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推定無罪

連続不審死事件で木嶋被告に死刑の判決が下りましたね。
私はこの事件――というか不審死というだけで、事件性そのものにも興味が有ったのですが――推定無罪の法則で、無罪になるかも、って思っておりました。
もしも木嶋被告がホントに無罪なら、悲劇でもあります。
刑事事件で、検察が不審死が他殺であることを証明して、なおかつそれが木嶋被告の犯行であることを証明するのは困難だと思っていたのです。
ここで、ちょっと視点を変えます。もしも、私が裁判員なら……
死刑の是非はともかく、有罪にしたでしょうね。なぜなら、もしもこのまま木嶋被告を無罪放免してしまったら、同じ犯罪(犯罪が有ったと仮定して)が繰り返される可能性が高いから。
ヒトはよほどのことが無い限り、成功法則からは抜けられない――ギャンブル中毒なんかがそうです――そうなったら、お亡くなりになった三人の方々に申し訳ないからです。
更に、同じような模倣犯も出てくるかも、です。
可能性のひとつとして、木嶋被告が、寒そうだったから、部屋を暖めようと思って練炭を置いた、と証言したらどうでしょうか。さらに被害者が一人だけだったら……
有罪になっても、過失致死……模倣犯が出る気配濃厚でございます。
ま、裁判官もこれが控訴できる一審だから死刑判決をしたのでしょうね。
でもまあ、世の中の価値観が激変している時代だからこその、判決。そして裁判員制度がちゃんと機能したと、個人的には感じております。
ま、いずれ犯行現場の周辺の監視カメラとか、木嶋被告の携帯の履歴とか、行動を証明できれば、曖昧な状況証拠を補強出来る日がくるのでしょうね。
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