れないように肢をつっかえたくつろぎ(?)ポーズを見せてくれたコフキゾウムシもかわいかった。


  
 日本人が価値観や生き方を変えざるを得ないような災厄の年。
「えっと、来年はぁ、この虫とあの虫をみたーい!」などと、
無邪気100パーセントにいっていられたときはもう終わったのだなあ。
震災のもたらしたものはあまりにも大きい。
その影響の大きさは、時がたつにつれ、さらにふくらんでいる。
それでも―
次の春を待ちこがれる年の瀬です。

 





  


バグズ・ストリートの不思議ちゃん

2011-12-11 13:28:11 | 日記

                                         トホシカメムシ 2011年9月24日 裏高尾にて



 森林公園のバグズ・ストリート通いがやめられない。
こんなに寒くなったのに、まだ虫が見られるんだもん。

 いつも更新を楽しみにしている『鎌倉発 旬の花』というHPがあります。
鎌倉を中心とした植物と虫の観察が中心のサイト。
好きな虫が私と似ていること、また植物の検索をしたいとき、その四季の姿がわかるようにつくられているので、いつも参考にさせていただいている。


 きょう(12月10日)は、このHP管理者「一人静」さんから、
『道端自然観察館』というグループの12月観察会が森林公園のバグズ・ストリートで行われるときき、
手すりになぜ虫が集まるのか、という謎を解く絶好の機会、
とばかり飛び入り参加させていただいたのでした。
(*バグズ・ストリート・・・私が勝手に虫が特に多くみられるこの森林公園の手すりの一部分をこう呼んでいる。
 実際にはこの公園の手すりはもっと長くつづいている)

 『道端自然観察館』は先ごろ通算60万アクセスを達成したという人気のサイト。
管理者の「花虫」さんは、東京、神奈川の虫のいそうな場所はすべて踏破しているのではないか、と思われるほど。
 また私がいつも行く森林公園の近くに住んでおられるMさんとOさんも参加されるという。
おふたりは、なんともう5年間もこの手すりの虫を一年を通して観察してこられたとうのだから、
お会いできるのが楽しみ。

 10時の集合なのに、みんな待ちきれなくて9時半にはもうそれぞれに虫さがしをはじめている。
参加者は10名。

 公園内の林縁に沿って、延々とつづく手すりをゆく、
いずれ劣らぬ虫目のひとびと。



 雲ひとつないお天気だけれど、気温はかなり低い。
でも、バグズ・ストリートの手前から
「いるいるー」という花虫さんの声。
オオツノカメムシがさっそく見つかる。


 この間も見たゴミをいっぱいくっつけたクサカゲロウの一種の幼虫ですが、


きょうはオナカの側を見てやろう、と手のひらに載せていたら・・・・・
チクッ!
咬んだ―!案外気の強いやつだと思ったら、
『虫探検広場』の園長さんから、クサカゲロウは肉食だと
教えていただきました。
肉食の虫らしい行動だったわけです。

 きょうもクヌギカメムシがあちこちに。
これはオス。


腹部の横から、皮ふくろみたいなのが横にはみ出しているのは
卵をもったメス。

ふくろ部分がぶよっとしていて・・・・気持ちわるい~。

3ミリと小さいけれど、よく見るとオトボケ顔のこの虫は、
ヨツモンホソチャタテ。


これも3ミリくらいの、ゾウムシ?

体表一面毛がはえている。

きょうも会えたね、キイロテントウ。


手すりの下側もチェック。
翅がほぼ退化して飛べないコナミフユナミシャクのメス。

自分は飛ばないでフェロモンを出しながらこうしてじっとしていると、
翅のあるオスが寄ってきてくれるらしい。
婚活としては楽?
でも誰もきてくれないかもしれない。
そんなとき自力でどうにもできないっていうのは、さびしいなあ。


1,5ミリもある初めて見る立派なカメムシは、
オオクモヘリカメムシ。

緑のさし色が鮮やかです。
*後日、このカメムシは青りんごの匂いがすると、一部で人気(?)との情報が。
匂いかいでみれば良かったー。

 オレンジ色で翅のあるミツバウツギフクレアブラムシ。


 寒さに縮こまっているような態勢のこのゾウムシは
ノミゾウムシの仲間か。



 参加者の一人静さんが、
コミミズクが見たい、と。
コミミズクって、フクロウの一種では、と
?になりながら、後をついていくと、
Oさんが、見つけましたよー、と。
行ってみると・・・・・
手すりの上に、まるでたれた液体が固まったような
1センチくらいの細長いもの。

