鈴木海花の「虫目で歩けば」

自然のディテールの美しさ、面白さを見つける「虫目」で見た、
身近な虫や植物の観察や飼育の記録。

ササの葉裏から「おめでとう」

2016-01-11 12:39:47 | 日記

 

 9日は今年、初フィールドでした。

フユシャクの達人や昆虫写真家や蛾と微小甲虫の大家、とか豪華なメンバーで。

フィールドではみんなそれぞれ、興味のあるものを探します。中央で光っているのは

2ミリのテントウムシの写真を撮っている微小甲虫屋さんのフラッシュ。

2ミリじゃフラッシュたかないと、ピンボケするもんね。

 

私は、去年11月から始めているヒカゲチョウを見ることに。

この寒さの中、どうしているかなあ・・・・・

いたーっ

ちっさ~

1センチやっとかな。

たぶん春になるまで、代謝をとめて摂食などもほとんどせず、この大きさで冬を耐えるのでしょう。

探すときは、この食痕が目印よ。

 

ササを見ていると、

地味な色合いだけれど、なかなか渋い魅力のある蛾が。

本来は春の蛾であるクロサンカクモンヒメハマキという名前で

暖冬のために早く羽化しちゃったのかも、と同行の蛾屋さんに教えてもらった。

 

手すりの上には、大好きなアオオニグモの幼体が。まだ1センチ。

 

冬の虫は数も少ないし、サイズも小さいけれど、そのぶん見つけたときのうれしさは大きくて、

ついしつこく写真を撮ってしまいます。

他の季節とは一味違う、そんな冬の虫探しもひきつづきやってきたいな、と感じた1日でした。