goo

11年目の愚痴

阪神淡路大震災から11年目を迎えました。我々はあの大震災から何を教わったのでしょうか。
おりしも耐震強度偽装事件で有名になった社長の国会喚問が開かれ、金があれば人の命も買えると豪語した社長は株取引の疑惑で強制捜査を受けました。

耐震強度偽装では、事件の渦中に「阪神大震災のときのように、倒壊してから発表すればいい」という発言があったとかなかったとか……

あの震災のときは、倒壊した建物のなかから、麻痺した消防機能に代わって、近所の人たちに助けられた人もいたと聞きます。
お金も大切だけれど、日々の隣人知人たちとの付き合いや、お互いを思いやる気持の大切さを感じさせられる話だったと思うのですが、そういう気持はどこかにいってしまったのでしょうか。

その一方で、大きな災害などでは、多くのボランティアが活躍するようになりました。若い人たちを中心にして、困ったときには助け合おうという気持が定着したのは嬉しいことです。
それでも、今年の大雪では、除雪作業中の事故などで、80人以上の人が亡くなったりしています。過疎地に取り残された老人世帯などの問題は、まだこれからの課題なのでしょうか。

あの日、一度に失われてしまった六千人もの人命に対して、私たちは考えなければならないことがあるはずです。
そんななかで、自分にできることは何なのかを考えながら、11年目の愚痴を書きつづってみました。

断酒をしていると、どうでもいいようなことをとりとめもなく考えてしまうようです。
とりあえずお亡くなりになった方々の冥福をお祈りして、今夜はちょっとだけ飲もうと思っております。
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )
« 春を待つ鍋 ライブドアで... »
 
コメント
 
コメントはありません。
コメントを投稿する
ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません
 
名前
タイトル
URL
コメント
コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。