ぺったりとはりついている。

しばらくすると、あっ、動き出した。


なに!?これ・・・・・。

一見エビみたいな、
海へお帰り、といいたくなるような、
ここにいるのが不思議な生きもの。

色違いの薄茶のもいた。


 コミミズクはヨコバイ科の虫だったんです。
(もちろん、ミミズク、コミミズクというフクロウもいます)
これは「ヨコバイの仲間のコミミズク」の越冬幼虫でした。

コがつかない、ミミズクというヨコバイもいて
成虫を見るとなるほど、だからミミズクという名前なのか、と
思うのですが。
(ミミズクの成虫はここで見られますhttp://www.insects.jp/kon-mimizuku.htm )
ヨコバイのコミミズクの幼虫は・・・鳥の名前をもった、エビのような姿の不思議ちゃんでした。



 そして、きょうのいちばん人気は、
カラスハエトリ。

ひさしのような前頭部からきらっとのぞく眼に魅入られたように、
みんな写真を撮るのに夢中に。

これはメス。


黒いのはオス。
フラッシュをたいた一人静さんの写真には、
なんとカラスハエトリの眼玉に、撮影者の姿が写りこんでいた。

 手すり周辺も見てみると、大きな切株にはキノコや菌類がいっぱい。

夢中で菌を食べているアカハバビロオオキノコムシ。

 見上げれは50センチ以上ありそうな大きなボール状のヤドリギがあちこちに。


 マユミの葉裏には、キバラヘリカメムシのアーモンド形の卵が。


 ヒツジの顔に見える冬芽の見つけ方も教えていただきました。




 いつも見て歩くバグズ・ストリートだけでなく、
園内すべてのく手すりをみてまわったので
10時前に見はじめて、昼食をはさんで、終わったのは3時(それでもまだみんな未練ありげ)。
手すりだけで、5時間くらいも!
さすがに、夢中になっていると忘れていた寒さがじわっと感じられて、
近くのカフェでお茶。

 なんでここの手すりに、四季をつうじてこんなに虫がいるのか、という謎を解くべく、みなさんにきいてみると、

○植生のゆたかな林縁に沿っていること。
○金属製の手すりであること。
○焦げ茶色に塗装されている(温まりやすい、滑りにくい。園内には一部ステンレスのぴかぴかした手すりもあるが
              こちらではほとんど虫はみない)
○太さが同じで、長くつづいている。
○手すりの上は葉っぱの影などより、虫が目につきやすい。
○手すりのなかが空洞なので、中には(越冬中も含め)虫がいっぱいいるのでは。
○ところどころの支柱に隙間があるので、そこから虫が出入りできる。

などなど、日ごろの観察の実感のこもった意見がいろいろ。
木製の手すりのほうが虫が集まりやすいと思うのですが、
案外、虫はこういった人工物を利用しているのですね。
もし、身近にこんな条件に合う手すりがあったら、
虫目になってみては?


 主催者の花虫さんはじめ、みなさんのお人柄なのでしょう、
とてもリラックスできて、ゆずりあって心行くまで写真も撮れる
楽しい観察会でした。



 姉妹サイト『バニャーニャ物語』その11 「フェイの錬金術」
更新しました!
 バニャーニャはもう早春。
錬金術に夢中になったフェイは、
なんとか釜を手に入れようと・・・・・・。
一足早い春のバニャーニャに遊びに行こう!
ココから↓

福音館書店の取材でまたバグズ・ストリートへ

2011-12-06 20:13:04 | 日記

                                 シロスジショウジョウグモの赤色変異型。

 福音館書店から出ている『ちいさなかがくのとも』
というかわいい絵本月刊誌があります。
対象年齢は3~5歳。
幼稚園生ぐらいですね。


虫がテーマの号もたくさん。


この月刊誌にはさみこまれている小冊子はお母さん、お父さん向けで
毎回テーマにそったインタビューが載っています。
編集部からこのインタビュー取材の依頼があり、
虫好きな子どもを育てるには、
おかあさんたちの虫への対し方がカギを握っている、
と常々思っている私は喜んでお引き受けしました。

