参入急ぐ日本の商社の成算
日本を凌ぐ速度で“超高齢化”が進む中国。ヘルスケアビジネスの市場拡大を見越し、日本の商社が相次いで参入している。
伊藤忠商事が合弁企業を設立し、住友商事も中国製薬会社への資本参加を明らかにした。
伊藤忠は「中国のヘルスケア市場の拡大速度は想定を超えている」。中国の医薬品市場は現在、日本の7兆円に対し5兆円。医療機器市場は日本の2兆円に対し8000億円と半分以下だ。しかし、その成長スピードは驚異的で、今後5年間で年率20~30%の伸張が予測されている。
背景には中国の高齢化がある。同国の65歳以上の高齢者人口は2009年末で前年比約3.2%増の1億1300万人だ。「一人っ子政策」の弊害もあり、総人口に占める割合は前年比0.2ポイント増の8.5%と急速に高齢化が進んでいる。15年の高齢者人口は日本の総人口を超えるとの試算もある。
だが、日本の医薬品・医療機器メーカーの中国進出は欧米企業に比べ「大きく出遅れている」(伊藤忠幹部)。これまでは日本市場だけで収益が得られたためだが、近年、その需要も頭打ち。成長市場への参入が迫られた結果、中国ビジネスにノウハウを持つ商社の出番が急増しているのだ。
だそうです。
医療関係に関しての市場であり、日本のような介護市場ではないのではないかと思います。
ジョンソンエンドジョンソンは、1990年代の前半に中国プロジェクトという物を立てており、手術用の糸の工場を中国に建設し足り、様々な大きな投資を始めていました。当時日本法人にいた僕らは、日本の高齢化市場が拡大するので、日本にアジア向け研究施設や工場を作って欲しいという要望を出していましたが、生産コストの高さもあり本国は結局それには乗ってきませんでした。
当時はアジアのGDPの中で日本が占める割合は70%を越えており、東京のGDPがアジアの10%という状態だったので、中国プロジェクト自体に対してもいささか冷ややかに見ていました。ところが、僕がJJをやめてアメリカに行った後、2003年頃に会社に言ってみると、中国市場の売上は日本の3分の1くらいだが倍倍ゲームで売上が伸びており、もう直ぐ日本は抜かれてしまうと言われました。
8年前の話ですね。当時の日中間のGDP格差は3倍くらいあったはず。今じゃそれが抜かれちまったものね。。
そりゃ、遅すぎるよね。。。
その遅すぎるのが日本らしいのですが、今から巻き返せるかな?
高齢化市場というけど、介護関係は厳しいと思いますよ。医療はまだよいだろうけど、。
November 19th, 2010 at 5:29 pm
I think the pronoucements of war a bit exaggerrated. However, what is apparent is that the demographics that jumpstarted China to be a leader in manufacturing low end products and selling these globally have now come to an end. India will take up that mantle, it requires a cheap and young labor force to carry that forward. Parts of emerging Asia will also inherit this. China meanwhile is in a state of transition, its a large country and it will take time to recalibrate its industry and economy. It will (already is) slow down. India meanwhile will (already is) starting to go through a period of rapid and large growth.
This is very healthy for the global economy and for those within it – not just one huge market, but now two, and a developing third, fourth & fifth in the shapes of emerging Asia, Latin America and Africa. Thanks – Chris