鈴木海花の「虫目で歩けば」

自然のディテールの美しさ、面白さを見つける「虫目」で見た、
身近な虫や植物の観察や飼育の記録。

ボルネオへなちょこ虫目探検

2015-09-13 14:53:23 | 日記

 今年、夏前くらいから、ときどき左足の側面が痛い・・・・・・

 フィールドでも後半になると、痛み出すこともありました。

ちょっと休むと治るんだけど。

鍼治療とか、アロママッサージとか、漢方薬とか、いろいろやってみているけれど

良いときも悪い時もある。

 しばらく海外へ行っていないけど、この足の調子を考えると、海外へ虫を見に行くのなら

今しかないかも・・・・・・・

 虫友の昆虫記者の言葉を思い出しました・・・・・・「ボルネオ島コタキナバルの丘の上に建つホテルでは、後ろが森なので、居ながらにして虫が見られる」「キナバル公園内の宿泊施設であるリワグ・スイートで夜灯りをつけっぱなしにしておくと、窓に虫が集まる」

 そうだ、体調に合わせて、気ままに虫を見に行けばいいじゃない、ホテルで休みながら虫観察する「へなちょこ」でもいいじゃない、そうだ、そうだ、「へなちょこ」で行こう!ボルネオなら、きっと見るものなんでも珍しくて、何を見ても楽しよ。

 

 そこで9月はじめの1週間ほど、ボルネオに行ってきました。

 旅の詳細は、ゆっくり書いていくつもりですが、とりあえず出会えた虫を少しずつ、紹介していきます。

 

 日本からボルネオ島(マレーシア)へ行くにはいくつかルートがありますが、往きはマレーシア航空の直行便で、約6時間、国際空港のあるコタキナバルへ。

森に囲まれたホテルで2泊したあとは、3か月前に地震のあった標高4000メートルを超すキナバル山の麓の公園内にある、コテージに2泊、という計画です。

キナバル山に登るのか?って、いえいえ、私は頂上を目指す登山にはとんと興味がないし、

まして足の具合が心配な身の上ですから、麓のガーデンコテージに泊まって、園内で虫を見ればいいや、という魂胆です。

 園内には2つのレストランがあるのですが、初日の夜にそのうちの一つに行くと・・・・・・・

レストラン入口

 

美味しいディナーブッフェを食べて帰り際に、ボーイのマルヴィン(Marvin)さんが、

「ここには、毎日バタフライが来るよ、ほらね」と、ニコニコしながら天井のほうを指さしました。

なんと、大きな目標だった、アトラス(ヨナグニサン)に、あっけなく会えたーーー!

翅に傷のない、オスでした。

 

 これは幸先がいいぞ~

 

(つづきます)