フィールドで同じものに興味をもっている人に出会うのは楽しいものですが、
特に子どもたちは、「なに見てんの?」ときいてきたり、
捕まえた虫をうれしそうに見せてくれたりするので、
虫を見ながら、横目で、あ、あの子、虫好きらしいな、
などとうれしい気持ちになることもしばしば。
特に、いっしょにいるおかあさんやおとうさんが、
自分たちも虫に興味があるような様子の時は、いいな~と思います。

 取材のときは、必ずまずは「虫目で歩く」ってどういうことか、を実感してもらうために、
記者の人と虫目歩きをすることにしています。
今回はもう虫が少ない時期ですが、
あそこなら完全オケラということはないだろう、と
またまた森林公園のバグズ・ストリートへ。

 取材の2日前(11月20日)、気温が高かったので
下見に行くと、
えっ、ストリートの入口で、
いきなりウシカメムシ5齢幼虫ですよ!

採集。
今年ウシカメの4齢幼虫を見つけて狂喜したのもこの森林公園でしたが、
バグズ・ストリートのほうで見るのははじめて。

 一気に気分がよくなり、これならあさっての本番もだいじょうぶだろう、と。
つづいて、メスはよく見るものの、オスははじめてのカラスハエトリ。

立派な成熟個体です。
ごつくて、腕がぶっとくて強そうで、カッコいいです~。

 ブログのトップにも貼っているシロスジショウジョウグモの赤色変異型も
ストリートにいました。

もともとは黒い体色のクモですが
きょうも赤色変異型を見たということは
けっこう赤ヴァージョンが多いっていうことでしょうか。

 あっ、あっ、この虫のフンみたいのは、
もしかしてムシクソハムシ?

ずっと見たかったんだあ~。
たった2ミリだけど。

ダックスブンドみたいなずんどうの体に、ちょこちょこ動く足がすごくかわいいの。
それにしても、あまりに芸のないヒドイ和名です。
目視で虫のフンにしか見えなかったものが、
ルーペでのぞいた瞬間、
かわいい生きものに変わる―これも虫さがしの魅力です。

 この日は他にもクヌギカメムシやアカスジキンカメムシの幼虫もいて、
ストリートはにぎわっていました。

 さて、取材当日。
陽はでているものの、2日前と比べて気温がぐっと下がりました。

虫はいるのですが、3ミリ以下のハエトリグモの幼体とか、
ルーペが要るサイズばっかり。

この日の最大サイズはこのクヌギカメムシ。
赤い肢がチャームポイント。



手すりの下にはクモの卵のう。
色が白いので、
ジョロウグモではなさそう。

それでも数だけはけっこう見られて、
さすがバグズ・ストリートだ、と思ったのですが、
手すりを全部見終わると、
「あっ、もう1時間たってます!」と
編集の方が驚いていました。
『虫目で歩けば』の「虫目のつくり方」というページで
「その1 カメよりゆっくり歩く」と書いたのを実感してもらえたようです。

 週末には気温がまたあがったので
もういちど、バグズ・ストリートに行きました。
この日ははじから見る虫を、全部写真に撮ってみることにしてみました。
小さい虫ばかりでしたが、なんと写真が撮れただけでも35種類も。

やったーっ!
たまご見つけちゃった。

たる型のカメムシの卵っぽいので
採集。

 菌食だといわれているムーアシロホシホシテントウが
ウスキホシテントウを襲って、食べてる現場を目撃した。



 ちゃんと鼻はゾウムシしている
2ミリの茶色のゾウムシ。


 体中にそこいらのごみをつけて擬態しているこの虫。
よくみかけるものの、そもそもどんなカテゴリーの虫なのかわからなくて、
名前を調べる手がかりがない・・・・ゴミだと思っているものが動き出すのが面白いのだけど。

もこもこ歩いていた。
 *後日、クサカゲロウの一種の幼虫、と判明。正体がわかると愛しさも増す。
 *さらに後日、おなかのほうをみてやろうと、手に乗せていたら、なんかチクッと・・・
  咬まれたー。

 ある方から、この森林公園の手すりの観察を
一年以上もつづけている方がいらっしゃるときいたのですが、
その方によると、ここでは冬も虫をみかける、と。
冬のあいだも、観察をつづけ、
どうしてここに虫が集まるのか、
その謎を解きたい!


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今回は連載10回目。
『バショーの落としモノ』
バショーが飛べなくなったのはなぜ?
モーデカイの不思議な卵から生まれたものは?