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残る感覚

いやあ、今日も面白かったですね――ハケンの品格。
まだ見ていない人もいると思うので詳しいことは書きませんが、あ! まちゃだ! とか、留守電で「大前春子です、出ません。ビー」なんていうのに、笑わせて頂きました。

そんなテレビを見ていて、ある保険会社のCMでアヒルが出てくるのがありますよね。
それを見ると、もう三年も前に亡くなっているのに、突然よみがえってくる感覚があります。

ある日、突然テラスに現れて、強行に餌をねだったインコのことです。
部屋の中に入れて、昔インコを飼っていた時に使っていた籠を物置から引っ張り出して、飼い始めたのはもう何年前のことになるでしょうか。

水色の雄のセキセイインコでした。
ものすごく人間に慣れていて、手乗りインコであることはすぐに分かりました。
でも、強情な性格で、自分の我を通す扱いにくい一面もありました。

家で仕事をするときは、籠のドアを開けておいて、自由に部屋の中を飛び回れるようにしていました。
そういう時には、たいていパソコンの前にいる私の肩にとまって羽根繕いをしていました。

パソコンデスクの木の部分を囓ってボロボロにしてみたり、マウスに執着してみたり、以前の飼い主に教えられた言葉(意味不明)を語ってくれたりしていました。

そうやって過ごすようになって何年か経ってから、ある時から、突然甘えるようになり、私の耳や手に頭を押しつけてじっとしているようになりました。
そうして数週間が経って、ある朝、籠の中で息を引き取っていました。

庭の片隅に埋めて、よくスズメの鳴き声を真似していたので、そこのフェンスに寂しくないようにとスズメの餌台を作って取り付けました。

それでもしばらくはペットロスに悩まされました。
自分は彼にとって良い飼い主だったのか、ちゃんと世話を出来ていたのか……

鳥と人間が仲良くしている映像を見ると、突然フラッシュバックのようにインコが亡くなったときの感覚が蘇ってくることがあります。

知らず、心にポッカリと穴が空いたような感覚――

何時になったら、こういう気持ちから解放されるのでしょうか。いや、それとも解放されずにそのまま大切にした方が良いのでしょうか。

ただ、肩や手に残った生き物の温もりの感覚は、何時までも消えないような気が致します。
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Unknown (そうせき)
2007-02-23 18:48:50
「大前春子です。でません!」
には大笑いしました(笑)
うちは電話がかかってくるととても長いので
「うちもそうするか?」
と一緒にみていた主人といっていた所です。


ペットロスですか。
私もハンドルネームも以前子供のように可愛がっていたプレーリードック
(リス)の名前です。
もう2年になりますか。
亡くなってから。
でも、この名前はどうしても捨てられない。

忘れなくてもいいんじゃないでしょうか?
残っていてもいいんじゃないでしょうか?
と私は思います。
忘れてしまったら、もずさんと過ごしたインコを忘れてしまうことになるから。
そのほうが、「いい飼い主だったんだろうか?」より悲しい感じがします。

ヤツは我侭で手がかかったな~
今はどんな飼い主に手を焼かせているのかな~?

私は良く晴れた日に、よく思いだします。

失恋した時も
ポッカリと穴が空いた感覚になりますよね。
その感覚は
結構引きずって残っているもので、
そういうのを
「甘酸っぱい思い出」
というのかもしれませんね。
痛みもいつか思い出に変わっていくものなのかもしれません。
 
 
 
我が輩は (もず)
2007-02-23 23:20:14
プレーリードックである、名はそうせきと言う――
という感じでしょうか。

そうですね、やっぱり人生の一部分をパートナーとして過ごしたわけですから、それを無かったことには出来ませんよね。

彼は以前の飼い主に教えられたのか、「ボク、ピー君」と言ってました。

私の家族は「ピーちゃん」と呼んでいました。
私は、たまたま家に迷い込んだ時期が羽根が生え替わる時期で、毛繕いをするたびに五㎜くらいの毛玉が飛び散っていたので「けだま」と呼んでいました。

今は庭の餌台にやってくるスズメと、テラスで飼っているメダカがパートナーです。

でもメダカは死んでもあまり気にはなりません。
とくに名前を付けている訳では無いせいでしょうか。

庭にやってくるスズメは四羽に増えました。どうやら子供が巣立ったようです。

もうすぐ春になるとスズメたちは自然の中に旅立っていきます。

けだまも私の元から旅立って、今は自由に空を飛び回っているのだと、思うことに致します。
 
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