亀井幸一郎の「金がわかれば世界が見える」

マクロな要因が影響を及ぼす金(ゴールド)と金融の世界を毎日ウォッチする男が日常から市場動向まで思うところを書き綴ります。

「怖くて買えんでしょう?」

2006年08月20日 13時10分16秒 | 金市場
昨日はセミナーのため大阪出張だった。4ヵ月前の4月中旬にも同じ企画で話をさせてもらったので、4月に何を話したのかというReviewから始めた。ここはプロジェクターを使わないので会場を見渡しながら離すのだが、(もちろん名前も何も知らないが)見覚えのある方々が前の方を中心に座ってらして、こういう話をした、ああいう話をしたというと、うんうん、と頷いてくれるほどの反応のよさ。時々冗談を関西弁で交えると、こ . . . 本文を読む
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原油に連動する金

2006年08月18日 23時28分25秒 | 金市場
あまり連動性の高くない原油と金がいっしょに動いているのが、ここ一両日の特徴と言えるが、何ゆえ急に連動性を高めたのか。キーワードというほどのこともないけれど、言葉を示せば「インフレなき成長」ということ。例えば先週、6月の米小売売上高が予想外に良好な内容となるなか、CPI(消費者物価)の数値は予想より低かった。景気の良さにはインフレが付いて回るが、それが沈静化しているとデータで示されたことから、インフ . . . 本文を読む
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ことしも「五山送り火」

2006年08月17日 22時28分44秒 | 徒然(つれづれ)
ことしも京都の「五山送り火」鑑賞会に声を掛けていただき風情ある古都の夏の風物詩を楽しませていただきました。個人的には昼間観戦した甲子園の高校野球のひとつ前のカードが延長14回という熱の籠もったものとなったため、試合開始が遅れ終了も遅れというドミノ倒し状態。京都のホテルにチェックインしたときは7時過ぎ。炎天下の観戦ゆえに汗はかいているわ日焼け止めは塗っているわで、とてもそのまま行くわけにいかず時間を . . . 本文を読む
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ほらほら、ね!?

2006年08月16日 07時44分13秒 | 金融市場の話題
さてこれまた予想外の7月の米卸売物価指数の結果(エネルギーと食品価格を除いたコア指数で前月比マイナス0.3%)に、利上げ再開見通しは後退し、株価はそれを素直に好感しNYダウは132ドル高。経済規模が大きいと、熱いところ冷めてきているところ混在というのが一般的な姿なので、移行期にありがちなことだけど、さてこれで本日日本時間夜の米消費者物価はどうなるか?この流れで同じくインフレ沈静化となるのか否か?イ . . . 本文を読む
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8月も、半ばです

2006年08月15日 16時52分40秒 | 金市場
中東情勢は停戦決議を受け入れたものの、双方が「防衛のための攻撃」を留保している状況では、完全な停戦は難しいだろう。拡大を防ぐことができれば、それで良しというニュアンスの濃いものではないかな。このあたりは国家対国家でも難しいが、国家対ネットワークのことゆえ尚更という感じ。ところで金価格の頭が重いのは、欧州系の銀行が売っているからだという指摘がある。仮に売っていたとしても、年間500トンの総枠を埋める . . . 本文を読む
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動かぬことも戦略のうち

2006年08月14日 17時10分53秒 | 金市場
やはりと言うべきだろう。先週の7月の米小売売上高の「予想外の好調さイコール利上げ再開」という前提のあるところに、レバノンでの停戦合意が作用して朝から金市場は売り圧力にさらされることになった。先々週末は雇用統計で失業率が上がったことから8月8日のFOMCでの利上げ中止を織り込み、その通り結果も中止。ところが声明文が9月の利上げ再開に含みを残したことから、中止はしたもののスタンスは変わらず・・・という . . . 本文を読む
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夏もピーク?

2006年08月13日 22時28分07秒 | 徒然(つれづれ)
夕刻から夜に掛けて八重山商工戦とイスラエル、ヒズボラの停戦を伝えるCNNを掛け持ちで見ていた。八重山は意外とピッチャーの層が厚くて(?)驚いた。ヒット数で上回っていた松代は、与えた四死球があの数じゃ、チト無理だよね。評判のチームの試合は、やはり面白い。そういえば昨日の高知商業は拙攻だったなぁ・・。虎は・・・おぉ~~~イ!!・・という感じ。はぁ・・・。。。何やってるんだぁ~~!!。 週末金曜日の書 . . . 本文を読む
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週末につき(?)お知らせ

2006年08月12日 17時18分20秒 | 徒然(つれづれ)
セミナーをやります。本日2度目の更新はお知らせです。 さ来週8月21日(月曜、14:00~16:00)、同22日(火曜、18:30~20:30)の2回に分けてセミナーを開催します(昼の部、夜の部)。どちらも内容は(多分)同じです。多分・・・というのは時事ネタもあるのでテロ問題やレバノン情勢の変化によっては、扱う内容も多少変わるという程度の話ですが、1日ではそう変化もないでしょう。 内容は金市場 . . . 本文を読む
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不透明要因としての「米利上げ再開見通し」

2006年08月12日 16時33分34秒 | 金融市場の話題
昨日発表された日本の4-6月期GDP統計。年率で0.8%の成長と前の期(1-3月期)の2.7%から大きく減速となっていた。これに対し民間エコノミストの予想値(いわゆる市場予測)は本日の日経によると1.3%~3.0%の間だったという。朝刊総合面(3)に「主要機関の的中率はゼロ」で「エコノミスト予測大外れ」との小見出し付きで報じられている。もともとGDP統計の計算方式が複雑なことと、相応の手間が掛かる . . . 本文を読む
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通常の範囲内の値動き

2006年08月11日 17時43分14秒 | 金市場
昨日夏枯れ相場で取引が少ないので、売り買い共に少しまとまると上下に価格が振れやすいとしたが、さっそく、それが起きた。英国で航空機爆破テロが発覚し阻止されたと伝えられているが、市場ではその結果、原油はじめ商品市場が広範囲に売られドルが買われた。金も売られたことから、かかる事態に下がるとは何事ぞ!?とばかりに「有事の金」に疑問の声が上がりそうな雲行きになってきた。NYの場況を伝える通信社のコメントには . . . 本文を読む
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