鈴木海花の「虫目で歩けば」

自然のディテールの美しさ、面白さを見つける「虫目」で見た、
身近な虫や植物の観察や飼育の記録。

いよいよ明日!ナショナル・モス・ウィーク キック・オフ!!!

2015-07-17 07:31:30 | 日記

 

 いよいよ明日18日から、2015年の「ナショナル・モス・ウィーク」がはじまります。

26日までの間、世界中のあちこちで、蛾を楽しむイベントがたくさん行われるようです。

http://nationalmothweek.org/events-map/

 

このプロジェクト、なんだか年々広がりそうな予感がします。

今年はNYのスミソニアン博物館もイベントをするとはりきっています。

日本でこのプロジェクトを中心的に推進している国立科学博物館 神保宇嗣さんを

お迎えしての「夏のむし塾」も2回目となりました。

まだ数席、お席がありますので、お申込み受け付けています。

会場となる高尾駅徒歩10分の多摩森林科学館は9:30から開園していますので

13:00からの講演前にも、蛾をはじめとした虫探し散策もできます。

参加費:1500円と別途入園料300円

申し込み先:mushijuku@yahoo.co.jp まで

 

台風の動きが心配でしたが、なんとか曇りで推移しそうな気配です。

蛾は気温、湿度が高い、むしむしする日に多く見られます。

明日はそんな一日になるといいなあ、と思っています。

Happy Mothing!!!

 


ジュンク堂大昆虫展 展示作品などのご紹介

2015-07-08 17:40:46 | 日記

7月11日からのジュンク堂での大昆虫展、きょうは展示品のご紹介です。

 

アカスジキンカメムシとの出会いから虫が好きになり、現在は生物調査ボランティアとしてアルゼンチンに滞在中の20歳、瀬戸山千佳さんのカメムシマグカップと、キャンバス地の布バッグです。

左のアカスジキンカメムシ柄は、卵から成虫まで、アカスジキンカメムシの全ステージが描かれています。

右のマグカップには、まるで顔のように見える模様がおもしろいアカギカメムシの百面相が。

ジュンク堂では実物展示だけになりますが(販売はしません)、フェア終了後、ネットで購入できます。

 

 このフェアのポスターに『honnomushi』という作品を提供してくださった木版画家の竹上妙さん。

 

ポスターのもとになっている作品のプリントに、ハンコと刺繍をプラスしたバッグを

特別出品してくれます。

 本を読むときは「集虫」しよう~(笑)

 

 

そして、今回はるばる九州から作品を寄せてくださるのが、立体昆虫刺繍作家の、ながふちなほみさんです。

その虫愛あふれるダイナミックな作品には、手芸作品を超えた迫力があります。

コノハムシ

 

アミメフトカミキリ

 

オオスカシバ

 

マックレイテナガコガネ

 

そして実物大のヨナグニサン(これは会場でのお楽しみ)はじめ展示作品は数十種。

背側だけでなく、腹面もリアルに再現されています。

(上の作品の販売はありませんが、半立体刺繍の小額、ポストカードなどの販売があります)

 

 来年福音館書店から出版予定の拙著『わたしたちのカメムシずかん』(仮題)のコーナーでは

岩手の小野國彦さんの40ページにおよぶ『アカスジキンカメムシ飼育の記録』アルバムも展示します。お手に取ってご覧ください。

 

 7月11日(午後2時ごろから)

 7月22日(午後6時ごろから)

 7月28日(この日は19時半から4Fカフェにて、写真展同時開催中の森上信夫さんとのトークショー)

には、私も7Fにいますので、お気軽に声をかけてください。

(8月はまだ未定です)

 

 たくさんの方がお越し下さるのを、心よりお待ちしています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


大昆虫展出品作家紹介②

2015-07-07 16:24:38 | 日記

7月11日から始まるジュンク堂大昆虫展に出品する作家紹介つづけます。

 

 ヤママユをモチーフにした幅広のリボンを使った森田珠生さんの、「蛾まぐち」。

  

隅々まで凝ったつくりがいいですね。

サイズもいろいろ。

 

漫画家、イラストレーターとしても人気の氷堂涼二さんは、蛾萌えでも知られています。

著書の『モスフィリア』とともに

・MOTHPHILIA蛾NAIL(イボタガ・ヨナグニサン・ベニスズメ・イザベラヤママユ・サツマニシキ)

  >各500円

・MOTHPHILIA蛾ステッカー(イボタガ・ヤママユ・オオミズアオ・ヨナグニサン)

  >各200円

・MOTHPHILIAカードホルダー

  >500円(会場特別価格)

・MOTHPHILIA缶バッヂセット

  >1000円(会場特別価格)

・MOTHPHILIAちっちゃいイボタのめがねふき

いろいろ出品。イボタの眼鏡ふき、欲しい!モスフィリア蛾ネイルもやってみたい!

 

  この昆虫展はもちろん、「むし塾」などの事務方として、また「必殺虫目人」としても活躍している井上恵子さんも、虫のゴム印を出品します。

上はクロカタゾウムシ、下はテントウムシ各種

  各種虫フェアで人気の遊蛾堂さんこと大熊千晶さんも、オオミズアオのクリアファイル、ブローチ、ステッカーなど、盛りだくさんの出品です。

 

 「むし塾」などのデザインを一手に引き受けてくれているデザイナー 中山泰も

缶バッヂを出品。

 

そして、私も布の袋を出品しまーす。

フィールドで便利に使っている七つ道具のひとつで、1922年に出版されたという古い博物学図鑑のページをプリントしてみました。

 

 ここでご紹介したほかにもグッズはたくさん。

ぜひ足を運んでいただけましたらうれしいです。

 

明日は、販売品以外の展示品を紹介します。

 

 

 

 

 

 

 


ジュンク堂大昆虫展出品作家紹介①

2015-07-04 15:10:24 | 日記

 

 ジュンク堂池袋店7Fで、7月11日より開催します『鈴木海花プロデュース 大昆虫展2015』

いよいよ迫ってまいりました。

 ブックフェア、作品展示、販売虫グッズなど、きょうから出品する作家と作品の一部をご紹介していきます。

 

 まず、虫の押絵作家の「とちみやび」さん。

昆虫ブローチを20種類くらい、、計100匹ほど出品。やはり作って楽しいカメムシとカミキリとアゲハの幼虫は各10匹以上、ほかにワガタ、コガネ、カナブン、ハンミョウ、ツチハンミョウ、ゾウムシ、オサムシ、シデムシ、マイマイカブリ、オトシブミ、タマムシ、ヨコバイ、セミ、コオロギ、カンタンなど、驚くほど多種の虫が押絵の技法でつくられたブローチ。

「とちみやび」さんの作品は、和布を染め、手書きという手の込んだもの。

さりげなく好きな虫をアピールできる、小さなブローチが中心です。

 

 

次は、虫好きの愛用カメラ、オリンパスTGシリーズ用の、カメラストラップを出品する新井ユキさん。

フィールドで使いやすく、楽しくておしゃれな工夫が凝らされたストラップ。

男性用のちょっと地味目な色合いのものもあります。

アメリカンプリントのチョウガバッグも。(販売するのは写真より小さいサイズになります)

 

 

3人目は、イラストレーター 宇佐美朋子さんがこのフェアのためにつくってくれた

蛾尽くし手ぬぐい、名づけて『蛾楽蛾楽』。

フィールドで首に巻いてもいいし、2枚並べて暖簾のようにたらせば、お部屋にいながらにして灯火観察な気分に浸れます(笑)

 

(つづきます)