鈴木海花の「虫目で歩けば」

自然のディテールの美しさ、面白さを見つける「虫目」で見た、
身近な虫や植物の観察や飼育の記録。

耳のうしろに・・・

2019-05-27 08:12:21 | 日記

きのうは近くの谷津へ。

気温が高いといっても湿度が低いので気持ちいい。

で、いろいろ観て、バスで飯能駅へ。駅中のカフェで、こんな日はソフトクリームだ!と、席について・・・

左耳の後ろがなんかうすら痒いような・・・。

手をやるとなんかつぶっとしたので、手でさっと払うと…

アイスティののったトレイの上に落ちたのは、これはダニじゃない?!

紙ナプキンのうえにのせて容器に収容。

やだ、噛まれてたらどうしよう。

でもまずはソフトクリームだ。

なんだか耳の後ろが熱いような気もするしなあ。

疑心暗鬼になりながら、ソフトクリームで気持ちを落ち着けて。

 

帰宅してから調べると、マダニ科のヒゲナガチマダニというやつではないかと。

(後日、帯広畜産大学のYさんに、ヒゲナガチマダニのメス成虫であると同定していただきました。シカにつくダニでヒトにはあまりつかない種とのことです)

シカとか大型の獣につくらしく、1メートル以上の高さにいる、と。

だから耳の後ろだったのか。

友達が足元に10匹くらいマダニをつけた写真をアップしていたので、今日はかなりダニを意識して歩いたんだけど。それでもたかるんだから仕方ないね。

みなさまもお気を付けください。

 


すてきな「預かりもの」、羽化間近か

2019-05-12 05:39:22 | 日記

 今年3月はじめに、近くの小学校のチョウクラブのみんなと、地域のオオムラサキ越冬幼虫探しに行きました。

そのとき見つかった幼虫のうち、何匹かを預かっているのが、越冬から目覚めて、エノキの葉を食べてすっかり大きく(40ミリ)なりました。

夕方になると活動的になる「ムーちゃん」(オオムラサキ幼虫の愛称)。

今まで何度か「ムーちゃん」を見たことはあるものの、オオムラサキセンターのビバリウム内だったり、

山梨在住の写真家Yさんのお庭だったり。間近に継続的に見てみたい、と願っていたのが今回叶った。

 

 

 

「ムーちゃん」はやっぱりかわいい。

 

「おりよかなあ、おりるのよそうかな~」

 

私は養育係。なので羽化したら子どもたちが展翅します。

すごく手早くて、展翅上手な子供たち。

 

 

楽しそうに展翅している―「どうこれ?」「いいじゃん!」

 

 今回、養育係をつとめたことで、わかったこと―ゴマダラチョウ、アカボシゴマダラ、オオムラサキの幼虫は似ているので、よく絵で説明されているけれど、実物を見ると、間違いようがないほど特徴が違うということだった。

ゴマダラチョウとアカボシゴマダラは丸みをおびた体つきで、オオムラサキは骨太(骨ないけど)で、がっちりな感じ。

背中の突起も顕著で、育ち方は他の2種より遅い。

 

 

 アカボシゴマダラはすでに蛹になりました。

 

羽化が楽しみ。

 

 


メマトイ対策

2019-05-11 16:21:56 | 日記

 野外を歩くとアイツが五月蠅いこの季節。

数年前眼の中にはいっているのを、なんか違和感感じながらもそのまま寝てしまって、

翌朝下まぶたの内側に死骸が!!!

あわてて眼科に。こやつは感染症を媒介するからね。

 で、 花粉症ではないけれど念のために持っていた花粉用のゴーグルをきょうかけてみたら・・・ピタッとアイツが来なくなった。!その「ピタッと」感があまりにすごくてびっくり。

 ゴーグルでシャットされて涙液を感知できなくなったらしい。紫外線も95%以上シャットアウトしてくれるし、視界もゆがまないし、このゴーグルはしばらく活躍してくれそう。

同じ悩みで困っている方、試してみてください。