日中越境EC雑感

2008年に上海でたおばおに店を作るところから始めて、早もうすぐ10年。余りの変化に驚きの連続

現代中国の裏を読む

2009-10-13 | 中国関連書籍書評
ルポ 中国「欲望大国」 (小学館101新書)
富坂 聰
小学館

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ルポとついていると、歌舞伎町の実態を面白おかしく書いているような本を思い出しますが、この本も傾向は同じです。
 冒頭に北京の無縁仏の話や売春婦が都市部と地方の経済格差を補っているとか、えっと思わされる処から始まり
・シンセンの愛人村
・ネット中毒で親を殺した子供の話
・学歴偽造や替え玉受験
・蔓延する麻薬
・芸能人追っかけとその追っかけの父親の自殺
・病院の順番待ちビジネス

 と、中々面白い内容が書かれています。最後には改革開放により急激な経済成長を遂げる反面、貧富の格差を含む様々な矛盾が噴出しつつある事でしめています。

 上記の内容に関しては、中国在住者にとっては珍しくない話も幾つかあります。

・愛人: 愛人村という紹介が皇嵩についてされていますが、村というよりはもう十分に大都市の住宅地になっているところですね。シンセンのまぁまぁの住宅地に行けば必ず香港人とその愛人を見かけるように思いますがどうですかね?日本人は高くて愛人囲えなくなったとしていますが、その辺はどうかな?休日のジャスコではみかけます。相場は上がっているのかもしれませんけど、日本人の年齢が外見(顔より若く見えるとか背が高いとか)も値段に影響していると思います。

・ネット中毒は韓国でも大問題になっていますし、アメリカでもそうですね。中国でこんな事件があったのは知りませんでした。

・証明書偽造は日常茶飯事にあります。安いですよ。でも、学歴に関しての有効性はかなり疑問で、人材紹介会社でも先ず確実に出身校に在籍確認します。難しいのは、海外の学歴なんですね。電話しても教えてくれない事がありますから。

・麻薬は入るでしょうね。大連が有名で、結構日本人留学生もマリファナ程度は直ぐに手に入るそうですけど。多分上海でも同様でしょうね。

・病院はちょっと以外です。上海だとお金払うと特需病棟に行き、直ぐに診察受けれます。北京には無いんですかね?田舎ならわかるのですけど。

まぁ、知らない事も幾つもありましたし、面白くは有りました。

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