引越後、初めて近所で見つけた蛹。アゲハにしては大きいなあ、と思っていたら、
1週間後に羽化。ナガサキアゲハでした!
昨年来、或るディープなカメムシ屋さんのグループ(会員数7名)にいれていただいています。
いずれも名にし負うカメムシの大家の方たちなので、私はミソッカスとして毎回末席にて眩しい目をしながら、みなさんのカメムシ談義に聞き入っております。
先日また例会があり、石垣島やブータンに調査に行った方々の報告があり、
その後、おそるおそる6月に上梓した拙著『虫目のススメ』をメンバーの方たちに見ていただいたところ……
さっそくカミキリ屋から現在のカメムシ屋に転身したというSさんから、
石垣島のページに載っているカミキリの種名、2種が違ってますね、とご指摘が。
まずP.151左上のオオシマゴマダラカミキリ→タイワンゴマダラ。
Sさんの話によると、石垣島にはオオシマゴマダラカミキリは、そもそもいないのだそうです。
タイワンゴマダラはもともと石垣にはいなかったのが、10数年前から発生がみられるようになり、与那国島から飛んできたヨナグニゴマダラだろうということになっていた。
ところが、最近DNA鑑定した結果、タイワンからの移入種であるタイワンゴマダラであることが明らかになった、とのこと。
「ややこしいカミキリの画像を載せてしまいましたね。与那国にも本種が入り込み、良く似ていることからかなりの混乱が起こりそうです。今後、固有種ヨナグニゴマダラとの交雑が心配されます。
そして、P151 左上に載っているヨツスジトラカミキリも→イリオモテトラカミキリの間違いです。横からみてはっきり特徴が見えます。石垣島の章の3種のカミキリのうち、もう1種は間違いありませんでしたが…石垣のカミキリ2/3の同定ミスはまずいですねー。次回は私が見てあげます」とお叱りと力強くあたたかいお言葉を頂戴。
さらに、P.41の後ろから2行目下、「元に・・・」は→「元気に・・・」で、脱字まで発見していただいてしまいました。
たいへん、申し訳ありません!本をご購入いただいた方は、上記箇所、訂正お願いいたします。
それにしても、この会のメンバーの方たちは底が知れません。
Sさんだって、いちずなカメムシ屋さんかと思っていたら、後にはカミキリ屋の顔が。
まるで「黒魔導師」からジョブチェンジして現在の顔は「銃使い」なのに、ガ系の黒魔術も習得しているモンブラン(FFする人のみに通じる比喩ですが)みたいでカッコいい~
今後もこの会のみなさんからは、拙著についていろいろご指摘がありそうです。
訂正など、またお伝えしていきます。