鈴木海花の「虫目で歩けば」

自然のディテールの美しさ、面白さを見つける「虫目」で見た、
身近な虫や植物の観察や飼育の記録。

かった~い、オオモクメシャチホコの木化した繭!

2019-02-22 17:18:31 | 日記

 きのうはガの専門家たちと都内の公園へ遠征。

  目的はオオモクメシャチホコの越冬繭を見つけること。

これがねえ・・・なかなか難しい。

なんと、こんな風に樹皮のなかにしっかり埋まっているのです。

これは羽化したときの穴が開いているので空(から)ですが

生きている蛹入りの繭の多くは、樹皮の奥に埋まっている!

しかも、繭は木化していて、すごく硬い。

樹皮の内側にしっかりくっついている。

 

やったー!メスと思われる生きている蛹が見つかった。

 

 ほかのみんなはちゃんと生きている蛹入りの繭を掘り当てたのに、

私はもう死んでしまっている蛹入りだけ・・・・・・ぐすん。

今後リベンジしたいです。

 

 ほかにもクロマツの菰のなかで越冬しているマツカレハ幼虫や

 

 

毛むくじゃらの謎の蛹(マイマイガの蛹らしい)とか

 

シブイロカヤキリとか、

 

ナミテントウとか

 

ヒロズコガとか

都会の公園もあなどれないなあ、と痛感した一日でした。

はじめてのフィールドでの虫さがし、すごく楽しかったのでした。