関東が梅雨に入るぎりぎりの昨日、北杜市オオムラサキセンター主催『鈴木海花・むし塾プロデュース「安田守のイモムシ塾」』、気持ちのいいお天気のもと、無事開催されました。
10:30から、オオムラサキセンターの棚田のある緑地で安田守さんと幼虫探し開始。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3f/d6/c35a7202f5ac691790b3d9354d332075.jpg)
見上げれば、たくさんのクスサンが。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/06/9d/b568d643e3557d7a100ddd887e2e8ae9.jpg)
丸々と太ったムーちゃん(オオムラサキ幼虫)。葉っぱが破れそうなほど重たげにみえる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1d/5c/5ab1679f45efd5bb9b21734e3b4b7f34.jpg)
この顔は、文句なくイモムシ界かわいい部門のトップスターの風格
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/41/26/dc6bff488cc7f1fcd67f76ba71d01ad8.jpg)
やはり野外で見るムーちゃんは格別、ということで、観察会では「ムーちゃん渋滞」がおこります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/71/50/76095f03f09bfe2b32a81112967871e8.jpg)
いつも困った顔のオオチャバネセセリの終齢幼虫とか、
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/32/86/3e8dea3c591ccc088dfe7a8d89ac336b.jpg)
ヒトツメカギバの幼虫も、ほどなく蛹化しそう。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/32/dd/9798170d926706cd7f5348788ec71394.jpg)
イモムシではないけれど、クワの木にハラグロオオテントウ(日本三大テントウのひとつ)の幼虫。
幼虫も大きくて1.5センチくらいありました。
お昼を挟んで、午後からは講演会。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/74/96/685efd7541189cd6e2fdfae4eacde8c3.jpg)
名講演と定評がある安田さんの講演にみんな聴きいりました。
講演の最後に、「イモムシ写真コンテスト」の受賞作発表。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/40/40/599ec4816331adc3a5487b90ff27df80.jpg)
栄えある「安田守賞」に選ばれたのはこのナミアゲハの作品でした。
「もっともありふれているともいえるナミアゲハの幼虫を、丁寧にとてもいい雰囲気で撮っている」というのが受賞の理由です。
ほんとに私もこのごろはナミアゲハの幼虫がいても撮らないなあ・・・
初心を忘れてはダメですね。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7f/1c/6abea33a8f6c9f9378292b557d113a66.jpg)
「ムーちゃん賞」を受賞した地元北杜市の渡辺さん。
(一両日中に、応募作品、受賞作が北杜市オオムラサキセンター公式HPに掲載されます)
そして第3部。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/79/70/8d6a03d2d0fcc9c3c3cf46d986b39f65.jpg)
気持ちいい風の吹くテラスで、懇親会。
オオムラサキセンターはキャッチ&リリースがルール。
なので採集はできませんが、この日は参加者が共有できるよう一時的に集めて、写真を撮ったり楽しむことができました。
そして最後は虫供養。
虫たちの好物―バナナとかゼリーとかお酒などが供えられている。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/53/58/97325693dcb1dd0be9eaf1a9bf28e024.jpg)
跡部館長のあいさつにつづき、供養がはじまりました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/42/68/de48a7f264e98d263b51f79057452dff.jpg)
今までにいくつか虫供養に参加してきましたが、
まさか・・・埋葬からはじまるとは!思ってもみなかった。(笑)
オオムラサキセンターで飼育展示している虫たちで寿命を迎えた虫々が花の棺に。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/63/db/0ad2c8767902d23fab11337eff1756d7.jpg)
みんなで少しずつ土をかけます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/18/60/cbcef2682332dd553dbd0c0b85e95201.jpg)
安田さんも、イモムシの食草を供えて。
一同、いつも楽しませてくれる虫たちの魂に想いを致し、しばし瞑目。
さて、今回たくさんのみなさんに支えられ、無事(?)に「イモムシ塾」を終えることができ、
感謝でいっぱいです。
終始、丁寧でわかりやすく、親しみやすいナビゲーションをしてくださった安田守さん、
主催してくださった北杜市オオムラサキセンターの跡部館長はじめ、私といっしょに奮闘してくれた渥美さん他、スタッフのみなさん、
「イモムシ写真コンテスト」に、大阪、京都、三重、広島、兵庫、愛知、埼玉、栃木、高知、山梨、神奈川、東京と、日本各地から作品を応募してくださったイモムシ・ファンのみなさま(当日イベントに参加できなかった受賞者には後日センターより色紙と副賞が郵送されます)、
そして、各地から足を運んで、このすてきな1日をともにした、むし塾のみなさま、
ここに深くお礼申し上げます。
多くの方のおかげで、今年は忘れられない「64の日」となりました。
ほんとうに、ありがとうございました!