日中越境EC雑感

2008年に上海でたおばおに店を作るところから始めて、早もうすぐ10年。余りの変化に驚きの連続

中国事業における代理店の選定

2009-07-16 | 中国EC事情・淘宝
 和光堂のベビ-フ-ドについて記載しましたが、参考までに久光という上海の百貨店地下の日本商品を置いてあるス-パ-の価格を提示すると。

         久光     西松屋等 
 お菓子関係  32元=500円   160-200円
 ベビ-フ-ド 50元=700円   200-280円
 食育ランド  20元=280円   80-100円

 一見してわかりますが、日本の大手ベビ-用品小売の3倍の価格設定がなされています。これが淘宝では、だいたい日本の1.5倍から2倍ですので、だいたい久光の30%引き程度で販売されています。和光堂の商品の久光での販売額が中国全土での5%程度らしいと聞きました。そして久光での月間販売額が400万円程度らしいとも聞きましたので、大企業の扱い量としてはまだまだでしょうね。淘宝の販売量がどのくらいになるか知りませんが、同じ水準にはなっているのではないでしょうか。

 さて、昨日ご紹介したグリコは中国での代理店の販売価格が日本の小売価格程度です。一般に小売は30%程度これに乗せていますし、カルフ-ル当たりの大手になると僕らの仕入れ価格並みで小売価格を設定しているときもありますので、最終小売価格が日本とは大差ないか1.5倍の範囲におさまるだろうと予測されます。

 グリコと和光堂、企業としての戦略が異なるとはいえ、最終小売価格でなぜここまでの差が出るのでしょうか?


※この記事の続きは有料となります⇒中国市場進出/販売実践会

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