アル中雀の二枚舌

アル中、ヘビースモーカー、メタボで脂肪肝、おまけにトドメの脳出血&片麻痺──現在、絶賛断酒中。そんな中年男の独り言

安全・安心

2015年06月16日 00時02分29秒 | Weblog
ニュースで救急車を有料化すべきか。というのをやっていました。
個人的には有料化すべきだと思います。ホントの急病なら、保険が効くようにすれば、必要な人が呼ばなくなる、なんて懸念も減るだろうし。
そうだな、タクシーの倍くらい。五千円くらいでどうでしょう。
海外みたく数万円というのは、さすがにどうかと思うけど……だってさ、このまま不要な呼び出しが増え続けて、ホントに急病の人が間に合わなかったら、どうする? と、交通事故で4回、脳出血で1回、救急車のお世話になった身としては思うわけで……

救急車を呼ぶ理由はふたつ。1,交通費が浮く。2,医者ですぐ診てもらえる。
大きい病院なんかは、自分で行くと待たされるからね――最近は救急車で行っても、トリアージだけ看護師さんがして、緊急性なし、と判断されたら、後回しにされたりするみたいだけど……事故で骨折してたけど、友人の車で送ってもらったら、ERで5時間待たされたケースを知ってます――こういう医療体制の問題もあるのかな……

――っていうか、主治医〈ホームドクター〉持とうよ。ご近所のお医者さん。専門は何でもいい。日本のドクターは優秀だから、大抵何でも相談に乗ってくれるし。
ちょっと熱が出たくらいで、総合病院に行くのはやめましょう。
――みんな、そんなに病気になりたいのかね……ああいう大病院っていうのは、若いドクターが研修する場所。ホントの名医は紹介のない患者なんか診てくれません。
――挙句に、病院でMERSかなんか拾っちゃったりした日にゃ……

思い出すのは脳出血で運ばれた時のこと。担当は二十代の女医さんだった。ストレッチャーで移動中に血圧を測って……「あっらー、血圧は低いのね」とのたまわった。――血圧が低かったのは、身体が冷えきって寒かったからじゃないかと思う――体温は気にしなかったようだし。
その後――脳出血の場合、瞳孔に何か出るらしいのだが――色んな若い先生が代わる代わる来ては私の眼をのぞいていった……最初にそれに気づいたのは拾いに来た救急車の救命士さんですが……

ま、具合が悪くなったら、怖いし不安だし……大きな病院だったら安心、なんだろうけど……私はご近所の内科に行きますよ、とりあえず。そんなに待たないし……というか、ホントに具合悪けりゃ、待ってる間に意識無くすか、死ぬか……その時はその時だ、そういう時は大抵大きな病院でも助からない。と思って間違いないでしょう。

医療のこと書いたついでだけど、社会保障費が増加している――高齢化だからしかたがない――から、消費税を増税します。というのは、ちょっと本末転倒な気がする。
じゃあ、後十年か二十年して団塊の世代がゴソッと死んだら、減税するの? って話ですよ。 
私が社会保障が大切だ、というのは、富の再配分という視点から。我々が税金や保険料を払ってやりくりしているのは、安全・安心な暮らしのため、ですよね。……資本主義だけなら、それはそれでいいけど。貧乏人は病気になるな、病んだら死ね。ということになりますね――実際、アメリカの医療じゃそういうことになってる。
基本的に、民主主義も資本主義も、まだ完成されたシステムじゃない。共産主義みたいに、ある日、バッタリと崩壊するかもしれませんっ――ギリシャやジンバブエを対岸の火事、って、楽観してたら、分かりませんよ。だからといって、いまさら中世の封建主義には戻れないでしょ。だから、悪い所があるなら、修正しながらやっていくしかない。
――と、思っているんですよ。
日本の子供の貧困率は15%くらいで、先進国最低、って、どうなのよ。
安全保障よりも、軽減税率やってくれ。って感じ。――でも、これは次の選挙の目玉なんでしょうね……きっと。